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魔術協会

かなり投稿するのが遅れてしまいすみません、なるべく早く投稿できるようにしていきたいと思います。

「何者だ!何時からここに居た!?今までジェイクしかいなかったはずです」


「お前に話す必要はない、だって死ぬ奴に何を言っても無駄だろう?」


「大きく出ましたね、ここでは魔術は使えないことを知っての発言ですか?」


「ふ、俺は魔術なんて使えないんでね関係ないな。」


「魔術も使えないで、私に歯向かうとは愚かな行為ですね。いいでしょう、まずはあなたから殺してあげましょう!」


「がたがたうるさい、〈拘束〉・体、口」


俺はドミニクの体と口を拘束し動けなくした。これで静かになるな。


「う、うんんんん!!!!」


よし、まずこいつは置いといてジェイクだなまずは。どうするか、普通に俺が殺してもいいがなそれでは面白くない......よし、これでいくか。


「なあ、ジェイク。顔上げろ、お前が俺に真に忠義を尽くすなら俺が解決してやろう。どうする?お前が決めろ」


「......はい、もう、私には何もありませんので私のすべてをアルト様に捧げます。いかようにもお使いください。永遠に忠誠を尽くします。」


「ふふ、分かった。それでは、これからドレイクの舞台を二人で見ようじゃないか。」


「アルト様、出来れば私はこの手で奴を殺したいのです、私にやらせてください。」


「まあ、待て早まるな。最後にお前が殺せるようにはさせてやるが、まずこいつに魔術協会で暴れてもらう」


「......はい、分かりました。でも、どうやって他の魔術師を殺させるんですか?」


「ほう、反論すると思ったが案外簡単に受け入れるんだな。それに他の魔術師が死ぬというのに何も思わないのか?」


「......構いません、それに入口に居た男達のようにドレイクに協力した者や見て見ぬ振りをした連中です。そうでなきゃこんな事起こるはずがありません。そんな腐った連中は死んで当然です。」


「そうだな、所詮人間なんてそんなもんだ、有利な方に付きたがる。自分が大事だからな、そしてすぐ裏切る。自分には関係ないと言わんばかりに見て見ぬ振りをする、大抵はそんなもんだからな。よし、なら早速始めるとしよう」


俺はドレイクに近づいていき、力を使った。


「ここに居る俺とジェイク以外の魔術協会の人間を殺せ。お前の敵だ、お前の命を奪おうとする人間だ。お前にとって邪魔な敵はどうする?〈拘束解除〉」


「殺す。」


「そう、ならお前の敵を殺せ、それがお前のやるべきことだ」


「やるべきこと、敵、殺す」


そう言ってドレイクは訓練場を出ていった。すぐ男達の悲鳴が響いた。

ここでは、魔術はドレイクしか使えない一方的な殺戮になるかな。


「......アルト様、あなた様一体?」


「俺はアルトだよ、それ以上でもそれ以下でもない。ただの旅人で冒険者だ。」



すぐに俺は力を使い姿を認識できないようにしてドレイクの舞台を見てジェイクには隠れて見てもらう事にした。

ドレイクはこの魔術協会に結界を張り一人も出られないようにしていて逃げることは不可能だ。まあジェイクに聞いたところ、それほど高度な結界ではないようで位の高い魔術師なら破壊することは簡単らしい。まあ今は魔術が使えないからどっちにしろ無理だということだ。逃げ道もなく戦う為の魔術も使えないただの人間になった魔術師達は、何も抵抗できずにドレイクに殺され続け残り数人となった。

さて、そろそろジェイクの出番だな。


(さあ、舞台も終了間際だ。最後の演出をジェイクに任せるとしよう。俺が渡した短剣を使え予備の短剣だから気にすることはない)


(はい、ありがとうございます。私の手で終わらせてきます。)


ジェイクは短剣を握りしめドレイクが後ろを向いているすきに心臓の所に一突きした。


「カハ!!」


「これで、終わりです。あっちで皆に謝ってきてください、いずれ私もそっちに行きますが絶対にあなたを許さない。先に行って待っていろ」


ドレイクは血を流し倒れた、これで舞台は終了だ。劇的な終わり方ではないが、これで良いだろう。そこは気にするところではないからな、ジェイクが殺すのが大事だ。

ほう、結局生き残った魔術師は3人だけか、さてどうするか。まあ一つしかないけどな。


「ジェイクよくやった、だが憎しみは忘れろ、もうすでに殺したことで終わった。今後は俺のために尽くせ。」


「はい、アルト様。すべてはあなた様の為に」


「さて、〈拘束〉・体、口。 これで君達は逃げられないし魔術も唱えられない。さて残念だが君達にはここで死んでもらう事になる」


「うんんんんんんんんん!!!!」


「なんて言ってるか察しは付くが残念だ、この事態を引き起こしたのは君達魔術師、全員の責任だ。責任は取るものだろう?」


「うんん!!うんんんん!!」


「ジェイク、やれ。」


「......はい、分かりました。ドレイクが死んで禁術が解けて魔術が使えるようになりましたし、せめて苦しまずやらせていただきます」


「サンダー」


ジェイクは魔法陣を展開し呪文を唱えた。三人の魔術師は一瞬で黒焦げになった。


「......さてジェイク。国の奴等に報告をしてこい、ドレイクが乱心して魔術師を殺していったとな」


「はい、ですがどう説明すればいいでしょうか?ドレイクがこうなった経緯を知りたがるはずです。」


「それは、禁術を発動させた副作用だろうとでも言っておけば大丈夫だろう。禁術なのだから何が起こるか分からないものだろう?」


「そうですね、そう報告しておきます」


「頼んだぞ、後は任せる。報告が終わり次第俺に連絡してくれ、俺は先にここを出る。」


俺は力を使い姿を消して魔術協会を出た。


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