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読書の秋(其の二)

 本日はわたくしの読書歴、高校以降編をお届けしたいと思います。


 高校時代は吉本ばななさんでした。『キッチン』があまりにも有名ですよね。母も読みたかったのでしょう、『TUGUMI』、『哀しい予感』、『白河夜船』までの小説とエッセイ『パイナツプリン』をハードカバーで買ってもらいました。

 しかし如何せん、全く内容を憶えていないのです……、すみません。


 村上春樹さんの『ノルウェイの森』を読んだのも高校時代だったと思います。こちらは正直「理解できない」でした。


 思い返せば、高校時代のわたくしがいちばん本から遠ざかっていました。

 通学に一時間半近くかかっていましたし、部活とバイトで忙しく、本を読む時間があまりありませんでした。図書室で借りた本も読まずに返した記憶があります。

 以上の本は全てハードカバーなので、生きているうちに読み直したいと思います。


 社会人になると再び、読書の時間ができました。

 わたくしはキーパンチャーという職種で就職しました。今の時代にはほぼ絶滅種だと思いますが、一日中ただひたすらに数字とカタカナを専用機に打ち込む仕事です。ですので学校のように、約一時間入力したら十分間の休憩、というスケジュールが組まれていました。その休憩時間に本を読むのです。目がまったく休まりませんが、皆だいたい雑誌やマンガを読んでいました。


 社会人時代のわたくしは海外作家の作品を読むことが多かったです。

 同僚にシドニィ・シェルダンの『真夜中は別の顔』を借りて読んだのがきっかけだったように思います。持ち歩きやすいように、文庫本を本屋でいつも物色していました。


 中でもわたくしがいちばんハマったのが、ディーン・R・クーンツの『ウォッチャーズ』です。物語の終盤を帰りのバスで読んでいたら止まらなくなり、そのまま夜中まで読み続け、ラストでは泣きすぎて目が腫れて翌日会社を休みました。それからクーンツ作品を読み漁りました。


 スティーブン・キングももちろん読みました。有名な作品は『シャイニング』や『IT』だと思いますが、わたくしは『クージョ』が印象的です。日本は狂犬病の発生のない国で本当に良かったと思いました。


 B’zの稲葉さんの影響で、ロバート・R・マキャモンの『スワン・ソング』も読みました。核戦争後のアメリカ大陸を生き残った人々の壮大な物語です。本も分厚く読むのが大変でしたが読みごたえはありました。この作品は母のお気に入りになりました。

 マキャモンはキング、クーンツに次ぐモダン・ホラー界の第三の男といわれたのだそうですね。知らずに三人にハマっていました。


 今も新作映画が公開される『ジュラシック・パーク』シリーズも小説から読んでいました。

 わたくし、幼い頃から恐竜が大好きなのです。もとは弟に買い与えられた本だったのでしょうが、わたくしのほうが夢中になって読んでいました。恐竜大図鑑のようなものも持っていたと思います。それらを見ては大昔に生きていたであろう恐竜に想いを馳せておりました。

 その恐竜たちが暴れ回る映画を、あのスティーブン・スピルバーグ監督が撮ったということで先行上映を観に行きました。古い映画館の二階席で観たせいか、並びに座っていた方があまりの迫力に驚いて列全体が揺れたのをはっきりと憶えています。でもわたくしは、きょうだいの男女を逆にした演出がどうにも気に入りませんでした。とはいえ、今でも新作が公開されれば必ずと言っていいほど映画館に足を運んでいます。


 職場を異動になり、結婚・出産後まではまた本から少し遠ざかっていましたが、娘が幼稚園に通うようになると少し自分の時間ができました。それからは、新聞の広告欄で見かけた面白そうな小説や、ドラマの原作本を買ってたまに読んでいました。


 ライトノベル、いわゆるラノベにハマったのはタブレットを手に入れてからだと思います。

 最初は色々な無料マンガを読んでいたのですが、『このライトノベルがすごい!』の受賞作のネット記事を目にし、この『小説家になろう』に辿り着いたのです。それからのわたくしはなろうを読み漁り、特に気に入った作品は電子版を購入する今のスタイルになりました。コミカライズも良いのですが高くつきますし、進みが遅いので小説派です。どちらにしろ、作者さんに還元するという意味でも書籍を買うのがいちばんだとわたくしは考えます。


 ちなみに今、なろうで楽しみにしている作品は『魔術師クノンは見えている』でしょうか。書籍はまだ購入していないのです。南野海風先生ごめんなさい。百日達成したら買います!


 わたくしなどの読書歴に長々とお付き合いいただきありがとうございました。

 秋の夜長、皆さまも何か読んでみてはいかがですか?


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