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魔物資源活用機構  作者: Ichen
交わる世界の片鱗
1004/2954

1004. 夕べのお祝い ~総長の一周年

 

「何で。わざわざ、馬車の料理の香辛料を急に。

 ここまでの旅で、タタナラの香辛料買っていないのだ・・・イーアンが頼んだのかな」


 ドルドレンは、イーアンが自分のために思い出して、買い物食材に入れてくれたのかなと思う。

 さっきの雰囲気だと忙しそうだったけれど、ちょっと話がてら。香辛料のことを聞きにいこうと思い、立ち上がるが。『総長。休んでましょう』即行、止められた。



 止めたバイラに向き直り、ドルドレンは訝しそうに『何でなのだ』と問いかけ、じーっと見つめる。すごい不自然。


「さきほど。総長がタムズと話している間。彼らが急ぎで作業していることを知りました。次の町で売るものを作っているようなので」


「次の町。売るもの」


「だと思います。何日も前から作っていたし、私が後ろに下がった時、次の町までの日数を訊いていましたから」


 ふーん。そうなの、と頷くドルドレン。でも。ミレイオの態度は納得行かない。ミレイオも、フォラヴも、いつもと違う。それは何なの、とバイラに訊くと、彼は(※自然体で)首を傾げる。


「ミレイオも、作業途中で気持ちが急いでいるんでしょう。早く夕食を作って、早く作業したいとか。

 フォラヴに関してはよく分かりませんが、龍で一緒に出かけた際『ザッカリアに渡す』とかで、母国へ贈る荷物の中身を購入していましたから、それではないですか」


 総長は、真面目なバイラの『さくっ』とした説明に、全く疑いもない。言われてみると、何だかそんな気がしてくる(※洗脳)。


 そうなのか・・・頷き始めて『じゃあ、大人しくしてよう』と、もう一度座った(※素直)。バイラ、一安心。


 特にすることがないバイラなので、()()()()()総長の相手をして過ごす(※気になると、すぐに立とうとするから)。

『引止め役』は何気に大変だなと分かったが、これで役に立てるなら。バイラは、総長の好きそうな話(←イーアン話)をして、他の人に気が向かないようにと、頑張った。



 こうして過ごした時間は、約1時間強。


 木陰に座った二人にかかる影は伸び、岩壁沿いの殆どが、夕方の陽射しの影になった頃。バイラは総長が、どれだけイーアンが好きなのか。本当によく、理解するまでに至る(※質問すると答えが長い)。


 バイラ相手に、奥さんの話を延々と聞いてもらえるドルドレンは、いつしかご機嫌で『それでね』と終わらない愛妻の惚気を語り続けていた。


「ホントに、大好きなんですね」


「当然だ。たまらないくらい好きだから、時々死ぬんじゃないかと思う」


 ハハハと笑うバイラは、首を振って『死んではダメですよ』と注意し、それだけ想える相手に出会えて羨ましい、と伝えた。

 そんな一言を聞いて、ドルドレンは灰色の瞳をバイラに向ける。正直そうな笑顔が、少し寂しげに見えた。


「バイラ。余計かも知れないが。護衛の仕事も、旅ばかりだっただろう。誰かを側に置いたことは」


「ないです。そんな職業じゃないし、仮に誰かと付き合わせてもらっても・・・その人に、辛い思いをさせると分かっています。帰れませんから」


 そうだろうなと思うものの。ドルドレンは『警護団に入ってからは』ともう少し訊ねる。バイラはちょっとだけ間を置いて『交際まではないかな』と、地面に視線を落として呟く。



「大切にしようと思いましたけれど。警護団も、護衛業と似たようなものなんですよね。思っただけで、形にはなりませんでした。


 女性は。皆がそうではないでしょうけれど・・・細かく愛情を伝えないと。伝え過ぎても、受けとれない心境の時もあるみたいだし。そうかと言って、放っておけば『寂しさが募る』と、離れていくし。

 俺は時間をまとめて使って。その方が良いと思うんですけれど。


 女性からすれば、毎日なんですよね。毎日とか、日を空けずに、こまめな愛情の確認の方が大切と言うか。毎日、会う。毎日、何かで繋がる。毎日じゃないなら、一週間の決まった日。でも守れないんですよ、仕事も仕事だし。こっちも人間だから、疲れもあるしで。


 宿舎は単身用で、そこに人は呼べません。自分が会いに行くしか出来ませんが、仕事は出張で地域内を動くから、毎朝毎晩、決まった時間に帰宅することもないという」



「そうか・・・それでは、誰とも一緒に」


「必然的にそうなりますね。町で女性と、短い時間を楽しむ仲間は多かったけれど。俺はそこまでしたくないというか」


 また。バイラが自分を『私』から、『俺』と呼んだこと。ドルドレンは彼の本音の時、こうなんだろうなと思う。ちょっと、惚気が過ぎたかなと(※今更)頭を掻いて、イーアンの話ばかりしたことを謝った。


