525. 東の山の魔物
手始めに。オーリンの家に向かうことにしたイーアンとダビ。『彼なら何か知ってるかも』イーアンがそう言って、ダビを連れて行く空の上。
「あの。サグラガン工房、アーメルに挨拶したいから。私はアーメルの所で待っても良いですか」
振り返ってイーアンは笑顔で頷く。『勿論です』そうして、ダビはヴァルガーシの集落に降りた。『迎えに来ますからね』ダビも嬉しそうに手を振る。イーアンは一人、オーリンの家へ向かった。
「ダビ。良いお師匠さんが出来て、本当に良かったです」
イーアンは嬉しい。ダビが自発的に誰かのために動きたいと、そう思える人が増えること。ミンティンも分かっているように、ちょっと鈴のような声を出した。
「もう着くけれど。ミンティンは、この近辺に魔物の気配は感じますか」
気掛かりがあるイーアン。ちょっと龍にも聞いてみる。青い龍は首をゆらゆらした。龍の答えが出る前にいつもの山に到着し、イーアンは降りる。ミンティンに待っていてもらって、オーリンの家に向かった。腰袋の珠を見ても、最近は光もしない。
「上にいるのかしら」
斜面に動物の姿が見えない。オーリンのヤギたちは外じゃないのか。扉を叩くと暫くして返事があった。オーリンが出てきて、驚いたようにイーアンを見る。
「お。久しぶりって感じだな。どうした」
家の中に通してもらい、イーアンは、ダビと一緒に、魔物の退治に来たことを話す。オーリンに情報をもらいたいと言うと。
「魔物。って、サグラガンの親父の?」
「そう。何かご存知?」
オーリンはお茶を淹れてくれて、机に置く。黄色い目でイーアンを見て首を傾げた。『それな』言いにくそうに話し出したことは、イーアンも眉を寄せる内容。
「いない?そんな。だって申請があります。支部で申請の写しを見て」
「うん。そうなんだけどさ。でもいないような。魔物はこの辺にも出るけど、アーメルの親父を襲ったのは魔物じゃないかもな。その被害と似てることはあったけど。それ、アーメルの親父にも聞いた?」
イーアンはダビにしか聞いていないと言い、来る道すがらで『大きな獣のような魔物』と言われた事を教える。オーリンはお茶を飲んで考える。
「どう言ったら良いんだろうな。魔物の新手かもしれないから、断定は出来ないけど。君たちが知っているような魔物じゃない気がする。もし魔物でも。
被害は本当なんだけど。見た、って言う人の話しもあるんだけど。実際に探すといないんだよね。俺も探したけど、痕跡とか気配がない。俺が以前に戦った魔物は、少なからず気配はあったよ」
話を聞いて戸惑うイーアンは、この話をどう、ダビに伝えようかと言葉を探す。恐らくもう、ダビはアーメルに『魔物退治に来た』と話している。アーメルは喜んでいるだろう。
顔に手を添えて悩むイーアンに、オーリンは覗き込んで提案する。『一緒に行こうか』そっちのが良くないか、と。
「あの、オーリンも仕事がありますから。空にも行くでしょうし。弓の進み具合を確認したいとは思っていましたが、支部のこうした仕事まで手伝わせる気はないです」
オーリンは優しく笑って、イーアンの肩に手を置く。『良いよ、弓は順調だし。手伝うってほどでもない』一緒に回るだけでもねと立ち上がった。
イーアンも立ち上がらせて、工房へ連れて行く。弓の製作途中の作品を見せて『これとこれ、こっちもだな。魔物の材料だ』そう言って弓を手渡した。
「もう幾つか作ってみて、それで良さそうなら仲間に手伝ってもらうよ。その前に矢が出来ると思うから、それはまた届ける」
弓は凄かった。どれもこれも、毒々しい色を帯びているのに邪悪な感じはない。オーリンが作るからなのか、紫色の鱗のついた弓の本体は堂々として、美しかった。
