そうだ、小説にしよう
二〇二四年九月九日、わたくしは小説投稿サイトに今年中に小説を投稿するという目標を立てました。
この数日前に、あるVtuberさんの歌ってみた動画を拝見したのがきっかけです。
その歌声はひどく切なく、百回くらい失恋したんじゃないかというくらいわたくしの心を抉りまくり、食欲もなくなりました。実際痩せました。本当に食事が喉を通らないんです。胃がキュッとなって。
そして、独身時代の自身の恋愛を思い出しました。他人様には語れないようなろくでもない、墓場まで持っていこうと思っていたものです。でも、ペンネームを使い、フィクションにすれば曝しても良いのでは、と閃いてしまいました。
わたくしは幼い頃からとにかく読むことが好きで、小学校に上がると書くことも好きになりました。当然、小説家に憧れたこともありますが、ネタを考える時点で諦めてしまうのです。調べるのがとにかく億劫で。でも、自分の経験が元ならそのまま書けば良いと安直に考えました。
思い立ったが吉日で、すぐにプロットを考えメモしました。翌々日は仕事が休みだったので一話書き上げ、退路を断つために即投稿することに。でもわたくしが書いたのは、恋愛小説ですが不倫モノ。流行りのジャンルではありません。本当はこちらに投稿したかったのですが、わたくしの中では未だ、なろうと言えば異世界小説。さすがに躊躇し、他サイトさんに投稿しました。
初日はなぜかフォローしてくださった作家さんがお一人と、応援マークを付けてくださった方がお二人いらっしゃいましたが、翌日以降は一桁のプレビューがあるかないか程度。それでもずぶの素人にしては上出来な方ではないでしょうか。
小説の内容が内容だけに、深夜から明け方でなければ筆が乗らないのが悩みです。わたくしの本業は昼間パートで働く主婦。パートがある日は二時間弱の睡眠時間で家族に弁当を作り、出勤します。生活に支障が出まくりです。
それでも、小説の結末は決まっています。時間がかかっても最後まで書き続けます。
しかし、困ったことが。
わたくしの座右の銘は『人生は大喜利』。
自分が日々を楽しく過ごすことはもちろん、人を笑わせることも大好きなのです。真面目な文章を書き続けていると、反動からかつい面白いことも書きたくなってきてしまいます。でも、不埒な内容の小説を書いている人間が一方では暢気なエッセイを書いているなんて、読者心理として許せないのではないか。そう考え、エッセイはこちらで、別ペンネームで書かせていただくことに決めました。
こんなわたくしの文章が、どなたかに楽しんでいただければ幸いでございます。