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編み物

 今朝のテレビで「若者に編み物が人気」という特集が流れていました。

 全国的人気だったのかはわかりませんが、わたくしが高校生の時にも編み物ブームはありました。

 所感では、冬のイベント時期、クリスマスやバレンタインデー付近に毎年流行っていたような気がするのですが。


 編み物、苦手です。

 いい加減お気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが、わたくし、全般的に女子力が低いのです。


 母は編み物が得意でした。

 子どもの頃はわたくしのベストや手袋を編んでくれましたし、祖父(母の父)へのプレゼントとしてセーターを編んだりしていました。

 そんな母ですから当然、編み物くらいできたほうがいいよ、とレース針と糸を用意して教えてくれようとしました。

 結果は、全然楽しくなくて、一枚も完成させることなく諦めました。


 中学生か高校生の頃、一度だけマフラーを編んだことがあります。

 あり得ないくらいヘタクソでした。そもそも真っ直ぐに編めないのです。

 見た人全員の失笑を買いました。

 そのとき、二度と編み物はしないと心に誓いました。

 その誓いは未だ守られています。


 こんなわたくしでも、小学校低学年の頃はマスコット作りにはまっていました。

 フエルトで動物などの小さな人形を作って自分のバッグに飾ったり、友達にプレゼントしたりするのが好きでした。

 小学校の家庭科の時間にエプロンを縫った時も、早く完成させられた上に丁寧だと先生に褒めていただけました。

 ですから手縫いは比較的得意です。


 ですが、ミシンの扱いは絶望的です。

 中学校の家庭科の時間、調理実習時に着るためのスモック作りがありました。

 我が家にはミシンがなかったので学校で仕上げるしかなかったわたくしは、家庭科室に通い期限に間に合わせようと必死でした。

 でもどうしても脇の部分が上手く縫えません。

 そんなわたくしに、美人ですが厳しくて笑わないと評判の先生が呆れて笑いながら「もういいよ。着たらわからないから。」とおっしゃいました。

 周りに居合わせた全員が先生が笑ったことに驚いていました。

 それからは先生との距離が縮まったような気がいたします。


 皆さまは編み物や縫い物、お得意ですか?


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