模様のように見えるのは、箇所に合わせて、別の魔物の材料を使ったからだという。威圧感が凄くて、握った感じも力強い。弦も魔物の腸を使っている分、矢も合わせるかもと、オーリンは話していた。
オーリンの仕事ぶりは確認できたので、イーアンはお礼を言って弓を返す。この後、オーリンは上着を羽織って自分の弓を持ち、腰袋に幾つかの石を入れた。
「君が作ってくれた弓が。俺の弓になっただろ?調子良いよ。ずっとこれからも使うよ」
オーリンはニコッと笑って、イーアンの頭をぽんぽん叩く。表に出て、二人でミンティンのいる場所まで歩く間、オーリンはイーアンとまた空に行きたいと話した。
「一緒に行こうよ。一人で行っても良いんだけど。行った?」
イーアンは最近行ったことをちょっと話し、いろんなことがあったから、ゆっくり話したい・・・と、頷いた。
「ん・・・そうか。俺も話したいことがある。もし、俺が誰かと結婚するってなったら驚く?」
「いえ。お相手が見つかって何よりです。おめでとうございます」
急な結婚報告に、イーアンはちょっと目を丸くしたものの、すぐに微笑んで喜びを伝えた。きっと空で、相性の良い龍の民の女性が見つかったのだ。オーリンの孤独な時間を終わりにし、これから幸せに生きてほしいと思う。
そんなイーアンの反応に。オーリンは唖然としていた。『それだけ?』ようやく声にしたのが聞き返しで、イーアンはなぜか分からなかった。
龍のいる場所に着いたので、イーアンはミンティンに跨る。オーリンもガルホブラフを呼んで、跨った。それからイーアンを振り返って、じっと黄色い瞳を向ける。『何でしょうか』黙るオーリンに訊ねると。
「俺が。結婚するんだよ?驚かないの?相手が見つかって何より、って」
「龍の民の方でしょう。オーリンの本当の仲間が相手なら、それは何よりです」
「おい、イーアン。そりゃないだろ」
「はい?」
イーアンが困る。魔物退治に行くんですよと言いたいが、結婚話で引っ張られているので蔑ろにもできない。イラついたようにオーリンが大きな溜め息をついて、突然龍を降りた。『オーリン?』何で、と聞こうとして、寄ってきたオーリンにイーアンは引き摺り下ろされた。
「何ですか。魔物を」
「止めろよ。ちょっとは」
オーリンはイーアンをぎゅっと抱き締める。『何で止めないんだよ。俺が結婚するって、そんなどうでも良いのかよ』真顔の弓職人に、イーアンは困る。どうするとこういう感覚になるのか。
「オーリン。どうでも良いなんて思っていません。素晴らしいことだと思って」
「違うってば。そんなこと言わなくて良い。誰と、とか。どうして、とか。何で聞かないんだよ」
「あのですね。あなたは私の兄弟のようで、お兄さんみたいに思っています。その人が選んだ相手なら、私がどうこう言うこともないでしょう」
怒ったようなオーリンは首を振る。ぎゅーっと抱き締めて(※イーアン、おえって言う)『兄弟じゃないだろ、何でだよ』ぎゅうぎゅう抱き締めて、別の答えを無理やり言わせたがった。
「お。オーリン、もうちょっと。力を緩めて。突然、結婚の話しを聞きましたが、この魔物退治に行く時に詳しく伺う内容ではありません。戻ってきてから」
イーアンが咳き込みながらそう言うと、オーリンもちょっと理解したようで、腕を解いて『うん、じゃ。分かった、後で』ケロッと変わって結婚話終わり。
苦しかったイーアンはよろよろとミンティンによじ登り、ガルホブラフに乗ったオーリンに頷いて『はい。では行きましょう』とサグラガンへ向かった。
集落へ向かう短い間で思う。オーリンはきっと。空で、結婚の話が出たのだろうと。