「ああ、いいえ。全然、そんなこと気にしないで下さい。私は、幸せな人を見るのは好きなんです」


「バイラは本当に良い人なのだ。だからきっと。うーむ・・・今もこうして、俺たちが引っ張り回していると思うと、こんなことを言うのも、無責任な気もするが。

 だが必ず、バイラを大切に慕う相手に巡り会えるだろう。俺はそう思う」


 ニコッと笑うバイラは『総長に言ってもらうと、縁起が良い』とお礼を言う。ドルドレンも微笑んで『絶対にこれから幸せになる』大丈夫だ、と頷いた。



「そろそろ夕食よ~」


 二人が話しにのめり込んだところで、ミレイオが皆に声をかける。

 振り向けば、焚き火の側にはイーアンもいて、知らない間に、ミレイオと一緒に料理していたらしかった。目を向けたドルドレンは、座ってこっちを見ているイーアンと目が合う。


 ニッコリ笑うイーアンに、ドルドレンも笑顔で頷く、その様子を。横で見ていたバイラは『羨ましい』と、また笑って呟いた。ドルドレンも笑う。


「俺は彼女がいれば。どんな場所でもどんな場面でも、生きていけると思うのだ」


「そうでしょうね。イーアンも同じことを言うのでしょう」


 呼ばれたからと、ようやく腰を上げた二人は、思いがけずゆっくり話せた時間(※引き止め)にすっかり和んで、焚き火の側へ移動した。


「ドルドレン。ここへ座って下さい」


「うん。イーアン、さっきね。訊こうと思ったことがある」


 イーアンに横を示されて、彼女の横に座りながら、ドルドレンは()()()のことを訊ねる。バイラはお役目解放なので、馬車を下りてきたフォラヴとザッカリアに話しかけられ、そちらへ。


 香辛料の話をされたイーアンは、伴侶に向けて両手を少し広げ『このくらいの袋を買えました』とすぐに教える。


「久しぶりに思い出しました」


「最初は使っていたよな。家にあったのを積んだから」


 そう、と頷いて『あっという間になくなっちゃったから、オーリンに探してもらった』探し回ったようですと、イーアンは答える。

 フツーに香辛料の話をするので、ドルドレンも『そうなのか』と微笑を返す。特に、疑問なし。イーアンが俺のために、わざわざ(※探したのはオーリン)と思うと、嬉しいばかり。


「有難う。今日の料理は?早速使った?」


「はい。ちょっと待っていらして。皆が揃いましたらね」


 ニコーッと笑うイーアン。可愛いなぁと思うドルドレンは、イーアンの頭に腕を伸ばして引き寄せると、頭にキスをして『俺は幸せ者だな』と囁いた。鳶色の瞳が見上げて『私もですよ』と微笑む。


「はい、はい。いちゃつくの、そこまでよ。食事にしましょ」


 ミレイオが割って入って、笑うドルドレンに『美味しいわよ』と声をかける。うん、と嬉しそうに頷く黒髪の騎士。ミレイオは、鍋の蓋を開け、イーアンに皿を取ってもらって料理を付け始める。


 その香りが漂うと、ドルドレンは懐かしさに心が温かくなった。『総長』湯気立つ鍋の料理を掬い出すところで、料理を見る前にフォラヴが呼ぶ。


「総長。これを」


「ん。んん?何、これ」


 深い細身の容器を渡されて、総長はその中身に目を凝らす。気がつけば、妖精の騎士も他の者も、同じような容器を持っている様子。爽やかな微笑で部下が言うには『お酒です』。


