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神と民  作者: 杞憂
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4、神捜索者の集い 前編

無意識に歩いていた。

気付けば、山奥に入り込んでしまった。

耳元に蚊が飛んでいて気分が下がる。

駅から歩き始めてもうニ時間がたった。

そろそろ見えてきてもおかしくはない。


このニ日で出来ることはした。

掲示板の更新は一時間も怠らなかったし、朝昼晩ニュースの記録も取った。

ここで情報の共有が出来るのは大きい。

他に神を探している者とも顔は合わせておきたい。

二日ではたいした成果にはならなかったが、。


そんなことを考えつつ歩いていると大きな交差点が見えてきた。

山奥でも交通の便はあるのだろうか、

隣に車も三台止まっている。

車から急ぐように人が出てきて走って行ってしまった。

それにつられて急ぐように歩く。

そうすると前方に、中央に小さな池があるどこにでもありそうな公園が見えてきた。

さっきの人も同じ目的だったようだ、

一足先に公園へと入っていった。


公園に入り、会館はどこかと周囲を見渡していると何やら眩しい光が飛んできた。

光の先は見てみるとどうやら公衆トイレのようだ。

どういうことかと不思議に思いながら少しずつ近づく。

トイレまで十数m程度になったところでようやく気が付いた。

あの光は神捜索者を誘導するためのものだったのか、確かに持ち物に青いスカーフと靴を履くようにと書いてあった。

だからあの公衆トイレは表半分はトイレだが、裏に続いており、裏半分が掃除用具入れやなんやらに見せかけている会議室になっているようだ。


人目につかないようにだろう、確かに公園のトイレならもし見られても不審な目で見られることは少ない、

よく考えられている。


だが、一つの不安が頭をよぎる。

この光は神信仰隊によるもので、掲示板の投稿に掛かった神捜索者を殺そうとしているのかもしれないという不安だ。

その可能性も捨てきれない。

もしそうだった場合はどうする、

その場合にはもう囲まれていると考えてよいだろう。

その時はその時、もう手遅れだ。


もう扉の前に立っている。

心を決めるしかないようだ。


中に入ると思いの外、騒がしかった。

防音設計になっているみたいだ、外には一切音が聞こえていなかった。

集まっている人数は現時点でも千人近く居そうだ。

まだこちらには誰も気付いていないからか全員自由感が溢れている、談笑しているほどだ。

本当にここは神を捜索している人間の集まりなのだろうか。

誰一人として緊迫感が感じられない。

もしかするとここは本当に神信仰隊のねぐらだったのかもしれない。


これは誤算だった、

せめて何か情報でも、、。

「私も神を信仰している者です

 是非とも仲間に入れてください。」


全員が一斉にこちらを向いた。


明日は投稿できないかもです

出来る限りやります!

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