告白
皆さま、本日無事百日目を迎えることが出来ました。
本当にありがとうございます。
記念すべき百日目にはふさわしくないかもしれませんが、本日は少し重いお話をさせていただきたいと思います。
長くもなりますので、お付き合いいただける方は読み進めてくださいませ。
実は現在、わたくしの両親は行方不明です。
昨年の十一月二十八日、父が通院していた病院スタッフの方からわたくしの携帯に連絡がありました。二日前の予約日に来院がなく、その後連絡が取れない、とのことでした。
わたくしもすぐに両親の携帯に電話しましたが、二人ともに繋がりません。
夫と実家に確認に行ったところ、両親とも自宅マンションから忽然と姿を消していました。
すぐに警察に連絡しました。
警察犬を手配していただいたり、捜索用のヘリコプターも出してくださいましたが、今日現在まで見つかっておりません。
父はうつ病でした。
三年前、わたくしの弟、父にとっては息子が、自死したことがきっかけです。
一昨年の春、両親は心中未遂しました。
幸い母はすぐに退院しましたが、父はそのまま三か月ほど精神科に入院しました。
退院後も父の体調は芳しくなく通院と服薬は続いていたのですが、昨年の夏の終わり頃から体調は再び悪化していたようです。
毎日のように通院し点滴を受けていたため入院を勧められ、十月末から再び入院しました。
入院後、父の体調は益々悪くなりました。酷い被害妄想に囚われ、病院から出られなくなると信じ込んでいました。
病院には退院を申し入れ、外泊からそのまま退院の手続きをし、次回の診察の予約をしていました。
ですが病院に行くことはありませんでした。
今回も父の状態が悪化し母が付き添ったのだと思います。
ただ、どのような状態でも見つからないのが不思議です。
車は置いたままでしたし、徒歩で移動したようでしたのでそう遠くには行けないはずです。
十一月末はまだ積雪もなく、木々は落葉し見通しは良かったのです。
わたくしが「異世界にでも飛ばされたのかも」と言うと、夫も警察の方もポカンとしていました。
アラフィフのおばちゃんから『異世界』という単語が出てくることがおかしいからか、『異世界』などと考えることがそもそもおかしいのか。
異世界ではなく、パラレルワールドと言ったほうがよかったのでしょうか。
きっとどちらでも大差ないですね。
いくら考えたところで真実はわかりません。
ですが、少なくとも母は辛い目には遭っていないようです。
いなくなったとわかった二、三日後、夢に笑顔の母が出てきました。
その姿は「心配しないで」と言っているようでした。
きっと父も一緒だと、わたくしは信じています。
両親が行方不明になったとき、チャレンジを休もうかと思いました。
正直、書くのが辛かったです。
でもここで諦めてはいけないと書き続けました。
その頃のわたくしの文章、ぶっちゃけおかしくなかったですか?
今も自分が正気なのか、あまり自信がないのです。
ともあれ本日、アラフィフおばちゃんの百日毎日投稿チャレンジは達成されました。
何度も言いますが、ここまで読んでくだった皆さま、本当にありがとうございます。
わたくしのエッセイはここで一度お休みさせていただきます。
人間が行方不明になるということは色々厄介なのです。
娘の共通テストも今週末に迫っています。
しばらく私事に専念させてくださいませ。
ですが、あまり長いことお休みしていると忘れられてしまいそうですね。
週に一度くらいは何か投稿させていただきたいと思っていますので、よろしければ今後もお付き合いくださると幸いでございます。
皆さま、次回お会いするまで、微妙以下はやり過ごして元気にお過ごしくださいね。