厄災
読んでくれる皆様に、私のイメージが伝わるとうれしいです。
金の竜である神は、手のひらの中にどす黒い邪気を集めて1つの黒い玉にした。
金の竜は手のひらを光らせながら、その黒い塊を静かに見つめている。
「あれがこの村を苦しめていたものなのか…」
○○は金の竜を見つめながらそう呟いた。
○○は歯を食いしばった。
「あんなものが、あんなものがっ、俺らを苦しめていたっていうのか。」
○○は悔しそうに暴言を吐き出す。
そして、金の竜を見つめていたら、金の竜がその黒い塊を北の方角へ勢いよく投げ出した。
「なっ」
○○は驚いた。あんなものを他の場所に投げていいのか?消滅できるならした方が良かったんじゃないかと思ったからだ。
てっきり、あれは金の竜の神が消滅してくれるものだと思っていた。
シューーー
金の竜が○○の前に降りてきた。
「これで、この村はもう大丈夫だ」
威厳のある言葉が逆に安心させる。
だが、○○は気になっていた。
「あの邪気は、投げてよかったのか?」
心配するように金の竜を見つめながら問う。
「心配ない。あの邪気が他の村に厄災を起こすことはない。ただ少し気になることがあったのでな。」
「気になること?」
そう俺が聴いた瞬間。
身体がゾクっと震えた。そして、ばっと振り向く。
遠く見える先黒い空が出現していた。雷も起こっている。
「な、なんだ」
「……やはり、あいつだったのか」
バチバチバチバチバチバチ、ピカッ、ドォーーーーーン
そして、僕らの目の前に大きな稲妻が落ちた。
そのすごさに僕は目を閉じだ。そして、目を開くとそこには黒い竜が一匹・・・
○○は驚いた。その黒い竜の姿は、どう見ても金の竜である神と同じ姿をしていたから。
○○は口をこぼす。
「・・双竜」
神である、金の竜は黒い竜を見つめている。
お互いに、睨んでいたのも一瞬だけで、黒い竜が先に言葉を発した。
また、時間を作り書いていきますので、待っていてください。