もしかすると、彼は親に会ったのかも知れないし、その時に紹介されたとか、案内してもらった誰かとか、そんなふうに出逢った女性と即、恋に落ちたのかも。
それは燃え上がるの早そうな龍の系統なので、ありそうな展開だけど。結婚前提になっちゃって、不安になってる感じだろうか。誰かに止めてもらって、結婚する前にもう一度考えたいとか。
・・・・・そりゃそうだな、と思う。空に行ったのが一週間も前ではない。数日間で大興奮して、気が付いたら、結婚話まで漕ぎ着けてたとなれば(※相手もその気と仮定)。冷静になって『どうしよう』となるかも。オーリンはその状態なんでは、とイーアンは一人納得した。
集落に着いて、イーアンが龍を降りてオーリンを見ると、オーリンは寂しそうにこっちを見ている。イーアン困って苦笑い。『後で』一言告げて、サグラガン工房にダビを迎えに行った。
アーメルと一緒に出てきたダビは、嬉しそうだった。アーメルもニコニコしていて、イーアンは挨拶してから、ダビと一緒に龍に乗った。見送る老職人に手を振り、ダビは満足そうに小さく息を吐く。
「喜んでます。私が来たことも、魔物を退治する気だって言ったことも」
ホントに子供みたいに思ってくれてて、とダビは言うので、イーアンは言いにくい。『ダビ。その、オーリンにも付いて来てもらいましたが』後ろのダビに声をかけ、オーリンを見ると、横に並ぶオーリンもこっちを見て黙っている。
「魔物ですが。見えないみたいなのです」
「え。魔物の体が?でもアーメルは姿を見ていますよ。今も確認しました」
どういうことか分からないダビは、とにかくアーメルが入った山まで行こう、とイーアンに言う。イーアンもそれはそうしようとなり、3人は被害のあった場所まで動いた。
サグラガンの工房から奥へ向かって、鉱山の近く。だが、その鉱山よりも左に入り、道のない山を進むと、アーメルがよく材料を取っていた斜面に出るという。
「上から見ている分には。普通の山ですよね」
龍で上から見下ろすダビがぼそっと言う。『隠れるところとか、なさそうなのに。大きいみたいだし』うーん・・・唸るダビも何か変だと思った様子。
「降りるか。斜面の下に木が少ない場所が見える。ミンティンもあそこなら降りれるだろう」
オーリンに指差された場所へ向かい、ガルホブラフとミンティンに待っていてもらうことにし、3人は山の斜面の下に立つ。見上げる斜面は急で、こんな場所まで老人が来たのかと思うと、それも不安を覚える。
「彼はこんな場所に一人で。よく怪我をして、この距離を戻られました」
イーアンは急斜面を見て眉を寄せる。『大変だったでしょうね』ダビを見ると、ダビも根雪の残る場所に目を向けて頷く。『雪。ここは寒いから、まだ結構残ってますね。足跡ないかな』ダビの言葉に、オーリンとイーアンは周囲を見た。オーリンは雪の塊をちょっと踏みつける。
「最近降ってなかったから、雪が硬いままだろうな。踏めばほら、しっかり残るよ。魔物がいれば残ってるかもな」
3人は斜面も含め、動ける範囲を歩き回る。足跡に気をつけながら、時々上を見たりして、周囲の変化を記憶する。午前の日差しが入る場所と入らない場所があり、木漏れ日も根雪の反射も、光が疎らに散る。
「イーアン。その上着。分かりにくいですね」
ダビがイーアンのボロ上着に目を留める。『町で見るとギラつくだけでしたけど』目が変になりそう、と言われた。
「ああ、そうか。ダビは北東、行きませんでしたものね。この魔物、ピンク色だったのですけれど、森では分からなかったのです。森に入った魔物を追いかけて、ドルドレンが見失いそうになったって」
「そうだな。時々イーアンの姿が見えなくな」
あ。3人で目を見合わせる。皆で上着を見つめてから、お互いの目をもう一度。『紛れてる』『保護色』『樹皮?』足跡がない、気配がない、姿が見えない。その理由は。
