第74話 洞窟からの脱出
桃太郎は赤鬼を倒したのだ
赤鬼は爆発して赤鬼の体から
吸収していた人々が次々と出てくるのだった…
桃太郎は赤鬼を倒したのだ
桃太郎
「倒したぞ…っっ!
ふぅ…!」
赤鬼を倒し
一息つく桃太郎
パァァーーーーー…❗
キラキラキラキラ…
その直後
爆発した赤鬼から大勢の人が
出てきたのだ
人々は座った状態で
桃太郎達の周りに現れた
おじいさん
「ここは一体、どこじゃ…!?」
若い男性
「俺はどうして、ここに…??」
訳も分からず
途方にくれる人々
まゆこの母
「私、何をしてたのかしら…?
まゆこ…
まゆこはどこにいるの…!?」
まゆこと呼ぶ子どもは
その女性の娘なのだ
その小さな女の子は
ちょうど桃太郎の近くに現れた
まゆこ
「ここはどこ…??」
桃太郎
「…!!!」
女の子が目の前に現れて
驚く桃太郎
まゆこ
「ママァァーーーーー…ッッ!!!
怖いよおぉーーーーー…っっ!!」
えーーーーーーん…❗
そう言って泣きじゃくる女の子に
桃太郎は優しく声をかけたのだ
桃太郎
「大丈夫…?
お母さんとはぐれたのかな…??」
まゆこ
「…うん…」
一旦、泣き止み
素直に答える女の子
ガザガサ…
ゴソゴソ…
ズボンの内ポケットから
何かを探す桃太郎
桃太郎
「あった…っっ!!!」
ジャ、ジャ~~~ン…❗
何かを見つけた桃太郎
すぐさま、女の子に話かけた
桃太郎
「桃太郎のペロペロキャンディーほしい…??」
桃太郎が見つけたのは
袋に入っていた小さな
ペロペロキャンディーだった
桃太郎は
そのペロペロキャンディーを
女の子に見せてそう言った
サッッッ…❗
まゆこ
「ペロペロキャンディー…??」
そのキャンディーを
不思議そうに見つめて
そう答える女の子
桃太郎
「うん、ピーチ味だよ…っっ!」
桃太郎がそう言うと
小さな女の子は
バタバタバタバタ…❗
急に両足をバタバタと動かした
後、満面の笑みででこう答えた
まゆこ
「うん…っっ!!
ほしい…っっっ!!!」
ニコニコニコニコ…❗
桃太郎から
ペロペロキャンディーを
受け取った女の子は
嬉しそうにキャンディーを
口に入れたのだ
その直後、
洞窟が大きく揺れだしたのだ
グラグラグラグラ…
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…❗
赤鬼の爆発のせいで
洞窟が崩壊し始めたのだ
桃太郎
「さぁ、もう時間がない…っっ!!
外に行こうか…!」
サッッッ…❗
桃太郎がそう言うと
女の子をおんぶして
出口の方へと走り出していった
一方、
チーム桃太郎のメンバー達は
人々の救出活動をしていたのだ
シロ
「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ…!!」
クルッッッ…❗
若い男性の前に来て
背中を見せた状態で座り込むシロ
若い男性
「乗せてくれるの…??」
シロ
「ワン、ワン、ワン…ッッッ!」
トンッッッ…❗
ダダダダダダ…❗
若い男性と他の人々を
乗せたシロは
起き上がって
出口へと向かいだした
おじいさん
「乗っても大丈夫なのかい…?」
そう言うおじいさんの前に
現れたのは…
ひろし
「ウキィィーーー…ッッ!!」
ひろしだった…!
トンッッッ…❗
おじいさんや他の人々を
乗せると出口へと向かい出した
そして、まゆこの母は…
まゆこの母
「まゆこ、まゆこぉぉーーーーー…っっ!!
どこなのぉぉーーーーー…っっっ!!!」
テクテクテク…
歩きながらまゆこを探していた
バサバサバザバサ…❗
まゆこの母の前に
ピー助が現れるのだった…
第75話へ続く…
読者の皆様、こんにちは(^^)
いつも「ファイアーマン」を
読んで頂き、
そして、
楽しみに更新を
待って頂いてありがとうございます!
果たして、小さな女の子とその家族は
再会できるのか…?
桃太郎達の運命はいかに…??
皆様、次回の更新も
お楽しみにお待ち下さい!
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