救い 後半
神様って普通の人間に見えないんですか!?
「当たり前だ。なぜ好きでもない人間どもに姿を見せなあかんのだ」
神である金の竜と、○○は言い争っていた。
「なら、なぜ俺には見えるんですか!?」
なぜ俺には見えるのかわからない○○は神であるものに聞いた。
「それは、知らん。今までこの村に行き続けていたがこの村にはわしの存在を観れるものは1人たりともおらんかった。だが、お主が村を救いたいという気持ちがわしとお前を引き合わせた可能性もある。」
神は、長々と言葉を話した。
○○は驚いていた。確かにあの山を登ったのは初めてじゃねぇ。小さい頃に何度か登ったことがあるが出会わなかった。俺がそう願ったから・・・。
村長は心配そうに見つめている。
○○は大丈夫と村長に安堵を見せるかのような笑顔を見せた。
「みんな!。実はもう神様である金の竜はこの地に立っておられる。みんなには見えないが俺に見えているんだ。心配しないでくれ。」
見えなくても関係ないと、治ればいいんだと思い。神様に言葉をかけた。
「神様、この村をどうか救ってくれ!」
金の竜はニヤリと笑みを作り空へと羽ばたいた。
「邪悪なる悪の気を空気を生命よ。この世に光あれ。」
その言葉を発した金の竜ら全身が輝き出し、光の粉を地上にへと撒き散らした。
その光は、村の人にも見えるようで、皆騒ぎ出し始めた。
「光だ!金の粉だ!」
そして、けが人たちの身体にその光が当たると身体全身を包み込み輝きを発し始めた。
眠っていた人たちや病を持っている人たちもその光に触れた瞬間、輝き始め体の中にあった闇の邪気が空へと浮かび上がっていった。○○は妹のところに駆け寄っていた。大丈夫か、まい。すぐに良くなる。
「う、うぅ、、う・・・」
舞の身体からも邪気が出ていった。いつの間にか、舞は疲れたように眠りについていた。
「すぅーすぅー」
○○は妹の舞の頭を撫でゆっくりとその場をたった。
みたところ、疫病だった人も安眠に入っておりなんとかこの村は救えたみたいだと考えた。
上を見上げた。上にはこの村の元凶とでも言える、どす黒い気がもやもやと集まっていた。
「これが、邪気・・・」
○○は見つめる。邪気と金の竜を、、、、
あの邪気をどうするのだろうか、、、。