夏風邪
白河で戦っている新選組は、白河城を奪還するため何回も出陣していたのだけど、その度に敗走をし、今は、羽太と言う場所にいる。
現代で言うと、福島県西郷村あたりだと思う。
そして土方さんは、上野戦争の時に寛永寺にいた宮家の人、輪王寺宮が会津に逃げてきて、その人に仕えている覚王院義観と言う人に会った。
この人は、寛永寺の責任者でもあり、この後、上野戦争の責任を問われ、政府軍によって江戸へ連れ戻される。
投獄され、色々と問われたのだけど、
「全部自分ひとりの責任だ」
と、罪を背負いその後亡くなる。
「で、どうでした?」
そういう人に土方さんは会ってきたのだ。
どういう人だったんだろう。
「どうって、別に何もねぇぞ」
そ、そうなのか?
「本当に何もなかったのですか?」
「何もねぇからこうやって帰ってきたんだろうが」
そうなんだけど……。
「感動したとか、そう言う事はなかったのですか?」
「なんで俺が感動しねぇといけねぇんだ? 人に会ってきただけだぞ」
それは分かっているのですが……。
「いいか? お前は俺がどこかの名所にでも観光に行ってきたようなことを言っているが、人に会ってきただけだからな」
いや、誰もそんなことは言ってないぞ。
「よし、出かけるぞ」
今日も東山温泉に行くのだろう。
土方さんは温泉療養のおかげか、良順先生の治療のおかげか、だいぶ足の傷が良くなってきている。
今はほとんど杖なしで歩いている。
ただ、まだ完全に治っていないので、杖は持って歩いている。
「準備してきますね」
そう思って立ち上がった時、めまいがして立ち上がった姿勢のまましばらく固まってしまった。
「大丈夫か?」
土方さんがあわてて私の方へきて支えてくれた。
「大丈夫です」
「お前、この前もこんなことがなかったか?」
そう言えばあったような……。
最近、夏バテなのか体もだるい。
「きっと夏負けです」
京や現代の夏より、会津の夏は涼しいのに、夏バテになるなんてたるんでいる証拠だ。
気合を入れなくちゃ。
「大丈夫です。さぁ、行きましょうっ!」
私は元気よく立ち上がった。
体はだるいけど、気合でだるさを飛ばすぞっ!
「何かあったらすぐに言えよ」
土方さんは心配そうにそう言った。
東山温泉の帰りに良順先生の診療所に寄った。
土方さんの傷を見た良順先生は、
「順調に治ってきているな」
と、満足そうに言った。
「良順先生のおかげだ」
「ところで蒼良君」
良順先生が私のことを呼んだ。
「なんですか?」
「顔色が悪いようだが……」
「大丈夫です。夏負けですよ」
「そうか。最近、暑い日が続いているからな。無理はしないほうがいい」
「いや、大丈夫です。たるんでいるから夏負けをするのです」
「たるんでいるからって、そうとも限らんだろう」
土方さんが心配そうに私を見ながらそう言った。
「夏負けも、ひどくなれば厄介だ。診察をしようか?」
良順先生はそう言ってくれたけど、
「大丈夫です」
と、私は断った。
気合で治すって決めたんだから。
「良順先生、こいつに話があったんじゃないのか?」
土方さんがそう言った。
そ、そうなのか?
「ああ、そうだった。今度、列藩同盟に加入している藩にいる医師をここに集め、銃創の処置の仕方を教えようと思っている。蒼良君にも手伝ってほしいのだが、夏負けなら無理しなくてもいい」
この前、戦で銃によって怪我をした人たちがいたのだけど、その人たちの傷が膿んでいて、とんでもないことになっていた。
それは、銃創を知らない医師が診察し、処置をしたため、その傷が膿んでしまい、どうしようもならなくなり、良順先生の所に来る人たちもいた。
それなら、医師を集めて研修みたいなことをやればどうですか?と提案したら、それはいいと言ってくれた。
「容保公が呼びかけてくれたのですね」
「話をしたら、すぐに列藩同盟に呼びかけてくれて、ここに集まることになった」
「そう言う事なら、喜んでお手伝いさせてください」
少しでも怪我で苦しむ人が減るのなら本望だ。
「お前、本当に無理するなよ」
土方さんが心配そうな顔をしているけど、大丈夫だ。
少し無理するぐらいがちょうどいい。
私が良順先生の手伝いに行く日になった。
なかなかだるさが取れないなぁ。
しかも、なんかフラフラする。
「お前、本当に顔色が悪いぞ」
土方さんが心配そうな顔をしてそう言った。
そ、そうなのか?
