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味噌汁 婆ちゃん 終わった恋  作者: 駒城亜樹
19/19

婆ちゃん店主 エピローグ

それから5年後



ある家庭のあるリビング



ベビーベッドには可愛らしい赤ちゃんが、すやすやと眠っている。



「ふふふ。可愛いわね?寝顔が貴方に似てる」


「そうかな?閉じた目元は君に似てるよ。」



夫婦は我が子の寝姿を微笑ましく眺めている



と、「ホギャ~」

泣き出してしまった赤子



「オムツかしら?ミルクかしら?よしよし~泣かないでね~?」


「ママ、オムツ取ってこようか?」



「うん。お願いパパ。今取り替えるからね~。泣き止んでね~。



母親は父親からオムツを受け取り変え始める。



「ふふ。それにしても変わった子ね?この子は」


「え?変わった子?どうして」


「昼間は凄くグズってね。なかなか泣き止んでくれなかったんだけど、諦めて私が味噌汁を温め始めたら、きゃっきゃって笑ったのよ?」



「え?本当かい?たまたまお腹が空いてたからじゃないかい?」



「私もそう思ったんだけど、違うのよ。私がこの子をベッドに寝かして、お昼を食べていたときも味噌汁を食べ始めたら、きゃっきゃって笑うのよ。」



「じゃあ、この子は味噌汁が大好きなんじゃないか?まだ赤ちゃんなのに味噌汁が好きなんて、変わった子だな」



そんな会話をしている夫婦



「貴方は大きくなったら、味噌汁好きな女の子になるかもね~」



「そうだなー風花」


ー完ー

長々と駄文ながらのこの小説にお付き合い下さり、ありがとうございました。

どうにも僕の中では「神=元人間」の構図が常に頭に有るようで、今回もそんなニュアンスになってしまいました。

楽しんで頂けたなら幸いです。


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