老眼
老視、いわゆる老眼はある日突然やってきました。
わたくしはもともと視力が悪いせいか、五十歳になっても老眼をあまり実感していませんでした。
四十代後半からピントを合わせにくくなったとは感じていましたが、小さい文字を読むときに距離をとる必要はありませんでした。夫や同年代の職場の同僚がスマホの画面を遠ざけているのを見て笑っていたのです。ごめんなさい。
でもなんとなく見えにくさは感じていたので、昨年の春頃、眼科に行って遠近両用のコンタクトレンズのサンプルは貰っていました。
ところが、異変はよりにもよって稲葉さんのソロライブツアー直前に訪れました。
本当に急に、いつもの眼鏡やコンタクトでは近くも遠くも見えにくくなりました。それならばと遠近両用コンタクトを付けてみましたが、こちらもあまり効果はありません。
ライブまであと二日となった日、やっと眼鏡とコンタクトを新調しに眼科に行きました。検査の結果、一年前より目の状態は衰えていました。
老眼を舐めていました。新しいコンタクトが自宅に届くまで五日、眼鏡が出来るまで一週間かかると言われました。
地元の二公演とも、稲葉さんのライブには間に合いませんでした。せっかく近い座席だったのにも関わらず、貴重な稲葉さん方のご尊顔をきちんと拝めませんでした。わたくしとしたことが、一生の不覚でした。
ですが、翌月の松本さん率いるTMGのライブには間に合いました。Zeppサイコーでした!
皆さま、年齢を重ねると身体の衰えはある日突然、訪れます。
ここぞという日がある場合には、早めに準備しておくことをおすすめいたします。