第76話 晴れ渡る青空
まゆこの母は娘が死んだと思い、
落胆するのだが…
桃太郎編、ここに完結!
まゆこの母は
まゆこの名前を叫んだ時
自分の感情を抑えきれなくなり
涙を流し始めた
グスン、グスン…
まゆこの母
「まゆこ…
まゆこぉぉ…っっ!!」
地面に着いている両膝の
上に両手を置き
人目もはばからず
顔を上空に向けた状態で
涙を流したのだ
まゆこの母
「うわぁぁーーーーーん…っっ!!
まゆこぉぉーーーーーーー…っっ!!!」
そこに後ろから話かける
人物が現れた
つんつん…❗
まゆこの母の背中をゆっくりと
小さな指で突いた
小さな女の子
「ねぇねぇ、お母さん…っっ!
何で泣いてるの…!?」
まゆこの母
「へ…っっ!?」
まゆこの母は耳を疑った
お母さんと呼んでいる
女の子を聞いたからだ
クルッッッ…❗
すぐさま、まゆこの母は
後ろを振り返った
まゆこの母
「…!!!」
まゆこの母の前にいたのは
なんとまゆこだったのだ
まゆこ
「お母さん、どうしたの…?
体調でも悪いの…??」
右手にペロペロキャンディーを持ち
首を横に傾げて
不安そうに母を見つめるまゆこ
ガシッッッ…❗
その元気なまゆこの姿を見た
まゆこの母はすぐさま
まゆこを抱き締めたのだ
まゆこの母
「まゆこ…っっ!!!」
まゆこ
「お母さん…っっ!!」
サッッッ…❗
ガシッッッ…❗
まゆこの母は
まゆこの事が心配になり
すぐさま、まゆこの両腕を
しっかり掴んだまま
まゆこの目をじっと見つめた
ジーーーー…
まゆこの母
「本当にまゆこ…なのね…っっ??
体は大丈夫なのね…っっ!?」
まゆこを心配そうに
見つめるまゆこの母
まゆこ
「うん…っっ!!
大丈夫だよ…っっ!!」
まゆこ
「あのね、あのお兄さんが
助けてくれたの…っっ!!
これもね、もらったの…っっ!!」
ビシッッッ…❗
まゆこが左手のひと指し指で
桃太郎を指さしたのだ
ペロペロ…❗
その言葉を言うとまゆこは
右手に持っている
ペロペロキャンディーを
美味しそうに舐め始めた
その時だった…
ダダダダダダダ…❗
二人を見つけた男性が
慌ててまゆこ達の所に
やって来たのだ
中年男性
「まゆこ…っっ!!!
みゆき…っっ!!!
お前も無事だったんだな…っっ!!」
ガシッッッ…❗
みゆきと言う妻と
まゆこと言う娘の
二人を抱き締める中年男性
みゆき
「あ、あなた…っっ!!」
みゆき
「あなたも生きてたのね…っっ!!
よかった…」
グスン、グスン…
みゆきは夫にも会う事が出来
もう一度泣いてしまったのだ
みゆきの夫
「本当に…本当に…よかった…っっ!!!」
グスン、グスン…
その中年男性は泣きながら
家族の再会を喜んだのだ
桃太郎はその様子を後ろから
静かに見守っていた
パァァァーーーーー…❗
その直後、今まで雷まで
鳴っていた暗い上空が
突然、雲1つない
青空の天気になったのだ
クイッッッ…❗
そして、桃太郎は
首を上空に見上げて
こう言ったのだ
桃太郎
「俺のやるべき事は終わった…
ファイアーマン…ッッ!!
ダークマンは…任せたぞ…っっ!!!」
こうして、桃太郎vs赤鬼の闘いは
桃太郎の勝利に終わったのだ
桃太郎はファイアーマンに
ダークマン打倒を託すのだった…
第77話へ続く…
読者の皆様、こんにちは(^^)
いつも「ファイアーマン」を
読んで頂き、
そして、
楽しみに更新を
待って頂いてありがとうございます!
本日も最後まで読んで頂いて
ありがとうございました(*´∀`)
本日で桃太郎編、完結です!
次回からはサムライキング編をお送りいたします
皆様、次回の更新も
お楽しみにお待ち下さい!
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