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神降臨

作者: GONJI

創造者と言われる方々、それが職業であっても趣味であっても、突然閃くと言うことを経験された方もあると思います

気のせいかもしれないし、思い込みかもしれませんが、その本人にとっては一大事で、これを神降臨と表現されることも多いと思います


私のような音楽野郎の場合・・・

昨日、風呂に入っていた時に、突然このメロディが浮かんできて、これはすごい!と自分で感動して、きっと神降臨したなと感じたんだ

でも、風呂場だし録音する器材も持っていないので、一生懸命鼻歌を繰り返して歌って、風呂上がりに急いでスマホに録音してホッとしたんだ

翌日にワクワクしながら聴き返してみたら、大したことなかった・・・とか

録音できなかった時なんか、次の日にはすっかり忘れていた・・・とか

神降臨の錯覚だったこともよくあります

そう、そんな簡単に神様は降臨してくださらないのです


じゃあこちらからご挨拶にお伺いしよう!と、芸能の神様へお参りにいってみる

霊験あらたかな神様はどこに鎮座されておられるだろうと情報収集して参拝できて安堵するのはいいけれど、それでもう出来た気になってしまう勘違いもよくあります

一人暮らしでは自分で食事の用意をしないと待っているだけでは食べ物は出てきません

創作活動とはそれと同じことであり自分で支度をしないと何も出てこない

神様が降臨したくてもその降りていただける場所を用意しないと無理ですわね

失礼極まりない

神様にいつも気持ちよく降臨頂くために日々の修練があるわけです

さらに信じるものは救われると言うことを肝に銘じておかないといけません

それができないなら失礼なので参拝するべきではないのではないでしょうかね?

「信頼できる者」

人間同士でもこの関係が大切です

ましてや相手は神様なのです

すべてお見通しです

まあ、これぐらいええか・・・なんて思いはすべて見透かされています


こうなってくると生き方そのものを考え直さないといけない

信頼している方は「すべてお見通しである」

身の引き締まる思いになります

焼肉を食べるなら野菜もいっぱい食べないといけないよなぁ

その後の締めにラーメンなんてきっともってのほかやよねぇ

さらにその後に飲み直しに行くとかとんでもないことなんよねぇ

すべてがお見通しとなると罪悪感が頭をもたげてきます


神様に降臨いただこうと思うと中途半端な覚悟ではいけません

わかっちゃいるけどやめられない

では、失礼以外の何物でもない

神降臨は諦めるべきです


でも、実は神様はそれでも願いを叶えてあげようとしてくださっています

私の場合なら音楽野郎をずっと続けている限りはそうなんです

その一つ一つの奏でる音が実は神様からいただいた音なのです

しかし、せっかくいただいたその音を出しているのが私なので全てを表現できていないのです

神様からいただいた音を出すのに必要な要素を全て持ちあせていない

音楽野郎に限らず神降臨にふさわしい創造者になるための壁がここにあるのです


とてもとても高い壁です

てっぺんに着かないかもしれません

しかし、登っていかないことにはたどり着くはずもありません

焼肉を食べた後の締めにラーメンを食べてその後さらに呑み直しすることをしていても

この壁を登ることをやめない限り神様は与えてくださっています

まあ、まずは暴飲暴食で体を壊さないことが一番大切ですけどね


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― 新着の感想 ―
[良い点] サボった事を知っているのは自分です。 どこで手を抜いたか、どんな風に考えて行った事か。 それを知っているのも自分。それを恥じるのも自分。 信じる者が救われるのは、神に恥じないように頑張る…
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