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早く慣れようぜ、俺

久しぶりの投稿ですが読もうとしてくれてありがとうございます。次の話からはなるべく早く出したいと思います。

俺はアルトリアス王国を見て回った。武器屋や宿屋、ギルドを見て回った.

そしてたくさん情報も手に入った。特にギルドでは。



~ギルドでのこと~

「初めまして、ここは、アルテミス。アルトリアス王国唯一のギルドです。今日はどういった要件ですか?冒険者登録でしょうか?」


「いえ、私はただの旅の者でして。寄ってみただけです」


俺はこれまで会社などで鍛えてきた営業スマイルで答えた。


「そ、そうですか。分かりました 何かありましたら来てください。私が対応しますので」


受付の人は、照れたように言った。可愛いなこの人。 早速だけど......はい、あります。


「......なら、一ついいですか?」


「はい?なんでしょうか?」


勇気出して言うぞ。聞かなくてはならない。大事なことだからな!


「なぜ、犬のコスプレしてるんですか?」


受付の犬耳の女性が、何を言ってるの?って顔で俺を見ている

いや、俺なんか悪いこと言ったか?最初に見た時から気になってしょうがなかったことだし。

あ、でも受付の人はコスプレする義務があるのだろうか。それなら納得するんだけどな。


「……え? 犬? コスプレ? 何のことでしょうか?」


うん?犬も知らないのか、コスプレも知らないようだ。義務でやってるわけじゃないか、趣味でやってるのだろうか、しかしどう言ったものか。そのまま聞いてみるか。


「あなたは、なぜ耳と尻尾を身に着けているんですか?」


少しの沈黙の後、女性が言った。


「はい? 何を言ってるんですか? 私は獣人ですよ?耳も尻尾もあるに決まってるじゃないですか。」


獣人?......あ、そうだった。ここは異世界だ。魔物も居るんだしこういう種族もいるのは当然か。

びっくりしすぎて、忘れてた。早く慣れないとな、変な人に思われる。

初対面の人なら第一印象で結構決まるからな。

とゆうことはだ、獣人が居るならエルフとかゴブリンとかも居る可能性もあるな。


「どうしました?考え込んでいるように見えますが?」


「すいません、私。田舎者で獣人見るの初めてなんです。だから、びっくりしてしまいまして」


「あ、そうなんですか。なら仕方ないですね。さっきのこと怒るのはやめにします。」


「え、怒ってたんですか? す、すみません。」


「それはいきなり、なんで耳と尻尾身に着けてるんですか?なんて言われたら獣人なら怒ったりもしますよ!」


これは、悪いことしたな。第一印象はあまり好くない感じになってしまったな。次からは気を付けよう。

......しかし、この人怒ってる顔も可愛いな。ポニテで、控えめな胸だけど体のラインがエロい。

うん、素晴らしい。

おっと、情報収集、情報収集。まだ、抜け切れてないな昔の自分が早く直さなくては。


「それは悪いことしました、すみません。あの、寄ってみただけと言いましたが聞きたいことがあるんですがいいですか?ここでは、後ろの人に迷惑になるんで他の場所で話したいんですが。」


俺は後ろに並んでいる冒険者らしき男達を向いて言った。


「......え、あ、そ、そうですね!ならこちらに来てください。 すいません!こっちお願いします!」


はーい、という声がして別の受付の人が来た。この人も獣人だった。

俺は獣人多いなと思いつつ彼女の後を追った。

後ろから男達の殺気ともいえる視線を背中に浴びたが俺は無視した。

......はぁ、後で絶対絡まれるな。


俺は、奥のテーブルで話を聞いてもらうことになった。


「ここにしましょうか、ではあなたの聞きたいこととは何ですか?」


「ええ、私が聞きたいのは……。」



俺は色々この世界のことを聞いた。凄い情報も手に入った、早く宿に戻って情報を整理しよう。先に宿を決めといて良かった。


「ありがとうございました。助かりました、最初にも言いましたが何分田舎者で知らないことが多いものでしたから」


「いえ、困ってる人はほっとけないもので、役に立ったのなら良かったです

......それ...カッコイ...イですし」


最後はよく聞き取れなかったがまあいいだろう。しかし、人気があるのだろうな、しっかりした女性に見える。今も男達から視線を浴びてるからな......はやく、どっかいけ。

それと、受付の時もそうだったけど、話して確信した。......この人ドジだ。

所々抜けてる感じがした。ギャップ萌えってやつなのだろう。今の俺にとってはどうでもいいことだが。


「ええ、助かりました。では、私はこれで。」


俺はそう言ってこの場を後にしようとしたが、後ろから声を掛けられた。


「あのもし良かったら、お名前を教えてくれませんか。......あ、私の名前はアンナって言います。」


うん、やっぱりドジっ子属性あるな。

......名前かできれば教えたくないがどうするか。まあ名前くらいはいいか。


「私の名前はアルトって言います。では、また。アンナさん。」


俺はそう言って、早歩きで宿に向かった。変な輩に特に、さっきの男達に絡まれても面倒だしな。


次から悠人改めアルトと名乗ることになります、よろしくお願いします。

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