第104話 シャドウの力
フェザーバードはシャドウを
ビルから吹き飛ばす事に成功した。
しかし、その事でシャドウの秘めたる力が
解き放たれる事になるのだった……
シャドウは正面のビルに衝突した。
ドーーーーーーン……❗
「…………」
追いかけて攻撃しようとはせず
ビルの中からシャドウを無言で
見つめるフェザーバード。
すると、スッッッと
ビルの奥へと入っていった。
「くっっっ……!!」
パラパラパラパラ……
シャドウが起き上がると
シャドウの体の周りから
ビルの瓦礫が落ちてきた。
そして、
シャドウは正面を見た。
「……!!!」
正面を見るとフェザーバードが
ビルの奥へと入っていく姿が見れたのだ。
シャドウはその様子を
見て苛立ち始めた。
「もういいわ……
こうなったら、力づくよ……っっ!!!」
シャドウはそう言うと
ゆっくりと下に降り始めた。
ヒュュューーーーー……
フェザーバードがいるビルの
1階のエントランス前に降りたのだ。
その時……❗
シャドウはとてつもない
大きな声を出し始めた。
「あぁぁぁーーーーーーーー……っっ!!!」
すると、シャドウの
両目は白目になり
髪の毛は全て立ち、地面から
少し浮いた状態で大きな声を出し始めたのだ。
その声量は凄い力のようで
シャドウの周りのビルの
窓ガラスが全て割れ始めたのだ。
バリン……ッッッ❗
「な、なんなんだ……!?
この声は??」
そのシャドウの声は
フェザーバードにもしっかり届いていた。
両手で頭を必死に抱えながら
そう呟いていたのだ。
「と、止まった……のか??」
突然、シャドウの声が聞こえなくなって
安心したフェザーバードは
聞こえなくなったと同時に頭を
支えていた両手をすぐさま離した。
「もう、大丈夫だな……」
安心しきっていた
その時……❗
グラッッッッ……
「な、なに事だ……っっ!?」
なんとフェザーバードがいる
ビルが揺れ始めたのだ。
グラグラグラグラ……
グラグラァァァァ……ッッッ❗
「くっっっ……!!」
ビルが大きく揺れ始めてまともに
立っていれなくなったフェザーバード。
「アハハハハハハ……」
ビルから3メートルくらい距離を取り、
両手でビルを持ち上げながら笑い出すシャドウ。
そして、
ビルを持ち上げながら
体を軸にして半回転すると
自分が衝突したビルが正面に見えたのだ。
次の瞬間……❗
「あぁぁぁーーーーーーーー……っっ!!!」
シャドウは高さ200メートルある
ビルを目の前の同じ高さの
ビルに向けて投げ飛ばしたのだ。
その瞬間、まるで爆発が
起こったかのような轟音が周りに鳴り響いた。
「ぐはぁぁーーーーーーー……っっ!!!」
ビルとビルが衝突した事により
ビルの中にいたフェザーバードが
ダメージを負ったのだ。
その時、シャドウが投げ飛ばした
ビルの中からフェザーバードが飛び出してきた。
フェザーバードは両目をつむり
右手で左胸を押さえながら
ビルから出てきたのだ。
「……!!!」
その様子を見たシャドウは
驚きながらこう言った。
「見つけた……っっ!!!」
シャドウはフェザーバードの姿を
捉えるとダメージを負っている
今のフェザーバードなら
自分を攻撃する事等出来ないと
思ったシャドウは
自分の姿を透明にする事なく、
すぐさまフェザーバードに襲いかかっていった。
「はぁぁぁーーーーーーー…っっ!!!」
シャドウがフェザーバードの
真後ろまで来ると右手で殴りかかろうと
右腕を大きく後ろに振りかぶった
その瞬間……❗
フェザーバードは反転して
シャドウの方を向き直して両目を開いたのだ。
目を開いたのと同時に
両翼の翼から長さ15センチほどの
羽根を一気にシャドウめがけて投げ始めたのだ。
ズバズバズバ
ズバズバズバァァァァ……ッッッ❗
「きゃぁぁぁ……っっ!!!」
至近距離の攻撃だったため、
全ての羽根がシャドウに命中した。
シャドウの服はビリビリに破かれてしまう。
そのため上半身は頬に小さな傷が
出来て豊満な下乳が少し見える辺りから
おへそまでが服が破れ、
下半身はズボンがギザギザに切れたため
素足が所々に見受けられた。
攻撃を行った後、フェザーバードは
すぐさまシャドウに飛び蹴りをしたのだ。
「てぇやぁぁーーーーーーーー……っっ!!!」
「うっっっっ……!!」
攻撃を受けたシャドウはそう発しながら
後ろにあった五階建ての小さなビルに
向かって飛んでいったのだった……
第105話へ続く……
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