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おばちゃんの昔話、ぶっちゃけどうよ?

 本日もネタに困っています。

 こうなると、若い頃の自分の体験や考えていたことを書くことがどうしても多くなります。


 しかし、です。

 例えば、どこかのおじさんの昔の武勇伝。聞いていて楽しいですか?


 おばちゃんの昔語り。

 これと同じじゃないの?

 疑問に思ってしまいました。


 そりゃ、書くからにはわたくしなりに、読んで頂いている皆さまが面白く感じるように努力はしているつもりです。

 でも実際、読んでくださっている皆さまはどう感じているのでしょう?


 まあ、そんなことを考えたところで、ここにアンケート機能が付いているわけでもありません。

 わざわざ「意見を投稿してください」なんてそんな手間、皆さまにかけさせるわけにもまいりません。

 アンケート機能といえばXですが、既に複数のアカウントを使い分けておりますので、どれかに付随させようとも思いませんし、個別に増やそうとも思いません。


 はい、堂々巡りでした。

 よってこれからも、おばちゃんの昔話は続きます。


 そうですよね。つまらないな、と感じたら読むのを止めれば良いことです。

 皆さまにはちゃんと選ぶ権利がありました。良かったです。

 でもやっぱり、ほんのり申し訳ないので、キーワードに新しく『昔話』というタグを付けました。意味があるかどうかはわかりません。


 今日の話題これだけなんかい!


 あれ、バレてしまいましたね。これこそ皆さまの時間泥棒です。

 最後に何か面白いことを用意せねばなりません。


 皆さまは、種の絶滅に手を貸したことはございますか?

 なんて書くと大袈裟ですが。

 わたくしが幼少期に住んでいた家の裏は植木屋さんで、塀の向こうに小さな双子の池がありました。

 小学校低学年の小さい子どもでも越えられる低い塀でしたので、わたくしはよく不法侵入して遊んでいました。アメンボやゲンゴロウやヤゴの居る、豊かな池でした。

 そこである日、ソーセージのように連なった透明な袋の中に黒い点々がある卵を発見したのです。カエルの卵だと思いました。

 ワクワクして家に持ち帰り、育ててみることにしました。外から何かの生き物を持ち帰るのはわたくしの日常でしたので、母をはじめ家族は何も言いません。また始まったか、と思うだけです。

 数日後、オタマジャクシが誕生しました。

 さらに数日後、頭と胴体の境目にヒゲのようなものが生え始めました。

 ここで少しおかしいと思いました。

 さらに数日後、手が生え、足が生えました。が、しっぽが短くなりません。色も真っ黒です。

 そのオタマジャクシだったものはカエル型になることはなく、そのまま大きくなり続けました。成長しきることはなく死んでしまいましたが……。

 調べてみると、それはサンショウウオでした。

 しかも生息地域といい、大きさといい、エゾサンショウウオでしょう。

 考えてみると、カエルの鳴き声なんて一度も聞いたことがありませんでした。早く気付け、自分。


 わたくし、その年に卵を取り尽くし、池から絶滅させてしまいました。

 ちなみにエゾサンショウウオは現在、北海道の希少野生生物リストの「保護に留意すべき種」に指定されているようです。

 本当に申し訳ございません。

 でもそもそも植木屋さん自体がもうありませんので、そんなに自分を責める必要もないかもしれませんけれどね。


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