第64話 きびだんご
桃太郎の周りにいた
キメラ達が爆発していった
その直後、爆発した1体、1体のキメラ達から
1人ずつ人々が出てきたのだった…
周りのキメラ達は
次々と爆発していった
桃太郎
「…!!!」
その様子を見た桃太郎は
何が起こっているか
分からなかった
パァァーーーー…
キラキラキラァァーーー…❗
次の瞬間、
爆発した一体、一体の
キメラ達から
一人ずつ人々が出てきたのだ
中年の男性
「こ、ここは…??」
若い女性
「…私、助かったの…??」
おばあさん
「あたしゃ…助かったの…かい?」
解放された人々は
自問自答していた
人々の目の前には
桃太郎達が立っていた
人々
「…!!!」
中年の男性
「あ、あなた達は…まさか…!?
鬼を退治し、
この日本を守ってきたと
伝えられている…」
桃太郎の登場に驚くも
冷静に話し出す中年の男性
若い女性
「桃太郎…??
嘘でしょ…??」
桃太郎を見て
驚く若い女性
おばあさん
「あぁ…クワバラ、クワバラ…」
桃太郎を見て
拝み出すおばあさん
中年の男性
「あ…っっっ!!!」
その男性は
何かを思い出したかのように
驚いていた
そして、その男性は
桃太郎に話しかけた
中年の男性
「桃太郎さん…っっ!!
洞窟の中に捕まっている
妻と子どもを助けてください…っっ!!!
どうかお願いします…!
この通りです…っっ!!!」
中年の男性は桃太郎に
土下座をして頼んできたのだ
桃太郎
「…!!!」
その男性の行動に驚く桃太郎
サッッッ…❗
桃太郎はその男性の
隣側に片膝をついて
優しい声でこう答えた
桃太郎
「大丈夫ですよ…!
僕達に任せて下さい…!!!」
中年の男性
「…!!!
ほ…本当ですか!?」
目に涙を浮かべる
中年の男性
桃太郎
「その前に話を
聞かせて下さい…!」
桃太郎がそう言うと
その男性は話始めた
中年の男性
「妻と子どもと三人で
高松市の街を歩いていましたら…
急に黒い物体が現れまして
素手で僕の周りにいた人々の
お腹を殴って気絶させたんです…
次々に洞窟の中へと
連れていかれました…
そして、気がついたら
黒い物体に
吸収されていたんです…」
悲しそうな表情をして
段々と出来事を語っていった
桃太郎
「…!!!」
話を聞いて驚く桃太郎
中年の男性
「…お願いします…っっ!!!
妻と子どもを…」
中年の男性はもう一度、
桃太郎に頭を下げて
頼み込もうとしたその時を
グゥゥーーーー…❗
中年の男性
「…!」
突然、その男性のお腹が鳴ったのだ
中年の男性はお腹を空かしていた
ポン…ッッ❗
中年の男性
「…!!!」
桃太郎がその男性の肩を
ポンっっと叩き
こう答えた
桃太郎
「もう大丈夫ですよ…!
必ず、奥さんとお子さんは
僕が必ず救いだしますから…っっ!!!
それより、お腹減ってませんか?
きびだんご、
お1ついかがですか??」
桃太郎がそういうと
背負っていた風呂敷の中から
きびだんごを1つ取り出し
涙を流しているその男性に
きびだんごを与えたのだ
サッッッ…❗
中年の男性
「はい…っっ!!
頂ぎばずゅ…」
(頂きます)
ぐすん…ぐすん…❗
ズリズリズリズリ…
中年の男性
「…おいじぃです…っっ!!!」
(美味しいです)
ニコッッ…❗
涙を流し、鼻水が垂れながら
桃太郎から貰った
きびだんごを笑顔で
大事そうに食べるのだった…
第65話へ続く…
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