第107話 風を制す者
自由に身動きが取れないフェザーバードに
止めをさそうとするシャドウだったが……
決着!
フェザーバードvsシャドウ……!
「くっっ……!」
身動きがとれずにその場で
じたばたと体を動かすフェザーバード。
「無駄だ!私の前ではお前は無力だ!
アハハハハハハハ……」
フェザーバードの様子を見たシャドウは
そう言ってフェザーバードを嘲笑った。
「……」
先ほどまでじたばたと体を動かしていた
フェザーバードだったが
急に動きを止めて下を向き黙り始めた。
「……!!!」
フェザーバードその様子に驚くシャドウ。
「どうした!?
死ぬ覚悟が出来たか??」
シャドウがそう話すと続けて話し出した。
「私には敵わないとやっと分かったのか?
アハハハハハハハ……」
フェザーバードが戦意喪失したと思い嘲笑うシャドウ。
そんなシャドウにフェザーバードは
シャドウに微かに聞こえるような小さな声でこう話した。
「なぜだ……?
なぜ……。」
下を向きながら小さな声で話すフェザーバード。
「何!?」
フェザーバードの小さな声をなんとか
聞き取ったのだが内容が分からないため
フェザーバードに話しかけるシャドウ。
「なぜだ??
なぜ、女のお前がダークマンのために闘う!?」
大きな声でシャドウに問いかけるフェザーバード。
「いいだろう。
それほど教えてほしければ教えてやろう!
冥土の土産にな。」
シャドウはフェザーバードの問いかけに
そう答えるとゆっくりと話始めた。
「私は突然、幼少期の頃に
今のスーパーパワーを手に入れた。
だが、その能力と同時に私の心は傷つけられていった。
それはなぜか!?」
「それはいじめよ。
私の能力を不気味に感じた
クラスメイト達にいじめられたのよ。
学校でのいじめによって私の心は傷つけられていった。」
「でも、そんな時に助けてもらったのがダークマンだった。
ダークマンは私にこう言ったわ。」
『君にはとてつもないパワーを持っている。
私のためにより良い世界を手にいれないか?』
身寄りのなかったシャドウを
突然シャドウの目の前に現れた
ダークマンに助けられ、親同然に
思ったシャドウはその理想を
実現させるために闘っているというのだ。
「私はダークマンのためならなんだってするわ。
だから、ダークマンの邪魔をするやつは殺してやる!
誰であろうとね……。」
シャドウはフェザーバードを睨みつけながらそう言った。
「ふっっ……。
とことん、憐れなやつだな!」
シャドウの話を聞いたフェザーバードは
吐き捨てるようにそう言った。
「何!?」
フェザーバードを睨みつけながらそう答えたシャドウ。
「お前は騙されているんだよ!
ダークマンにな。」
「あんたに私の何が分かるのさ!?」
「そんな憐れな女をほっとけねえな。来いよ!
俺達のチームに。」
フェザーバードはシャドウを
ヒーローオブジャスティスに入るように進めたのだ。
「……。
もう話は終わりよ……。
さぁ、殺してやるわ!
死ねぇぇーーーーーっっ!」
フェザーバードの誘いに
一瞬黙りこんだ後、話を終わらせた。
シャドウはフェザーバードに
止めをさそうと大きく後ろに下げていた
右腕を一気に前に突き出したのだ。
その瞬間……!
長さ3~5メートルくらいある無数の瓦礫が
フェザーバードに向けて放たれた
その時、フェザーバードはシャドウを見つめながら
自信満々にこう言った。
「それはどうかな?」
その言葉と同時にシャドウの動きと
フェザーバードに向かっていくはずの
無数の瓦礫が止まっていた。
「ま、まさか……!?」
シャドウは青ざめた表情をしながら
フェザーバードを見つめていた。
後ろからとてつもない大きな音が聞こえてきたのだ。
シャドウはすぐに後ろを振り返ると
全長20mほどの竜巻が発生していたのだ。
その竜巻は周辺のビルや車等を飲み込んでいった。
シャドウはその竜巻に気付いた時にはすでに遅かった。
後ろを振り返った途端に
その竜巻にシャドウも飲み込まれていったからだ。
「きゃあぁぁーーーーーっっ……!!!」
シャドウは出せるだけの大きな声で
叫びながら竜巻に飲み込まれていった。
この竜巻を発生させたのは
他でもないフェザーバードだった。
フェザーバードは自在に風を操る事が
出来るため竜巻を発生させて
シャドウに当てようと考えたのだ。
シャドウの能力でフェザーバードの
体の自由をなくさせていたが
シャドウが竜巻に飲み込まれていった事で
フェザーバードは自由になったのだ。
自由になったフェザーバードは
華麗に宙を舞って竜巻の真上に
ある上空500mほど飛んだのだ。
そして、シャドウがいる所だけに
狙いを定めてピンポイントに攻撃し始めた。
「でやぁぁぁーーーーー!!!」
フェザーバードは両手を
握り拳にしてから両腕を前に
突き出した状態でシャドウにめがけて
急降下していった。凄まじい速さだった。
その時だった……!
真上から急降下して来た
フェザーバードは前に突き出した両腕で
シャドウのお腹に当てたのだ。
「ぐはぁぁーーーーー!!」
フェザーバードの攻撃がシャドウに
命中した瞬間に竜巻が一瞬で消え失せたと
同時に勢いよくシャドウは地面に叩き落とされた。
凄い衝撃だった。近くにあった瓦礫吹っ飛び、
地面に落とされた衝撃で地面がへこみ、
50mほどの大きな穴が出来たのだ。
「あぁぁ……っっ!」
フェザーバードの凄まじい一撃を
食らったシャドウは
もはや立つ事もままならなかった。
ゆっくりとフェザーバードは
シャドウの前まで行くと立ち止まった。
目の前に来たフェザーバードに
大ダメージを食らっていたシャドウは
なんとか目を見開き、フェザーバードを見てこう言った。
「さぁ、私を殺せ。
お前の勝ちだ……。」
ゆっくりとフェザーバードに語りかけるシャドウ。
するとその言葉を聞いたフェザーバードがこう答えた。
「女を殺す趣味はないね。」
そう言うとシャドウに背を向けてから上を向いた。
ファイアーマン、
俺の闘いは終わった!
ダークマンを倒せるのはお前だけだ!
後は頼むぜ!
フェザーバードは
夜空をじっと見つめるのだった。
こうして、フェザーバードvsシャドウの
闘いは終わったのだった……
第108話へ続く……
読者の皆様、こんにちは(^^)
いつも「ファイアーマン」を
読んで頂き、
そして、楽しみに更新を
待って頂いてありがとうございます!
約一ヶ月間の休載から戻って参りました。
お待たせして申し訳ありませんでした。
本日から連載スタートです(*´∇`*)
皆様、次回の更新も
お楽しみにお待ち下さい!
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