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ファイアーマン   作者: 未来 進
第1章 ダークマン編
99/107

第99話 悲劇再び

絶対絶命になっていたサムライキングは

ゾルディックによってさらに窮地に陥ってしまう……


それはあの日の出来事に似ていたのだった……


「まだだ……っっ!!!」


サムライキングがそう言うと

すぐさま右手に持っていた

刀を地面に突き刺して



刀で自分の体重を支えながら

なんとか立ち上がった



「二人まとめて葬ってやる……っっ!!!」



阿修羅(あしゅら)極炎(ごくえん)()り…っっっ!!!」




ザンッッッッ…❗




ゾルディックがそう言うと

持っていた4本の刀で

サムライキングに斬りかかった



「くっっっ……!!」



サムライキングは娘を守ろうと

目一杯両手を平行に伸ばした



ゾルディックの渾身の一撃が

サムライキングに命中した




ザンッッッザンッッッザンッッッザンッッッ……




ザシュュュュ……ッッッ❗




「うわぁぁぁーーーーーーーーー……っっ!!!」




ゾルディックの4本の刀から

繰り出される攻撃は無惨にも

サムライキングの体を

斬り刻んでいった



上半身の服はズタズタに切り裂かれ

上半身は生身の肉体だけが

傷だらけの状態になったのだ



その瞬間……❗



攻撃を受けたサムライキングは

後方へと飛ばされていった




ヒュュュューーーーーーーーーン……




ダーーーーーーーン……❗




後方へと飛ばされた

サムライキングはゾルディックが

いた所から300メートルほど



離れた所の地面に

激しく打ちつけられた




ガラン、ガラン、ガラン……ッッッ❗



サムライキングが右手に

持っていた刀が後方へと

飛ばされてしまった事で



サムライキングの目の前の

地面に転げ落ちたのだ



「うっっっっ……!!」



うつ伏せで倒れ込むサムライキング

その様子を見ていた娘の涼子が




「パパァァァーーーーーーーーー……ッッッ!!!」



大声でサムライキングを呼んだのだ



「りょ……涼子……っっ!!」



サムライキングは右手を

涼子がいる方向に伸ばして

小さな声でそう答えたのだ



「パパァァ……逃げてぇぇーーーーーーー……っっ!!



今度は私がパパを守ってみせる……っっ!!!」



「りょ……涼子……っっ!!」



座りながらサムライキングを

呼びかけていた涼子がそう言うと



立ち上がってゾルディックがいる

方へ向かっていった



「この俺様を倒す気か……っっ!?



ヒャアーーーーーーー…ヒャアッッッヒャアッッッヒャアッッッ…ッッッ!!!」



涼子はゾルディックの目の前に立つとこう言い始めた



「そうよ……っっ!!

あんたなんか……私一人で……っっ!!!」




ペシッッッ……❗




ゾルディックに

平手打ちをする涼子



「……!!!」



その様子を見て

驚くサムライキング



平手打ちをされたゾルディックは

涼子によって首を右側に向けられてしまう




クイッッッッ……




正面にいる涼子の方へ

向き直すゾルディック



「そうか……それほど……



死にたいかぁぁーーーーーーーーー……っっ!!!」



怒りを顕にするゾルディック




ビクッッッッ……❗




「……!!!」



突然、怒り出すゾルディックを

見て一瞬にして恐怖に陥る涼子



「や…やばい……っっ!!



うっっっ……!!」




スクッッッッ……❗




痛みを堪えながらなんとか

起き上がるサムライキング



「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……っっ!!」



息切れするサムライキング



「パパァァ……ッッッ!!



今のうちよ……っっ!!」



サムライキングの方を向き

大声で話始めた



「早く逃げてぇぇーーーーーーーーー……っっ!!!



パパだけでも逃げて…っっ!!!」



その言葉を隣で聞いていた

ゾルディックが話始めた



「また、逃げるつもりか……!?



ヒャアーーーーーーー……

ヒャアッッッヒャアッッッヒャアッッッ…ッッッ!!!」



「今度は娘を置いて逃げるのか……!?



やはり、きさまは俺様には勝てんのだ……っっ!!!」




「私の事はいいの……っっ!!



さぁ……早く……っっ!!!」



「涼子……っっ!!」



サムライキングは22年前に

起きたあの出来事を思いだしていた



「ぐっっっ……!!」



同じ状況にたたされている事に気づき

動揺して体が固まってしまったサムライキング



「娘が死ぬ所をよく見ておくのだな……っっ!!」



「死ねぇぇぇーーーーーーーーー……っっ!!!」



ザァァァン……❗



「きゃあぁぁーーーーーーーーー……っっ!!!」



ゾルディックがそう言うと

持っていた刀を涼子に

向けて降り下ろした

その時……❗



「間に合え……っっっ!!!」




ヒュュュン……❗




サムライキングは左側の腰に

つけてあった鞘をゾルディックに

向けて投げたのだ



その瞬間……




ガンッッッッ……❗




ゾルディックの刀とぶつかって

ゾルディックの攻撃を防いだのだ



しかし、ぶつかった事により

周辺に衝撃波が起こり、涼子は

隣の民家に衝突してしまう



「きゃあぁぁ……っっっ!!!」




ドーーーーーン……ッッッ❗




民家に衝突して気を失う涼子




「涼子ぉぉぉーーーーーーーーー…っっ!!!」



娘の名前を叫ぶサムライキング



果たして、涼子の運命はいかに……!?



そして

サムライキングvsゾルディックの

最後の闘いが始まろうとしていた……



第100話へ続く……


読者の皆様、こんにちは(^^)


いつも「ファイアーマン」を

読んで頂き、


そして、楽しみに更新を

待って頂いてありがとうございます!


次回サムライキングvsゾルディックの

最終決戦が始まる……❗



皆様、次回の更新も

お楽しみにお待ち下さい!



またブックマーク登録、評価、感想等


この作品が気になった方、好きになられた

読者の皆様いらっしゃいましたら

よろしくお願いいたしますq(^-^q)

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