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君へ  作者: 塔城 麗羅
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年の差

「君と出会った時

私の心には苦しいけど嬉しい

悲しいのに笑ってしまう

そんな恋心というものがめばえました。」




「あの頃の私は

あなたにとっては幼くて

大人ぶっていても

子供みたいで

きっとただの年下の女の子

そんなただの何の変哲もない感情で

いつか起こる変化の前兆に

気づいてもいなかったのでしょうね」




子供みたいな

小さい背の女の子が

あなたの後輩として高校に来て

まだまだまだと

未熟な眼差しで

年上のあなたに怯えながら

重い扉を開け放つ



「私は

あなたの奏でる音楽があったから

居場所を見つけられたんですよ

あなたの孤独が

私の孤独と重なって

あなたの孤独がなくなればと思ったんです」




心にきめた

あの時に

昔の男に別れを告げ

あなたのもとにかけよれたとき

女の子の心は

自分にかけられた魔法を

自分につけた鍵を

取り払ったのです



『好きです』

私はあなたにこの言葉を言いたくて

誰かのものになって欲しくなくて

あなたの隣は私がいいという欲求に

正直に答えた結果なんです



『先輩、好きです。』

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