クリスマスツリー
先日歯医者に行ったとき、待合室で大きな、でもシンプルなクリスマスツリーを見て、やっと今年もその存在に気付きました。
わたくしの元祖クリスマスツリーは、幼い頃実家にあった一メートルにも満たない小さなツリーです。
それでも、てっぺんには星が付いていて、いくつかのオーナメントと雪に見立てた綿、色付きの電飾もちゃんと付いていました。電飾は付けていいと許可をもらったときしか点灯できませんでしたが、ピカピカ明滅するのを見ていると楽しい気持ちになりました。
そんなツリーを飾っていたのも小学校半ばまでだったと思います。
それ以降実家では、キルティングで作ったツリー型の布を飾る程度でした。
再びツリーらしいツリーがわたくしの手元に置かれたのは三十歳くらいの時です。
その年、T子先輩とディズニーリゾートに行ったのがクリスマスイベント時期でした。
当時流行していた青みがかった白のファイバーツリーがとても気に入って、五十センチほどのそれを買って帰りました。
結婚してからもしばらく飾っていましたが、間違った電池を入れて点灯しなくなってしまい、飾らなくなってしまいました。
娘が生まれてからは、百五十センチほどの大きな白いファイバーツリーを買いました。
オーナメントも色々揃えて飾りました。オーナメントではない物でも紐が付いていればなんでもぶら下げて、ツリーは重くてごちゃごちゃしていて大変そうでした。
それも、やはり娘が小学校半ばになると飾らなくなりました。
そうしてもう十年近く、我が家でクリスマスツリーは飾っていません。
今年は小さな物でも見つけて、久しぶりに家に飾りたいと思っています。