お餅
日本のお正月で連想するもの、たくさんあると思いますが。
皆さま、お餅は好きですか?
わたくしは大好きです。
お正月のお餅といえば鏡餅です。
わたくしが幼いの頃の鏡餅はそれはそれは大きい裸のお餅で、家の中にででーんと鎮座していたというおぼろな記憶があります。
裸ですので下ろして食べる頃にはカチカチです。祖母が外側を金槌で叩いて中の方を七輪で焼いてくれたものを食べていたような気がします。
わたくしが幼稚園くらいの頃、餅つき機を購入しました。
お餅を準備するのは祖母の役目でしたので、わたくしはずっと祖母にまとわりついて見学です。
もち米を蒸らしているときからすでにワクワクしてきます。
最初はつぶつぶのもち米が器械の中でぐるぐる回転していくうちになめらかなお餅になっていくのを、じっと眺めていました。
そして、出来立てのお餅をまずは何も付けずに頬張ります。
大人たちは鏡餅用に丸くしたり、残りを四角い伸し餅にしていました。
その後みんなで、色々な味付けをして食べるのです。
Google先生で調べましたら餅つき機、今もちゃんと存在しているのですね。
小さいタイプもあるようで、ちょっと欲しく………はなりません。
片付けがとにかく大変なのです。くっつくお餅を処理するのですから。
実は娘が小さい頃にオモチャの餅つき機を買ったのですが、それはそれは大変でした。
一度使ったきり、押し入れにしまい込んであります。
娘の通っていた幼稚園では毎年、餅つき大会がありました。
バスの運転手さんが中心となり、大きな臼と杵で「ヨイショ!」と餅つきをします。
園児も先生付き添いのもと、数回杵を振らせてもらうのです。
その後、お母さん方が丸めて、砂糖じょうゆ、きな粉、あんこの味付けをして子どもたちに配ります。
わたくしもこのボランティアを一度やったのですが、よく食べる子は本当に何度もおかわりに並んで心配になるくらいでした。
子どもですから、一番人気はきな粉だったと思います。
これだけ餅好きをアピールしてきましたが、実は最近はあまり食べなくなってきています。
今年は体調不良のせいでまだお雑煮も作っていません。
と言っても、我が家のお雑煮のつゆはうどんのつゆと大差ありませんので近いうちに食べられることでしょう。
それにわたくし、鏡開きだけは毎年必ず行っています。
夫はあまりお雑煮が好きではないようですが、わたくしと娘だけは一月十一日には必ずお雑煮を食べています。
さて、今日は手軽に磯部餅でも食べましょうかね。