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破邪の利剣  作者: 武嶌剛
壱幕 旅鴉
8/12

弔い

 朝陽が昇り、村が斜めに照らされる。

 女剣客は夜を通して、かれらを弔っていた。

 色の変わった土の真ん中に、木から作った粗削りな墓標を一つ、打ち立てている。


「……わたしが破魔士でなければ、良かったな……」


 血塗れになった御守をぶら下げ、童のことを想う。

 心の弱き者では、妖禍使に捕らわれ、囚われる。ゆえに、それでは旅に連れていけない。

 破魔士にできることは妖禍使を斬ることだけ――


 冬の風が冷たく吹く。

 滅びた村を跡にして、女剣客はその場を立ち去った。


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