「歩いていないかも。木から木へ。もしくは上とか」
「あの、アーメルが。枝打ってたら、突然、後ろから突き飛ばされたって。振り返ったらそこにいて、大きいサルみたいだとか。それで走って逃げたら、いなくなったと」
イーアンはオーリンを見る。『弓で。やってみるか?』黄色い目が光る。イーアンは、跳弾を使おうと提案する。ダビはオーリンの武器を知らないので、軽く説明して矢ではないことを教えた。
「ただ。跳弾だとオーリンに返ってきた場合が危険。鎧もないし」
ダビは跳ね返る石の角度を幾らか計算し、オーリンに射掛ける場所を示して試してもらった。『良いですか。あの5本先の木。斜めに張り出してるじゃないですか。あれの幹と枝の付け根に向けて』オーリンが構えて弦をはじく。ドッと音がして石はめり込んだ。
「強過ぎるな。跳ねない」
「いえ、角度です。大丈夫」
ダビがもう一度角度を指定し、細かい指示でオーリンが弦をはじくと、ガガッと音がして、石が向かいの幹に跳ね、その先の木にも当たって落ちた。ニヤッと笑ったオーリン。『良いぞ。コツは分かった』それからはオーリンが狙いを定めて、幾らかの角度を指定された状態で跳弾を繰り返す。
何十回と場所を変え、繰り返して昼近くまでこれを続けていた。『いないのかな』ダビが呟く。結構歩いたな、と振り返った。
オーリンは諦めない。小石を拾ってまた、弦をはじいた。その時、当たって先へ飛んだ石が、角度を変えてこっちへ飛んだのを見たイーアンは、ざっと剣を抜いて、オーリンの前に出す。ガンッと剣に当たった石は、はじかれ落ちた。
「来ましたよ」
抜いた剣をそのままに、イーアンの声の前、大きな膜のある体が浮かんで降りた。『おいおい』オーリンも目を丸くする。ダビも剣を抜いて『これか』とその姿を見つめた。
「私は。ミンティンがいないと、ただのおばさんですから。後はお任せします」
イーアンはそう言うと、ダビの後ろに下がる。ダビはビビってイーアンを見た。イーアンはうん、と頷く。『私。ミンティン、サマサマなので』ごめん、と謝られた。
「イーアンは空中戦だから。俺とダビだな。イイトコ見せようぜ、諦めて」
笑うオーリンは魔物相手に即行、攻撃をかける。連続で石を放って、ぐわっと広がった腕を打つ。腕は怯んで一瞬引いたが、飛び上がられて真上から襲ってきた。
「ダビ、斬れ」
その声でダビが剣をビュッと振るう。間合いに入った魔物の足をかすったが、魔物はそのままダビに襲い掛かる。『うおっ』剣で腕と足に張った膜をダビが切り裂く。ダビの顔のすぐ側に、長い牙のあるサルのような顔が向いた。
「わあああっ」
ダビが急いで戻す手で剣を顔の前に引き、魔物は剣を噛んだ。オーリンはどこを打てばダビに当たらないのか悩んで手が出せない。膜の広がる手足に被さられて、ダビがすっかり包まれている。
「オーリン、背中を!魔物の背中」
イーアンに言われて、背骨と見える場所に石を打ち込む。魔物の体が撥ね、一瞬膜が上がった。仰向けに倒されたダビが、食いつかれそうな魔物の口から、剣で自分の顔を守っているのが見えた。
「もっと、オーリン、もっと背中を」
狙いは確実なオーリン。連続で背中の表面を滑るように石を放つ。ガンガン放って、石は魔物の背中を抉って飛ぶ。吼える魔物が体を起こし、ダビをやめてオーリンに飛んだ。オーリンがぐっと頭に狙いをつけて石を打つ。頭を仰け反らせた魔物が一瞬、ぐらっと止まった。
イーアンも急いでオーリンの前に入って、魔物の両足に剣を振るった。両膝が斬れてずれる。ぐわっと襲い掛かる魔物の体を、イーアンはオーリンを突き飛ばして、剣で一気に下から斜め上に切り裂いた。
