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ゲームで最弱の職業やってます  作者: モズク農園
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1


〜1〜


つ、ついにこの時がきた!

やっと…やっとできる!

ピンポーン

ハッ!きた!

「こんにちはー白猫宅急便でーす」

・・・ドタドタドタ!

いつもは、普通に下りていた階段を一段飛ばしでいく

「はい!待ってました!」

やべ、思わず大声が出てしまった…

「で、ではこちらに印鑑かサインお願いします」

うん。ひかれている。

「はい」

「ありがとうございます。では、こちらどうぞ」

ドサ!

「お、重い」

帰宅部の高校生が持つにはキツイだろ、すでに腕が攣りそうだ。

ドスドスドス

「はぁ〜疲れた。さて、それはそうと準備しますか」

ガサガサと段ボールの中をあさり、ヘルメットの様なものとコードを出す。

「えーと…ここをこうして、ディスクを入れて…」

〜しばらくして〜

「よし!やりますか!」

そう言ってベッドに寝転がる。

「いざ!ゲームの世界へ!スキャン開始!」

「スキャン開始します」

キュイーン


「ようこそ、Reincarnation(リンカーネンション)の世界へ、この世界ではあなたがなりたい姿、職業で自由にプレイしていけるVRMMOです」

(え、幼女?)

「幼女ではありません」

「うおっ!びびったぁ」

幼女のようなものが俺の考えたことをいきなり口にしたのだ。

「私はこの世界のサポートAIです」

「さ、サポートね」

(…このチビが?)

「消しますよ?」

「すいません!すいません!すいません!」

今までの人生でここまで謝罪したことがあっただろうかってぐらい謝った。

「はぁ、では話を戻します」

「はい。お願いします」

ロリが説明をしだす。

「ここではまずゲームを始めるにあたって重要なアバター作成と職業、あと今は新規プレイヤー様限定で1回だけスキルガチャを回すことが可能です」

「あーなるほど」

そういや買うなら今がお得って言われたな…

「ではまずはアバター作成から始めます。髪型、輪郭、体型などお好きなものをお選びください」

よっしゃキタコレ!

〜しばらくして〜

「よし」

満足そうにそう言う。

「やっと終わりましたか」

ハァー…

え!?何、ため息!?

「あ、あの職業について説明してもらえますか?」

(やべぇ…怖いんだけど)

「チッ、はいかしこまりました」

(おい、このロリ今舌打ちしただろ!?)

「では、職業の説明をさせていただきます。こちらをご覧ください」

ウィン

「おお〜すげ〜!」

何もなかった場所に映像が映し出された。

「これが職業…!」

現実では絶対になれないであろうものばかりだ。

(やべぇ!ワクワクしてきたー!)

だが、感傷にひたっている暇はなかった。

「まだですか?」

またこいつだ…

「決めないのでしたらこちらでランダムに決めさせていただきますが」

「ちょ、ちょっと待って下さい!もう決めてますから!」

(え〜と罠はどこだ?友人に「お前、トラップとか嫌がらせ系好きだろ?そういう職業があるからそれにしたら」なんて言われたけど…)

「罠、罠、罠師?これか」

「もうよろしいですか?」

こちらの顔を見てロリがきた。

「ああ決まったよ、これになる。[罠師]」

「…よろしいのですか?」

「何が?」

「いえ、なんでもありません」

「それでは最後にスキルガチャを回して下さい」

「まってましたー!」

ポチ

ギュイーーン!

ポン

「お、でたでた」

「確認させてもらいます」

ロリが出てきた球を持つと強い光を放ち球が割れた。

「プレイヤー様のスキルですが…」

「え、何ハズレとかあんの?」

「いえ、[素材加工EX]です」

(表情が変わらなさすぎてわかんねーな)

「それはどうなん「自分で調べて下さい」

「…失礼しました。私からはお応え出来かねます」

ペコ

「ま、まぁそういう事なら仕方がないな」

「これで全行程を終わりますが、何か変更する事などございますか?」

「いや、ないよ」

「それでは、以下の条件でアバターと職業を設定いたします。ガチャで手に入れたスキルにつきましてはメッセージに付属していますのでご確認ください」

「あぁわかった、色々ありがとう」

「ふふ、それでは行ってらっしゃいませ」

(わ、笑った)

キュイーン

そして少年は新天地に足を運んだ。












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