14話
14話
麻美はガンさんに言われた通り二人しか知らない事をメールで応答し始めたが、皆実と名乗る人物はことごとく、それに対して答え始めていて不審な点は見当たらなかったことで逆に何一つとして答えを外さない点にガンさんは「何故だ! 何故答えが一致するんだろう! 普通なら記憶の一つや二つ間違えてもいいのに」と、嫌悪を覚えていた。
何を質問してもズバリ答えが返ってくることに麻美は「何か変… 私だって記憶が飛んでいるのに何でズバリ答えが返ってくるんだろう…」と、皆実と名乗る人物に違和感を覚えていた。そしてガンさんは麻美に「失礼ですが、二人が初めて結ばれた日を聞いて見て下さい」と、真剣な眼差しで話すと麻美は「えっ? そ… そんなこと私ですら覚えてないのに…」と、頬を桃色に染めた。
そして麻美はガンさんに言われた通り二人が結ばれた日を聞くと皆実と名乗る人物は何年の何月の何日とメールを返しよこした事に、麻美は「信じられない!?」と、ガンさんを前に真っ赤になって恥じらった。しかも皆実となのる人物はその時の二人の会話やホテルの名前から食事した時の料理まで麻美にメールで返事をしてよこした。
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