ウニづくしよくばりセット
むかしむかし、あるところにオスのウニとメスのウニがいました。
オスウニは山へ柴刈りに、メスウニは川へ洗濯に行きました。
メスウニが川で洗濯していると、どんぶらこっこどんぶらこと、川上から大きなウニが流れてきました。
メスウニはそのウニを家に持ち帰りました。
ウニを食べようと割ったところ、桃の中から元気なウニが飛び出しました。
子どもがいなかったオスウニ、メスウニ大変喜んで、ウニから生まれたウニにウニオと名付け、大事に育てました。
大きく成長したウニオは、ウニヶ島へウニ退治に行くことになりました。
メスウニが作ってくれたウニを腰にぶらさげウニヶ島へと出発しましたが、道中、小さいウニ、ウニ、大きいウニが順番に現れ、ウニを欲しがります。
ウニオは、ウニヶ島へ同行することを条件に、ウニを分け与えます。
小さいウニ、ウニ、大きいウニの3匹はウニオの家来となり船でウニヶ島へと向かいます。
ウニヶ島ではウニたちが酒盛りの真っ最中で、奇襲を仕掛けたウニオと3匹のウニは大勝利、ウニが悪行を重ねて集めたウニを一行は調理し、ウニ料理ウニづくしにしてウニ同士ウニを囲んでのウニの宴を繰り広げました。
めでたし めでたし




