死
やっとこの話で本章に入れるかもです。
黒い竜が、金の竜に言葉を発してから少しの沈黙が流れていた・・・
「あぁ、そうだな…お前がこの村を出て行ってからお前とは出会わなかった。」
「出て行った⁉︎」
あの竜もこの村に住んでいたのかと○○は頭が混乱した。
だが、どちらの竜も○○の言葉に興味を持たない。
「そりゃあ、そうだろ!!この村に至って面白くもなんもない。俺ら神が見守ってたとしても、こいつらクズは祈りや貢ぎ物もしねぇ。むしろ邪魔者扱いだ。」
「だから、俺がこいつらにプレゼントを贈ってやったのさ。」
なっ、あいつがあの病を俺らに。○○は黒い竜を鋭い眼差しで殺気を帯びた出せながら睨んだ。
「へっ、いい顔で睨むねぇ〜」
「俺はお前みたいなやつは好きだぜ」
黒い竜は○○の殺気にすぐ気付くも、ヘラヘラと笑っている。
「誰がっ!お前なんかに好まれて嬉しいものか!僕はお前を死んでも許さない‼︎」
「あひゃひゃひゃひゃ」
「死んでも許さないだ〜〜〜?雑魚が俺様に何言ってんだ。殺すぞ?」
黒い竜は笑っていたが、突然怒りの顔になり殺気を○○に浴びせる。
「ぐっ⁉︎⁉︎身体が動かない・・・」
○○は神の殺気を始めて浴び身体が震え出し動くことはできない。むしろ、黒い竜をまともに見れなかなった。
ガタガタ震える身体は呼吸を粗くさせる。
「はぁ、はぁ、はぁ」
自分の身体じゃないみたいだ。重い。逃げ出したい。精神的におかしくなりそうになった時、金の竜が○○の前に手を差し伸べた。
「やめろ」
金の竜は冷静な声で黒い竜に伝えた。
「へぇー、そんな奴までかばうんだ。お前は・・・」
黒い竜は馬鹿にするような口調で喋る。
「結局は、お前は神としてみんなに崇められたいだけだろ!」
「別に、なんとも思ってはいないさ。ただ、神として生まれた者として使命を果たしてるだけだ。」
その言葉に黒の竜がキレた。
「前から前から、思ってたんだけど。お前のそういうところ俺まじ嫌いだわ。ウザいったらありゃあしねぇ。」
すると、突然○○の服が引っ張られた。
当然○○には周りを機にする余裕はなく、気にもしなかった。
だが、〇〇はもっと早く気づかなければならなかった
そう、気づかなければならなかったのだ。
また、○○の服はもう一度服を強めに引っ張られる。そして、声も一緒に…
「おい、○○アレはなんだ」
その声に、○○はすぐさま振り向く。
振り向いた先には、村長が何が起こっているのかわからないような顔をしながらこちらに様子を伺ってきた。
「えっ⁉︎⁉︎」
○○は、気づかなかった。金の竜が見えてなかったから、村のみんなは大丈夫だと過信していたのだ。
辺りを見渡すと、村のみんなが、暗い竜を見つめている。
そう、逃げずに見つめているのだ。
「僕は村長に問うた。村長、冷静に答えてください。村長にはアレが見えるんですか!?あの黒い竜が見えるんですか!?。」
村長はゆっくり頷く。ビクビクと身体を震わせながら。
「あぁ・・見える。・・見えている・・
村のみんなもだ・・・」
すると、金の竜はその言葉を聞いていたのか叫んだ!
「お前は姿を消してないのか!?」
次も見てくださると嬉しいです!