第65話 お茶目な動物
桃太郎は人々にきびだんごを
分け与える事になるのだが
思わぬお茶目な者が
現れるのだった…
桃太郎はきびだんごを
中年の男性に与えた
ごくり…っっ❗
その男性のすぐ隣に小さな男の子がいた
その男性がきびだんごを
食べる様子をその小さな男の子は
美味しそうに見つめていた
その様子を見ていた桃太郎は
周りにいた人々に声をかけたのだ
桃太郎
「皆さんの分も用意してありますから…!
ご心配なく…っっ!!」
そう言い、大きな声を出す桃太郎
その桃太郎の言葉を聞いた
人々は皆、歓喜した
人々
「桃太郎、ありがとう…!!!
ありがとーーー…っっ!!」
桃太郎はさっそく風呂敷を開けて
風呂敷にいっぱいに入った
きびだんごを渡そうとした
その時、チーム桃太郎のメンバーが
きびだんごを食べようと
迫ってきたのだ
シロ
「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ…」
尻尾を左右に激しく揺らし
よだれを垂らすシロだった
シロはきびだんごがある風呂敷に
顔を近づけながら
きびだんごを食べようとしたのだ
グィッッッ…❗
桃太郎は必死に防ごうと
シロの顔を押しながらこう言った
グググググ…❗
桃太郎
「シロ、お前じゃないよ…っっ!!
お前達の分は用意してあるからぁぁ…!!」
なだめようとしたが
シロが迫ってくるので
仕方なくきびだんごを
1つ手に取って
シロが来た方向に放り投げたのだ
ヒョイッッッ…❗
桃太郎
「シロ…ッッッ!
取ってこぉぉーーーい…っっ!!!」
桃太郎は左手でシロの顔を
押さえながら
右手できびだんごを
シロが来た方向に1つ放り投げたのだ
シロ
「キャウゥゥーーーーー…ッッ!!!」
桃太郎の声に反応した
シロは飛んでいったきびだんごを
追いかけていった
パクッッッ…❗
シロ
「クゥゥゥゥーーーーー…!!」
美味しそうに食べるシロ
すかさず、桃太郎は
他のメンバーにも
きびだんごを与えた
桃太郎
「ひろし…っっ!!
ピー助…っっ!!」
ヒョイッッッ…❗
パクッッッ…❗
ひろし
「ウキウキィィーーーー…ッッ!!」
ピー助
「ケーーーーーン…ッッ!!」
ピー助とひろしは
桃太郎から直接きびだんごを
口でキャッチして
美味しそうに食べるのだった
桃太郎達は
きびだんごが大好物なのだ
そして、
桃太郎は風呂敷にいっぱいに
あったきびだんごを人々に渡し
洞窟の中へと入っていくのだった
テクテク…
ピトッッッ…❗
突然、目の前に何者かがいる事を
発見して立ち止まる桃太郎
桃太郎
「…!!!
なんなんだ…っっ!!
こいつらは…!?」
小さな赤鬼のような物体
「うぎゃぎゃぎゃ…っっ!!!
あぎゃぎゃぎゃ…っっ!!!」
洞窟の中へ入ると
目の前には
小さな赤鬼のような物体が
無数に桃太郎達を
待ち構えていたのだった…
第66話へ続く…
読者の皆様、こんにちは(^^)
いつも「ファイアーマン」を
読んで頂き、
そして、
楽しみに更新を
待って頂いてありがとうございます!
今回はまた違った形で心がほっこり
するような話を書きました!
皆様に楽しんで頂ければ幸いです!
そして、週末は桃太郎vs赤鬼との決戦を
2日間連続で投稿させて頂きますので
皆様、ぜひ読んで下さいね✨
それでは
皆様、次回の更新も
お楽しみにお待ち下さい!
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