「何だ?何で、いきなり酒を飲む。許可していないぞ」


「今日だけです。ザッカリアはもう、果汁を飲んでいますよ」


 え、と顔を向ければ、子供はごくごく、瓶を片手に、果汁を飲んで喜んでいる。

『フォラヴ。これは』ドルドレンは、自己主張の控え目なはずの騎士に、目を戻して理由を訊ねるが、微笑みは一層優しくなるだけ。


「何なのだ。俺が許可を」


「私が許可しました」


 何だと?余計に分からなくなるドルドレン。腰を浮かせて部下を見つめる。涼しい笑顔で言い切られたまま、黙っていられるわけもなく。

 ちょっと待て!と抗議しようとしたら、イーアンが腕に触れた。


「イーアン!俺は総長だ。この旅の責任者でもあるのに」


「そうです。でも、時には良いと思いますよ。ずっと気を張っていますから」


「パヴェルの家で、酒は飲んだだろう。あれから1週間程度だ。そんな四六時中」


「ドルドレン。ほれ、これお持ち」


 喚く総長に、ミレイオが皿を押し付ける。片手に酒、片手に料理の皿。

 何が何だか分からないドルドレンは、ミレイオの笑みと皆の笑顔の理由に眉を寄せるが、ミレイオに『それ、イーアン作ったのよ』と言われて、ハッとする。


 皿に盛られた料理は、自分が作らない種類の、馬車の料理。

 『あ。これ』子供の頃に食べてはいたけれど。ドルドレンが作れない種類なので、イーアンをさっと見ると、彼女も笑顔を向けていた。


「支部を出た後、新居(うち)に遊びに来た、ベルとハイルに教えてもらいました。彼らが『ドルドレンに、旅に出たら作ってやって』と(※703話)」


「 ・・・・・ベルとハイルが。イーアンは、それを覚えていて」


「ほら。座って頂戴。いつまでそうしているの」


 ぼんやりと感動の波を感じ始めたドルドレンに、あっさり断ち切るミレイオ。

 さっさと座って、と肩を押され、イーアンと二人で並んで座る。料理の皿に目を戻し、ドルドレンはこみ上げる嬉しさに胸が熱い。


「もう良いわね。はい、じゃあね。誰?シャンガマック?フォラヴ?」


「俺が」


 ミレイオに促された騎士二人の内、褐色の騎士が立ち上がる。料理の皿を横に置いて、酒の容器を持った手を、総長に向けて前に出す。

 この展開を、不思議そうに見つめるドルドレンに、シャンガマックは微笑んだ。


「あなたが。俺たちを守り続けた年月は長い。だけど、死に物狂いでハイザンジェルを駆けずり回り、騎士全員、国民全員の命を、その人生を守ろうと動いた、()()()()()()からの月日の方が・・・ずっと大きく重い」


「シャンガマック」


「俺の総長。フォラヴの総長。ザッカリアの総長。イーアンの総長。職人の皆さんが協力した総長。この外の地では、バイラの新たな総長。

 ドルドレン・ダヴァート総長の一年に、今、感謝と敬慕を改めて捧げます」


 灰色の瞳がまん丸になる。横でイーアンがミレイオにちょんちょん(つつ)かれて『カンパイって』やってあげな、と囁かれたのが聞こえ、ドルドレンはすぐにイーアンを見た。


 その視線を受けたイーアンも立ち上がって、座るドルドレンにニコーッと笑うと『大切なあなたの、常に真剣に走り抜けた、直向なこの一年に』そう言って、酒を持った手を掲げる。


