表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

47/104

死体恐怖症?

 皆さまはペットを飼っていますか?

 現在の我が家にはペットは居ません。そういえば、結婚してからペットらしいペットを飼ったこともありません。

 もちろん、娘には犬や猫を飼いたいと言われたことはありますが、様々な理由があって飼ったことがありません。


 まず、猫は飼えません。わたくしも夫も猫アレルギーですので。

 でも一番の理由は、なぜかわたくし、死骸が異常に怖いのです。


 今回これを書くにあたって、いつものごとくGoogle先生でちょっと調べてみました。

 すると、死体を怖いと感じる『死体恐怖症』なる症状があるようですが、死に関連するもの(棺、墓石、葬儀、墓地)にも恐怖を感じると書いてありました。

 わたくし、死に関連するものには全く恐怖を感じません。

 ただただ、飼っていたペットの死骸、それが小さな魚であろうとも、死骸に恐怖を感じるのです。

 もしかすると、幼少期の経験からくるものなのかもしれません。

 以前から色々書いているように、小学生までのわたくしは色々なペットというか外で捕まえて来た生き物を飼っていましたので。


 と書いていてまた思い出しました。

 金魚すくいならぬミドリガメすくいで買ったミドリガメが冬眠することを知らず、死んだと思って庭に埋めたことがありました。

 ここでまた疑問が生まれました。

 もう四十年ほど前の家ですから、室内が冬眠の条件の五度以下になることは珍しくないと考えられます。

 でも、庭に埋めることができたということは、まだ雪が積もっていなくて、土も凍り付くほどには寒くなかったということです。

 あれは本当に冬眠だったのでしょうか?もしかしたら、本当に死んでしまったのかもしれません。

 実は、冬眠すると聞いた日、土から掘り起こして見たのです。せいぜい二、三日しか経っていなかったせいか、カメの姿に変化はほとんど見られませんでした。

 その前にも、友達の家で飼っていた小鳥が死んだと言って、その子に丁寧に小箱に納められた小鳥の死骸を見せられたことがありました。その小鳥にも変化は見られなかったように思います。

 ですがそうやって死骸を見るたびに恐怖を感じるようになったような気がします。


 要するに、ペットが死んだときのことを考えると飼えないのです。ペットというものは必ず、自分より先に死を迎えることになるでしょうから。


 自分はさんざん色々な生き物を飼っておきながら、娘には付録のオジギソウくらいしか与えたことがないなんて、情操教育的にいかがなものか。

 まあ、今さら仕方がありません。

 娘には家を出て行ってから、もしくはわたくしがこの家から居なくなってから、ペットを飼ってもらおうと思います。


 月曜の朝から少々物騒なお話だったかもしれません。失礼いたしました。


 皆さま、今週も微妙以下はやり過ごしてまいりましょう。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