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ファイアーマン   作者: 未来 進
第1章 ダークマン編
104/107

第104話 シャドウの力

フェザーバードはシャドウを

ビルから吹き飛ばす事に成功した。


しかし、その事でシャドウの秘めたる力が

解き放たれる事になるのだった……

シャドウは正面のビルに衝突した。



ドーーーーーーン……❗



「…………」

追いかけて攻撃しようとはせず

ビルの中からシャドウを無言で

見つめるフェザーバード。



すると、スッッッと

ビルの奥へと入っていった。



「くっっっ……!!」



パラパラパラパラ……



シャドウが起き上がると

シャドウの体の周りから

ビルの瓦礫が落ちてきた。



そして、

シャドウは正面を見た。



「……!!!」

正面を見るとフェザーバードが

ビルの奥へと入っていく姿が見れたのだ。


シャドウはその様子を

見て苛立ち始めた。



「もういいわ……



こうなったら、力づくよ……っっ!!!」

シャドウはそう言うと

ゆっくりと下に降り始めた。



ヒュュューーーーー……



フェザーバードがいるビルの

1階のエントランス前に降りたのだ。



その時……❗



シャドウはとてつもない

大きな声を出し始めた。



「あぁぁぁーーーーーーーー……っっ!!!」

すると、シャドウの

両目は白目になり

髪の毛は全て立ち、地面から

少し浮いた状態で大きな声を出し始めたのだ。



その声量は凄い力のようで

シャドウの周りのビルの

窓ガラスが全て割れ始めたのだ。



バリン……ッッッ❗



「な、なんなんだ……!?


この声は??」

そのシャドウの声は

フェザーバードにもしっかり届いていた。

両手で頭を必死に抱えながら

そう呟いていたのだ。



「と、止まった……のか??」

突然、シャドウの声が聞こえなくなって

安心したフェザーバードは

聞こえなくなったと同時に頭を

支えていた両手をすぐさま離した。



「もう、大丈夫だな……」

安心しきっていた

その時……❗



グラッッッッ……



「な、なに事だ……っっ!?」

なんとフェザーバードがいる

ビルが揺れ始めたのだ。



グラグラグラグラ……

グラグラァァァァ……ッッッ❗



「くっっっ……!!」

ビルが大きく揺れ始めてまともに

立っていれなくなったフェザーバード。



「アハハハハハハ……」

ビルから3メートルくらい距離を取り、

両手でビルを持ち上げながら笑い出すシャドウ。



そして、

ビルを持ち上げながら

体を軸にして半回転すると

自分が衝突したビルが正面に見えたのだ。



次の瞬間……❗



「あぁぁぁーーーーーーーー……っっ!!!」

シャドウは高さ200メートルある

ビルを目の前の同じ高さの

ビルに向けて投げ飛ばしたのだ。



その瞬間、まるで爆発が

起こったかのような轟音が周りに鳴り響いた。



「ぐはぁぁーーーーーーー……っっ!!!」

ビルとビルが衝突した事により

ビルの中にいたフェザーバードが

ダメージを負ったのだ。



その時、シャドウが投げ飛ばした

ビルの中からフェザーバードが飛び出してきた。



フェザーバードは両目をつむり

右手で左胸を押さえながら

ビルから出てきたのだ。



「……!!!」

その様子を見たシャドウは

驚きながらこう言った。



「見つけた……っっ!!!」

シャドウはフェザーバードの姿を

捉えるとダメージを負っている

今のフェザーバードなら



自分を攻撃する事等出来ないと

思ったシャドウは

自分の姿を透明にする事なく、

すぐさまフェザーバードに襲いかかっていった。



「はぁぁぁーーーーーーー…っっ!!!」

シャドウがフェザーバードの

真後ろまで来ると右手で殴りかかろうと

右腕を大きく後ろに振りかぶった



その瞬間……❗



フェザーバードは反転して

シャドウの方を向き直して両目を開いたのだ。



目を開いたのと同時に

両翼の翼から長さ15センチほどの

羽根を一気にシャドウめがけて投げ始めたのだ。



ズバズバズバ

ズバズバズバァァァァ……ッッッ❗



「きゃぁぁぁ……っっ!!!」

至近距離の攻撃だったため、

全ての羽根がシャドウに命中した。



シャドウの服はビリビリに破かれてしまう。

そのため上半身は頬に小さな傷が

出来て豊満な下乳が少し見える辺りから

おへそまでが服が破れ、


下半身はズボンがギザギザに切れたため

素足が所々に見受けられた。



攻撃を行った後、フェザーバードは

すぐさまシャドウに飛び蹴りをしたのだ。



「てぇやぁぁーーーーーーーー……っっ!!!」



「うっっっっ……!!」

攻撃を受けたシャドウはそう発しながら

後ろにあった五階建ての小さなビルに

向かって飛んでいったのだった……



第105話へ続く……


読者の皆様、こんにちは(^^)


いつも「ファイアーマン」を

読んで頂き、


そして、楽しみに更新を

待って頂いてありがとうございます!



皆様、次回の更新も

お楽しみにお待ち下さい!



またブックマーク登録、評価、感想等


この作品が気になった方、好きになられた

読者の皆様いらっしゃいましたら

よろしくお願いいたしますq(^-^q)

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