表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
メール  作者: 縄奥
13/41

13話

13話







 麻美はガンさんに「毎日、居場所を変えるのには何か事情があるのでは?」と、ガンさんにうつむき加減で落ち着いた口調で聞くと、ガンさんは「私も気になっていました。ただ時間的に無理な旅をされています…」と、声を絞った。すると麻美も「私も同じことを考えてました。秋田から九州に行ける物でしょうか…」と、ガンさんの目を見て麻美は続けた。



ガンさんは麻美に内緒で若い刑事達に「誘拐の疑いがあるから極秘で捜査しろ」と、命じた。そんなこととは知らない麻美はガンさんに言われ皆実の写真を数枚手渡し、写真は何枚もコピ―され刑事達に配られた。毎日のように応答を繰り返す麻美と皆実のことから少し離れていたガンさんは警察の元後輩の大幹部を訪ね警察を上げて皆実の行方を追うように働きかけていた。



総勢300人体制で警察は皆実の行方を追っていたが、一向に手がかりの無いまま一週間が過ぎたが麻美と皆実のメールは続いていた。そして警察は皆実の存在が妙だとも考えていた。メールなら本人でなくても打てる。そして本人に成りきる事も出来ると。するとガンさんは麻美に「奥さんと皆実さんしか知らないことをメールで話して下さい」と、笑顔だが目は鋭くなっていた。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