出発
最近特に本当に物語になっているか不安になってきました(泣)
出来れば評価なりしていただけるとどう思ってくれているか分かるので
暇だからしょうがないやってやるかみたいな感じでやってほしいです(笑)
(アルト様か、報告が遅れてすまない少し面倒なことになりそうだ)
(面倒とはなんだ、何があった?もしかして誰かに見られたのか?)
(いや、それはないが。調べているうちに獣人国が裏で魔王国の幹部の一人と接触していることが分かった。一国が一人の悪魔と関係を持っていることは魔王国の者ですら知る者はいないだろう、その幹部は用心深く誰にも情報を漏らさないようにしていたんだろうな)
(それは本当か?それで、一体どんな内容だ?その幹部って奴は何者だ)
(内容については、直接会って話した方が良いだろう。それで幹部の名前だが名前はアルキメデスと言う、魔王が勇者に倒されてから魔王国にも複数派閥が生まれてきてその中の一つの派閥のリーダーだ。どうやら時期魔王の座を狙っているようだ、今の魔王国での魔王候補ナンバーワンらしい。俺が護衛していたヴリトラもアルキメデスの配下の者だったからな少しだけ知っている)
(......そうか、ご苦労。直ぐにでも直接報告を聞きたいがそうもいかない、もう少しで獣人国に国王からの使いが向かう。食料と人員の補充を頼むのが目的だ、使いだからなすぐ分かるだろうそいつを監視し情報を手に入れろ、接触はするな殺すのもだめだ生かして気配を悟らせずに情報を盗み聞いてこい。獣人国が悪魔と繋がっているのならこの件を利用させてもらおう)
(は!、承った。アルト様。必ず良い情報を手に入れてこよう)
俺はその言葉を聞き通信を切った。
さて、新たな問題が浮上したな。まさか獣人国が悪魔と繋がっているとはね、そのアルキメデスと言う悪魔も運が悪いな、獣人国は情報の統制がなっていないようだ。となると今の獣人国は国としての価値はないな。精々俺に利用される国に堕ちてもらうとしようか。
あの後俺は、ジェイクとエイミーを呼び出し一通りが少ない場所に向かった。
「アルト様、私をこんな所に呼び出して一体何をするつもりなの?出来れば私はベットでやりたかったな~」
ジェイクはまだ来てないようだが、まあいいか。
「何を勘違いしてるかは予想着くがお前が思っているような事じゃない。話を聞かれるのは困るからな。」
「なあんだ残念♥それで一体どんなようなの?」
「ああ、お前が殺した魔術師が見つかり勇者が動いた。だが犯人は特定できていないようだからな今の所心配はないが念には念だ、お前には少しの間ここに留まってもらう。留まっている間国民を男女問わず何人か殺していってほしい。俺らが国を出て死者が出なくなったら疑わられるからな」
「そんな~アルト様と離れるのは嫌よ~それに女性にはサキュバスの魅了は効かないのよ?どう殺せばいいのよ......じょ、冗談よ。言ってみただけよ、だからその武器おろしてください......」
「......確かに今の所はお前の要求には答えられんが少しの間だけ我慢しろ、そしたら傍に置いてやるお前には期待してるからな。それで殺す件だがお前達サキュバスは男を魅了するんだろ?なら操ることも可能なはずだ、その男を使ってやればいい。」
「確かに魅了して操ることが出来るわ、凄いわねアルト様はそんな事も知ってるなんてさすが私の主様だわ♥必ず期待に応えて見せるわ。それで少しの間ってどのくらいなのかしら?」
「それは俺が連絡する、俺の連絡があるまで自分の首を絞めない程度に殺して回れ。ただしこの国には俺が利用するに値する人間も居る。殺してはならない人間はこの後来るであろう俺の配下から聞け」
俺とエイミーはジェイクを待った、少したってジェイクが指定した場所に来た。
「遅くなり申し訳ございませんアルト様......ところでそちらの女性は誰なのですか?」
「こいつはエイミーだ最近俺の配下に加わった悪魔だ」
「よろしくね、私はエイミーよ少しの間世話になるわ」
「あ、悪魔ですか!?大丈夫なのですか?悪魔を配下に加えて」
「大丈夫だ、俺が決めた。こいつはなかなか役に立つ、それとジェイク魔術師が死亡した事件は聞いているな?」
「ええ、どうやら犯人は捕まっていないようです…もしかしてアルト様が?」
「ああ、ジェイクその通りだ。俺がエイミーに命令し襲わせた。それでこれから俺は獣人国に向かう少し間エイミーにここに残り何人か国民を殺して回ってもらう予定だ。だからお前には殺してはいけない人間をエイミーに教えてやって欲しい」
「か、畏まりました。まさかこの事件がアルト様によって行われていたなんて知りませんでした。私に言って頂ければ同じ魔術師ですので近くに居ましたから殺せましたのに」
「確かにそれも考えたがお前では足がつく、エイミーの魅了の力でやった方が効率がいいと判断した。それに驚いたなお前みたいな善良な人間がこの話を聞いても怒りもしないとわな」
「それは怒りませんよ、アルト様のすることです配下は黙って従うものでしょう。それに私は善良な人間ではありません、既に何人もの人間をこの手で殺しているのですから」
やはりお前は使えるな、殺すのに躊躇している人間を配下にしても足元をすくわれるだけだ。やらなければ誰かにやられる、それを分かっていなければ俺のこれから行うことにとっては障害にしかならないからな。
「ジェイクと言ったわね、貴方もなかなかいい男ね。まあでもアルト様が一番だけど♥アルト様の期待に応えるために手伝ってもらうわよ」
「ええ、しっかりエイミーさんのサポートしますよ失敗したら私にも責任が生じますのでね」
「話は終わりだ各自しっかり命令を果たせ、これから忙しくなるだろう。お前達には期待している」
「「全てはアルト様の為に」」
俺は二人と別れ馬車を借りるために門の近くに向かった。
その後俺は門の所につき馬車を借りて集合場所に向かった、馬車はしっかりと金を払い借りられた、こんな状態だ少し金を多めに出せば食いついてくる。弱みにつけこむのも戦略の一種だ。
暫くして、ミランダとカナンがやってきた。
「アルト様行くのですね!......それでエイミーさんの姿が見えないようですが?」
「エイミーは少しここに残ってもらう事にした、暫くしたらあっちで合流する」
「大丈夫なの?エイミー、強そうに見えない、ちゃんと会えるの?」
「それは気にするなジェイクに護衛してもらう予定だ。安全に合流できるだろうさ」
「そう、じゃあ、行こう」
「ジェイクさんが居るなら安心ですね......やった」
今やったって言わなかったか?こいつ。ミランダはどうやら俺に主以上の感情を持っているようだ、まあ確証はないけど最近のミランダの様子を見れば感づかない男は居ないだろうって態度をしていたからな
......まあ最近気づいたんだけどないわゆる鈍感ってやつだったのか俺は?
はぁどうしたもんかな。まあミランダがどう思っていても俺は変わらないからいいけど、それが今後の障害にならないかそこが一番の問題だよな......。
俺達は馬車に乗りアルトリアス王国を出発した。勿論馬に乗るのは馬車を借りた所から拝借した人間だ。




