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ファイアーマン   作者: 未来 進
第1章 ダークマン編
95/107

第95話 未来のために

ゾルディックの復讐が着々と

実行に移され源五郎達だけになってしまい

絶対絶命になる源五郎達


しかし、大五郎は息子を

守るためある行動に出るのだった…


ゾルディックが門下生達を

次々と倒していき



残るは源五郎達だけに

なってしまっていた



そこで源五郎の父、大五郎が

源五郎に澤村家の未来を

託そうとしたのだ




大五郎はゾルディックの目の前に

立ちはだかっていた




ゾルディック

「………!!!」




スタスタスタスタ…




ピトッッッッッ…❗




ゾルディックは大五郎を

目の前にすると急に動きを

止めて立ち止まった




グッッッッッ…




するとゾルディックは大五郎達を

見つめると口を開き、こう話かけた





ゾルディック

「どうやら…



この屋敷にいるのも

きさまらだけのようだな…っっ!?」



ゾルディックがそう話すと笑い始めたのだ




ゾルディック

「ヒャアーーーーーーー

ヒャッッッヒャッッッヒャッッッ…ッッッ!!!」




ゾルディック

「もはや…逃げられんぞ…っっ!!



きさまらはここで死ぬのだ…っっ!!!



そして、ここでこの澤村一族は滅び…



侍共は永遠に死に絶えるのだ…っっ!!!」




クワッッッッッ…❗




グッッッと睨めつけるように

話すゾルディック




大五郎

「いや…死なん…っっ!!



澤村家は今日、

この日から生まれ変わる…っっ!!!



よりたくましく…より気高い…




侍として…っっっ!!!」




バンッッッッッ…❗




逆にゾルディックを

睨めつけるように

言い放ったのだ




源五郎…

お前にはいつも厳しく叱って

ばかりでごめんなぁ…



俺は不器用で最後まで

何もお前に対してやれなかった…



だが…父として最後に

やれる事がある…っっ!!!



それは…



大五郎はそう思い立つと

源五郎にこう言い放った




大五郎

「源五郎…っっ!!!



今だ…っっ!!



ゆけぇぇーーーーー…っっ!!!



澤村家の未来のために…っっっ!!!」




源五郎

(サムライキング)

「父さん…っっ!!」




ごくり…っっっ❗




張りつめた空気に

唾を飲む源五郎




ぎゅゅゅ…っっっ❗




源五郎の両手には大五郎に

渡された刀をしっかりと

抱き抱えるように持っていた



源五郎が大五郎を見たまま

すぐに動けずにいると

ゾルディックが襲いかかってきた




ヒュューーーーーーーン…





ゾルディック

「ここから1人として

逃さんわぁぁーーーーーーーーー…っっ!!!」




源五郎めがけて

襲いかかるゾルディック




ビクッッッッッ…❗




ゾルディックを見て怯える源五郎




ゾルディック

「死ねぇぇぇーーーーーーーーー…っっっ!!!」



ゾルディックは4つの手に

持っていた4本の刀で

源五郎に斬りかかったのだ




ザァァァァァン…ッッッ❗




もうだめだ…



俺は…今日死ぬ…



ごめんな…母さん…父さん…



サッッッッッ…




死を覚悟して目をつぶった

その瞬間…❗




ガキィィィーーーーーーーーー…ッッッ❗




刀と刀が激しくぶつかりあった…



そうあの男が源五郎の前に

立ちはだかっていたのだ




ゾルディック

「きさまぁぁーーーーー…っっ!!!」



目の前にきた者に驚くゾルディック



ゾルディック

「それほど死にたければ…



きさまから殺してくれるわぁぁーーーーーーー…っっ!!!」




ガキィィィーーーーーーーン…❗




ゾルディックとつばぜり合いを

行い、源五郎を助けたのは

父、大五郎であった




大五郎

「澤村家の未来を潰させてなるものか…っっ!!!」




大五郎

「行けーーーーーーー…っっ!!



源五郎…っっ!!



今のうちだ…っっっ!!!



……さぁ…っっ!!!」




大五郎は源五郎の

退路を確保するため

身を呈してゾルディックに挑んでいったのだ



源五郎

(サムライキング)

「……父さん……



すまない……っっ!!」




クルッッッッッ…❗




ポタ…ポタ…ポタポタポタ…




源五郎はすぐさま後ろを

振り向くと大粒の涙を流しながら

屋敷を逃げるように出ていった




ダダダダダダダダ……




いったか……



それでよい……



それで……




大五郎はゾルディックと

つばぜり合いを行いながら

息子の後ろ姿を見つめていた




その瞬間……❗




大五郎に隙が出来た事に気づいた

ゾルディックが力任せに

攻撃を繰り出した




ゾルディック

「ぬらあぁぁーーーーーーー…っっっ!!!」




ザァァァァァァァン…ッッッ❗




大五郎

「ぐはぁぁーーーーーーー…っっ!!!」




まともにゾルディックの

攻撃を食らう大五郎



ダンッッッ…❗




片膝を着いて下を向く大五郎




シャキッッッッ…




刀を大五郎の首に近づけた

ゾルディック



ゾルディック

「これでお前も終わりだ…っっっ!!!」



ゾルディックはそう言い

最後の引導を渡そうとした



その時…❗




門下生A

「師範、



火薬の準備が出来ました…っっ!!」



なんと門下生が

まだ一人生きていたのだ



門下生Aは道場の周辺に

火薬をびっしりと撒き散らしていた




ゾルディックの後方に

突然現れたのだ




ゾルディック

「………!!!



きさま、まだ生きておったか…っっ!?」




大五郎

「ご苦労…っっ!!



君も早く逃げなさい…っっ!!!」




大五郎は最後に残った門下生を

逃がそうと説得した



しかし、門下生Aは



門下生A

「ここまで…来たのです…



最後までお供いたします…っっ!!」



大五郎

「そうか…



こんな俺についてきてくれて

ありがとう…っっ!



では…共に行こうか…っっっっ!!!」




ゾルディック

「な…っっ!!



きさまら、もしかして…っっ!?」




大五郎

「あぁ…



一人ではいかん…



道連れにしてやる…っっ!!」




クワッッッッッ…❗





そう言うと右手に持っていた

ライターのスイッチを押して

火薬のある所に投げようとした




その瞬間…❗




ゾルディック

「ぬらあぁぁーーーーーーーーー…っっっ!!!」




ゾルディックが大五郎に襲いかかっていった




ザァァァァァン…❗




大五郎

「ぐはぁぁぁーーーーーーーーー…っっっ!!!」




息子よ…



後は…任せたぞ…




強烈な一撃が大五郎を襲った

大五郎は倒れながらも

息子に澤村家の未来を託したのだった…




第96話へ続く…




読者の皆様、こんにちは(^^)



いつも「ファイアーマン」を

読んで頂き、


そして、楽しみに更新を

待って頂いてありがとうございます!


いよいよ過去編も最後です

次回からは現代に戻って

ゾルディックとの闘いが始まります!


皆様、次回の更新も

お楽しみにお待ち下さい!



またブックマーク登録、評価、

感想、レビュー等


この作品が気になった方、好きになられた

読者の皆様いらっしゃいましたら

よろしくお願いいたしますq(^-^q)


ファイアーマンのイラストを

書いて下さる読者様も

お待ちしております!


未来進は絵を書くのが苦手なので

書く事が出来ません


「ファイアーマン」が

好きだと言う読者様で


絵を書くのが得意で

イラストを快く書いてくださる読者様


いらっしゃいましたら

TwitterのDMにご連絡下さい!


何とぞお願い申し上げます!

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