切り分けられた魔物の体が、声を絞り出しながら雪の上に落ちる。分断された魔物の体の動きはすぐ止まり、腰をついたオーリンと、上半身を起こしたダビ、肩で息をするイーアンは、それぞれを見た。
「け、怪我。大丈夫ですか」
ダビは?とイーアンが訊く。ダビは頷いて『怪我なし』と返答。オーリンは?イーアンが振り向くと『君に突き飛ばされて、腰を打ったくらい』と答えた。イーアンは笑って、オーリンの腕を引っ張って立たせた。
「雪だから。痛くないでしょ」 「それなりに衝撃はあるよ。雪だけど」
笑うオーリンに、イーアンも凭れかかって笑う。『いつも意地悪なんだから』凭れるイーアンの頭をぽんぽんしながら、オーリンも笑って『仕上げを取られた』でも有難う、と答えた。
ダビ。疎外感。この二人も、何だかくっ付いてる気がする。
イーアンは皆の奥さんか。何だ、この仲良し加減。何これ。魔物倒したばっかなのに。全然深刻さがない・・・・・ アハハハとか言ってるよ。
ダビの目が据わっている(※変わらない)のを気にもせず。イーアンは笑い終わって『じゃ証拠で』と言うと、倒した魔物の首を剣で、ばすっと斬り落とした。笑っていた顔のまま、止まったオーリン、目を丸くする。
ダビは思った。そうそう、この人解体するんだ。って、弓職人は知らないのか(※自分は経験済みの誇らしさ)。ちらっと見て、その驚いた顔を見ながらちょっとほくそ笑む。
イーアンは切り落とした首をそこに置いて、剣をしまう。剣の柄からナイフを出して、魔物の体の皮を剥ぎにかかった。『変な形に斬っちゃったからな~』独り言を呟きながら、とりあえずこれでいいか~と。めりめりむきむき、皮を剥いで、それも丸める。
「あと。どうしましょうね。内臓は使えるところもない様子だし。膜もこれじゃ使えません。皮と頭でこれは終えましょう」
その辺の枝をナイフで切り落とし、頭に突き刺す(※オーリン、ガン見)。『さて。一頭は終えました。これを東に持ち帰って、証拠で見せましょう』イーアンが振り向いてダビに言う。ダビは作り笑顔で頷いた。
「いて良かったです。姿がないとなると、また苦戦する相手かと思いました。でもこういうことだったのですね」
龍のいる場所へ歩きながら、イーアンは、魔物の首の刺さった枝と、丸めた皮を戦利品に持って、感想を言う。ダビも同意して『確認できない理由、何だか分かる気がした』と答えた。
「もしかするとまだ。何頭かいるかもですね。皆、樹上だったら分かんないですよ、下見るもの。普通」
「オーリンもね。いないかもって。いても違う形じゃないかと話していたのです。だけど、これを持って行けば、アミスも狙いが付けやすいでしょう」
「東の支部、何度も見に来たらしいです。だけど、見つけられなかったとかで。報告で詳しいこと伝えます」
それが良いねとイーアンとダビは話しながら歩いた。
オーリンは、イーアンの手に持った、首付き枝を見ながら、あれこれ困惑していた。彼女は本当に何とも思わないんだと、その抵抗のなさに驚く。
そして思う。やっぱり、イーアンと一緒に動く方が面白いなと。空で結婚しても良いかも知れないが。相手の女性は好きだし、最後までいっちゃったし(※お手つき)。断ったら嫌われるんだろうなーと思いつつ。
3人は龍に乗って、一度アーメルに報告に行き(←ダビが倒したことにして)老職人は大喜びしていた。それからダビがアーメルにお別れして『また来る』と告げ、昼も過ぎた頃、東の支部へ向かう。オーリンはちょっと考えて、イーアンの工房に行くことにし同行した。
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