「乾杯しましょう!お祝いですよ」


「イーアン・・・・・ 」


「はい!ではね、『乾杯」って!お酒を高く持ち上げて、一緒に言って下さい。言ったら飲み干します。ドルドレンに乾杯ですよ!」


「乾杯!」 「乾杯!!」 「総長に乾杯!」 「ドルドレンに乾杯!」


 全員が、ドルドレンに向けて突き出した酒の腕は、夕方の空に掲げられ、乾杯の言葉と笑顔と共に、驚いている総長に捧げられる。

 乾杯の言葉が、全員の口から飛び出た後。イーアンはもう一度、唖然としている伴侶の容器に軽く、酒の容器を当てると『ドルドレンに乾杯です』と微笑んだ。


「俺。俺は」


「ドルドレンも『乾杯』って言って下さい。教えましたでしょう、度々しか言わないけれど」


「か。か。かん。か・・・乾。杯・・・乾杯」


 ぐすっと涙をこぼすドルドレン。灰色の宝石に涙が溢れて、声にならない。

 料理を持つ片手が震えて、一度、膝の上に皿を置くと、ドルドレンはぐすぐす鼻をすすりながら、空いた手で顔を拭って、酒を飲む。


「俺は。俺にこんな」


「総長、ギアッチだよ」


 涙で睫も濡れて、鼻水も垂れてくる顔を上げると、レモン色の透き通った瞳を向ける子供が微笑んでいる。その手には連絡珠があり『代わってって』と手渡された。


『総長?おめでとうございます』


『ギアッチ・・・俺は朝、お前にそう言ってもらって』


『ちょっと待ってね。練習したから大丈夫だと思うんですけど』


 練習?頭の中に響くギアッチの言葉に、ドルドレンは『何か練習が』と聞き返すと。


『ドルドレンか?ドルドレン。これで良いのか?』


『ポドリック』


『おお、不思議だ。本当に頭に声が聞こえる!お前だな?ドルドレン。ポドリックだよ。総長になって一年だな』


 ドルドレンは、止まりかけた涙が一気に溢れる。『ポド・・・リック』元気か、と答えると、頭の中で笑っているような、懐かしい彼の声がする。


『お前こそ、元気か。こっちは魔物も終わったから、ヒマだぞ。お前の家の草むしりも出来るくらいだ』


『あり。ありが、有難う』


『何だ、泣いてるのか。お前はイーアンが来てから涙もろくなって。どうだ、イーアンは。シャンガマックたちは?元気でやってるのか』


 うん、と頷くドルドレンの手から、震えて落ちそうな酒の容器をザッカリアが持ってあげる。

 涙をぽたぽた落とす総長を見つめ、微笑んで皆を振り向くと、皆も笑顔を向けて酒を注ぎ足し、彼の様子を見守っている。


『ちょっと待ってろよ、ほら。頭ん中で話すんだぞ』


『おい。これで聞こえるのか?ドルドレン』


『う。うう、クローハルか。クローハル・・・お前が懐かしいなんて』


『何て言い方だ!変なもんだな、頭の中だと丸聞こえじゃないか。元気かよ』


『う~~~・・・もう。涙が止まらん。元気だ、お前は』


『俺?お前に気にしてもらうこともないよ。有給で町に行って、女と遊ぶ時間があり過ぎるな』


 クローハルらしい返事に、泣き顔で笑うドルドレン。『遊ぶ為に有給とは』全く、と返すと向こうで笑っている。


『お前がいないからな。好き放題だ。うるさくないし、することもないし。イーアンたちは』


『元気だ。どんどん強くなる。会いたくなるな』


『バカ言うな。出かけてまだ1ヶ月だろう・・・ああ、待ってろ。ちょっと待てよ、ドルドレン。代わる』


 次は誰だろう、と涙を拭きながら待つドルドレン。耳に入った声がすぐに分かる。『ブラスケッドか』


『ドルドレン、そっち暑いだろう。大丈夫か。ちゃんと食事摂ってるか?』


『大丈夫だ。ブラスケッドも元気そうで・・・俺が今。どれだけ嬉しいか』


『お前たちが出てから、暇なもんだ。ダビが昨日来て、ダビも、お前やイーアンの話をしていたよ。お前が総長になって、もう一年くらいだなって話していたんだ。上手く通じるもんだな』


 ハハハと笑うような片目の騎士の声がする。ドルドレンはお礼を言って『まだまだ、始まったばかりだけど』と繋いだ。


『魔物を倒して。使えるものを送る度に、皆が無事かと気になるのだ』


『無事だよ。コーニスは数日前から、家に戻っているから代われないが、パドリックとヨドクスには代わるか』


 そう言うと、ブラスケッドは旅の無事を挨拶にし、弓部隊長のパドリック、馬車隊のヨドクスに代わり、ドルドレンは彼らとも短い会話を交わした。


 結局、ヨドクスの次に、スウィーニーやトゥートリクス、無言が多いアティクとも代わって話し、ロゼールの番になったところで『イーアンに代わって』と言われた。


 ドルドレンは笑いながらイーアンに代わってやり、イーアンも苦笑いで珠を受け取ると『すみません』と伴侶に謝ってから、ロゼールとちょっとやり取りして(※主にお菓子の話)珠を返す。


 戻った珠を握った時、再びギアッチの声が響く。


『総長。大変なこともあると思います。でも、いつもあなたの部下は、あなたを信じているんだ。それを絶対に忘れないで下さいよ』


『ギアッチ。素晴らしく嬉しい時間だった。素晴らしい祝いを有難う。忘れるものか、常に想っている』


『うん、じゃあね。体を大事にして下さい。仲間の皆さんにも宜しくね』



 ギアッチとの通信を終え――

 ドルドレンは、自分を見つめたまま、酒を持っていてくれたザッカリアに微笑まれる。珠を返して『有難う』と彼に言うと、ザッカリアは座っている総長に背を屈め、その額にキスをした。


 驚いたドルドレンに、ザッカリアは『俺のお父さんだ。総長は2番目のお父さん。一年、おめでとう』と笑った。


 ドルドレン、再び泣く。ザッカリアを片腕に抱き締めて『本当に有難う』と何度も伝え、静かに待っていてくれた皆に顔を向けると、涙でボロボロの笑顔を贈る。


「こんなに。してもらって。俺は。俺は本当に恵まれている」


「あんたがイイコだからよ。さ、挨拶すんだんでしょ?食べようよ」


 ミレイオが優しい笑顔を向けて、ドルドレンと皆に食べるように促す。


 うんうん、頷きながら、ドルドレンもしゃくり上げて料理を食べる。

『美味しい』おいしいよ~・・・イーアンに涙を流しながら感想を言うと、イーアンは笑って食べさせてくれた(※今日くらい良いかなって)。



 感動と至福に包まれる、総長ドルドレン。夕暮れ時の涼しくなった風が吹く。

 美味しい懐かしい、育ちの料理を食べさせてもらいながら、優しい仲間との会話、用意された祝いのお酒に、ひたすら感謝した時間。

お読み頂き有難うございます。

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