表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

小説を書く初心者さま向け

小説のルビと表記の統一

作者: なるえ白夜

 ルビなんて、必要ないんじゃないの?


 え、本当に? 必要ないの???


「私は東智です」


「私はあずまもとです」


 ルビがあれば『あずま』さんなのか『ひがし』さんなのか、迷う余地はありません。

『智』が『もと』さんなど、殆どの方には読めないでしょう。


 これが当て字や造語ともなれば、調べても正解が分かりません。


 それって、読者に親切でしょうか? 名前と当て字、造語には、簡単な字を当てていようとルビは必須だと思いませんか?


 正解が作者の頭の中にしかない言葉なんです。調べても、分かるはずもない言葉なのですから。


 名前も、世代によって読みが変わります。


 例えば『翔』。『かける』と読むのが多かった世代には、かけるくんと読むのが一般的。『しょう』と読むのが多かった世代には、しょうくんと読むのが一般的。

「私はしょうって読むから、しょうって読むのが当たり前」ではないんです。


 ルビがあれば、誰にとっても正しい読み方ですんなり読めますね。


 読者目線で考えるなら、ルビを振って悩ませないの選択の一択でしょう。


 次に、表記の統一ですね。


 1、サーベルタイガー

 2、サーベル・タイガー

 3、けん

 4、剣歯(サーベル)タイガー

 5、剣歯(サーベル・)タイガー

 6、サーベルタイガー(剣歯虎)

 7、サーベル・タイガー(剣歯虎)


 同じものが登場する度、上記のように違う表現って……どうですか? それが同じページの中で、登場する度に表記が違うとなると? 地味にストレスになりませんか?


 普段は1で固定されていて、強調したい時は4で固定。あるいは、5で固定されている。

 それくらいの統一性がある方が、すっきりしませんか?


 読者さんに、ストレスなく読んでもらおう。そう思うと、ストレスなく読んで頂く作者側で可能な努力は必要ですね。


 ―終―


 おまけで『(中黒)』と、『(イコール)』の使い方。


『・』:日本語で欧名などを表記する際、名詞と名詞の間などの区切りが分かりにくい場合等に使用。(スペースの代わり)


『=』:正しい記号『マイナスハイフン』が使える機種が少ない為、日本語表現での代用。元言語に『半角-』があった際の代わり。別々のものを繋ぐ時に使用。


 現在は全て『(イコール)』を使う方向へ移行中のようです。


 例

Maria Antonia Josepha Johanna von Habsburg-Lothringen


 マリア・アントーニア・ジョゼファ・ジョアナ・フォン・ハプスブルグ=ロートリンゲン

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