第88話 虫の知らせ
いつも通り職場へと
向かっていた源五郎だったが
職場へ向かう途中で次々と
異様な光景を目撃していくのだった…
源五郎は所帯を持ち家族3人で
幸せな家庭を築いていたのだ
そして、源五郎はいつも通り
自分の働いている
会社に向かっていた
ガタンゴトン、ガタンゴトン、ガタンゴトン…
源五郎は電車に乗って
職場へと向かっていた
ガヤガヤガヤガヤ…
ヒシヒシヒシ…
源五郎が出勤する時間帯は
いつも混んでいるのだ
そのため会社に出勤する時は
座席に座れずに
つり革を持って
車窓から外の景色を
見ながら立っているのだ
チラッッッ…
電車に乗るとすぐさま
車窓の景色を見る源五郎
ビクッッッ…❗
源五郎
(サムライキング)
「………!!!」
源五郎が車窓から
景色を見てみると
モクモクモクモクゥゥーーーー…❗
なんと晴れわたっていた上空が
突然、上空から大量の
黒い曇が出現し
日本全体の上空を覆ったのだ
あれ…っっ?
おかしいぞ…っっ!!
電車に乗る前は晴れていたのに…
この時、源五郎に
虫が知らせたのか…
天候が異様に変化した事に
疑問に思った源五郎は
何か悪い事が起こるの
ではなないか…?
瞬時にそう思ったのだ
しかし、
まぁ…どうせ通り雨だろう…っっ!
と自分に言い聞かせていた
その時、
何体かの黒い物体が
その暗くなった上空から
姿を現したのだ
ビュュオォォォーーーーーーー…
上空が暗くなると街中に
風が吹き荒れていた
ヒュン、ヒュン、ヒュン…❗
暗くなった上空から突然
現れる謎の黒い物体達
えっっ…!?
嘘だろ…??
コスコス…
目の前の光景に信じられない
源五郎は思わず目を擦って
もう一度、車窓から
外の景色を見たのだ
源五郎
(サムライキング)
「……!!!」
すると、やはりその
謎の黒い物体が
黒い上空に浮遊していた
その様子を見て驚き思わず
大きな声を出してしまった
源五郎
(サムライキング)
「あっっっ…!!!」
サッッッッッ…❗
源五郎が声を出すと
周りの乗客達が
源五郎の方を即座に向いた
ジーーーーーーー……
源五郎を静かに見つめる乗客達
あっっっ…!!
もしかして…俺を…見てる…??
チラッッッ、チラッッッ…
そう思って周りを
キョロ、キョロと確認する源五郎
ジーーーーーーー…
周りの乗客達が静かに
源五郎を見つめていた
お…俺だぁぁーーーーー…
しまったぁーーーーー…
そして、周りの乗客達に悪いと
思った俺は静かに小さな声で謝った
源五郎
(サムライキング)
「すいません……」
まぁ…そんな事もあって
この天候と謎の黒い物体には
疑問を持ってはいたが
ただの通り雨と
俺がただ疲れていただけだと思い
そのまま職場へと向かっていた
そして、職場に着くと
すぐに上司から呼び出された
上司A
「おはよう…っっ!!
澤村くん、君のご実家から
電話がかかってるよ…??」
源五郎
(サムライキング)
「おはようございます…っっ!!
えぇ…っっ!?
実家から…っっ??」
出勤したばかりの源五郎は
すぐに実家から電話を受けたのだ
源五郎
(サムライキング)
「もしもし…」
渋々、自分の机の前の受話器を
とって実家からの電話をとったのだ
すると、切羽詰まった状態で
門下生Aが話し出した
門下生A
「源五郎さん…っっ!!
早く帰ってきて下さいよ…っっ!!!
こっちは今、凄く大変なんですよ…っっ!!!」
使用人の小林さんは
腰痛が悪化して使用人を引退していた
現在は小林さんの代わりに
掃除や洗濯、料理等の仕事は
門下生達が当番を
決めてやりくりしているのだ
源五郎
(サムライキング)
「一体、何があったんだ…っっ!?」
不安そうに聞く源五郎
門下生A
「師範が突然、
澤村家第27代当主は
源五郎さんにするって言い張って
それで団十郎さんと
口論しているんです…っっ!!
何度も俺達がなだめても
二人とも聞かなくて…
もう大騒ぎです…っっ!!!」
源五郎
(サムライキング)
「な…なんだって…っっ!?」
門下生A
「お二人を止められるのは…
源五郎さん、
あなたしかいません…っっ!
お願いです…っっ!!
帰ってきて下さい…っっ!!!」
源五郎
(サムライキング)
「今は仕事中なんだ…っっ!!
すまないが、何とかしといてくれ…っっ!
じゃあ…っっ!!」
ガチャ…
門下生A
「そ…そんなぁ…
ま…待って下さい…っっ!
源五郎さん…っっ!!」
プーゥ…プーゥ…プーゥ
突然、源五郎に会話の
途中で電話をきられたのだった
この時の俺は仕事が終わった後で
仲裁に入れば大丈夫だと思っていた
これからあんな悲劇が
起きようとは思ってもみなかったからだ…
第89話へ続く…
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