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メール  作者: 縄奥
18/41

18話

18話






 「今度いつ帰れる?」と、麻美が皆実と名乗る人物にメールを送ると、皆実と名乗る人物は「今の仕事が片付けば直ぐにでも帰れる」と、軽快な何かで直ぐに返信が来て麻美はその文書に心を踊らせた。そして麻美から離れたガンさんも本部と合流して皆実の生存確認に必死だった。現在警察は皆実の生存を確認すべく日夜聞き込みに汗を流していた。そして麻美のスマホに撮り付けられた機械がようやく功を奏してそのデーターは速攻で警察本部の係員に転送され皆実と名乗る人物の居場所の特定に繋がった。



警察は科捜研と協力して皆実と名乗る人物のスマホの場所を特定するために数百人規模の警察官と科捜研の研究員と共にスマホを探し回った。その間、麻美は皆実と名乗る人物とメールを楽しんで居た。警察と科捜研で発信されている電波を追って居ると皆実と名乗る人物のスマホが見つかった「ここだ!!」と、科捜研が電波を追う機械を地面に当てて大声を発した。そして科捜研の研究員の周りを大勢の警察官が囲むと、研究員の指さした場所を見てそのばに居た全員が背筋の凍る思いをした。



科捜研の研究員が指さした場所は皆実家と書かれた墓の中だったことに警察官や科捜研も背筋を凍らせた。そして墓の管理会社に墓の中を調べさせて欲しいと許可を求めたが故人の遺言で墓の中は公開出来ないと突っぱねられた。その頃、墓地に居た科捜研の研究員はアンテナの付いた装置で墓の周囲をくまなく探すと間違いなくスマホはここに埋葬されていると悟った。墓地の管理者に突っぱねられた警察の責任者は直ぐに裁判所へ部下を行かせ、墓の中を探すための許可を求めた。



だが時同じくして、墓地の管理会社の顧問弁護士が裁判所に出向いて警察の要望が違法であると指摘した上で警察の嘆願は功をそうしなかった。警察の責任者は「何故だ! 何でそこまでして墓地を守るんだ!」と、頭を抱えた。





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