「大丈夫ですよ」
夏バテに負けるわけにはいかない。
「無理するなよ」
「わかりました。では行ってきます」
フラフラしながらも、私は良順先生の診療所へ向かった。
良順先生のお手伝いは、助手のような仕事だった。
良順先生がみんなに説明をし、実際にやって見せるときに、道具を出したりした。
そのせいか、周りの人たちからは良順先生のお弟子さんだと思われてしまった。
「素晴らしい先生に教わるあなたがうらやましい」
とか、
「先生に次ぐ素晴らしい医師になりなさい」
と言われてしまった。
いつもならすぐに否定をするのだけど、今日は否定する元気がなかったので、そのままにしておいた。
「蒼良君、大丈夫か? 少し休むといい。用が出来たら呼ぶから、休みなさい」
良順先生のその言葉が、ありがたかった。
「すみません。ちょっと外に出て風にあたってくれば良くなると思うので」
私がそう言うと、良順先生は
「少し診ようか?」
と、言ってくれた。
「いいですよ。それにたんなる夏負けですから」
「その夏負けも、甘く見ると大変なことになるぞ」
「でも、今は他の藩からのお医者さんが来ているから、お忙しいでしょう。私は大丈夫なので」
「そうか? とにかくゆっくり休みなさい。後で診てやろう」
そう言うと良順先生は行ってしまった。
大丈夫なんだけどなぁ。
とにかく、少し休んで、すぐに戻らないと。
私はゆっくりと外に出た。
外は日なたは暑いけど、日かげに入るととっても涼しかった。
水練水馬池と言う、日本で最初のプールと言われる場所を見ていると、涼しく感じた。
やっぱり、水があるところって涼しいと思うんだよね。
日新館に来ている子供たちが、水に入っている姿を見ると、また涼しく感じる。
「蒼良っ!」
原田さんの声が聞こえてきたので、探してみると、子供たちと一緒に水の中にいた。
「原田さん」
私は立ち上がって、水のそばに行った。
「顔色が良くないが、大丈夫か?」
みんなそう言うよなぁ。
「夏負けです」
「そうか? 水練が終わったら、栄養のある物でも食べに行こう」
原田さんが笑顔で池の中からそう言ってくれた。
食欲もあまりないのだけど、夏バテには栄養のある食べ物がいいって聞いたような……。
私は立ち上がって、ちゃんとお礼を言うために池に近づいた。
「ありがとうございます」
そう言って頭を下げた時、地球が反転したと思うぐらい、グラッと地面が動いた。
な、なにごとっ!
そう思った時はすでに遅かった。
気がついたら、池の中にいた。
どうやら池に落ちたらしい。
深さはそんなになさそうだから、立ち上がれそうだ。
「蒼良っ!」
原田さんがあわててこっちに向かってくるのが見える。
「立ち上がるのはちょっと待て」
えっ?なんでだ?
そう思っていると、原田さんは私を隠すように抱きしめてきた。
ええっ!
「着物がぬれているから、中が見えてしまうだろう」
あっ、そうか。
さらしをグルグルにまいている体が丸見えになってしまう。
「誰か、そこにある俺の着物を持ってきてくれ」
原田さんがそう言うと、子供たちが原田さんの着物を持ってくるのが見えた。
「蒼良、体が熱いが、熱があるんじゃないか?」
原田さんはそう言いながら自分の着物を私にかぶせてくれた。
熱か?
「原田さんは水の中にいるからそう感じるのですよ。私は大丈夫です」
原田さんの着物があるから、中は見えないだろう。
そう思い、自分の足で立ち上がった時、再び地面が揺れたような感じがした。
そこまでは意識があったんだけど、そこから先の意識がなかった。
気がついたら、布団の上に寝かされていた。
目がさめて、一番最初に見えたのは、土方さんと沖田さんと原田さんだった。
「土方さんが蒼良を使いすぎるから、蒼良が倒れたのですよ」
「お前こそ、こいつにわがままばかり言っていただろうが。それが原因だ」
「土方さんも、総司も、ここで言い合いしていたら蒼良が起きてしまうだろう」
そう言いながら二人の言い合いを止めていた原田さんと目があった。
「あっ、蒼良、目がさめたか?」
原田さんがそう言うと、土方さんと沖田さんも私の顔をのぞき込んできた。
「大丈夫か?」
土方さんが心配そうにそう言った。
「蒼良、どこか苦しいところとかない?」
沖田さんも心配そうにそう聞いてきた。
私、なんでここで寝ているんだ?
そうだ、良順先生のお手伝いに来ていたんだっ!
起きないとっ!
起き上がろうとしたら、原田さんに止められた。
「蒼良、水練場の中に落ちて気を失ったから、俺がここまで運んで、良順先生に診てもらったんだ」
原田さんが私に何が起こったのか説明してくれた。
「目がさめたか」
良順先生がそう言いながら入ってきた。
「蒼良君、夏負けと言っていたが、これは夏風邪だ」
そ、そうだったのかっ!
「熱があるから、無理せず休むことだ。数日休めば治るだろう。ここでゆっくり治すといい」
「ここでゆっくり?」
良順先生の説明が終わると、三人が声をそろえてそう言った。
な、なにかあるのか?
「良順先生、蒼良は宿に帰れないってことなの?」
沖田さんが良順先生に聞いた。
「熱がある人間を動かさんほうがいいだろう」
現代で言うと、入院ってやつか?
「いつまでこいつをここに置いておけばいいんだ?」
今度は土方さんが良順先生に聞いた。
「熱が下がるまでだな」
「熱ってどれぐらいで下がるんだ?」
原田さんが良順先生に聞いた。
「二、三日休めば下がるだろう」
そういった良順先生に
「そんなにかかるのか?」
と、三人が声をそろえて言った。
「風邪なんだから、それぐらいの安静は必要だろう。蒼良君がいないと何かあるのか?」
良順先生が三人に聞くと、
「いないと困るんだ」
と、三人で声をそろえて言った。
「そう言われても、病人を使うわけにはいかないだろう。休めば治るものなんだから、治るまで我慢しなさい。病人には安静が必要だ。さ、帰った、帰ったっ!」
良順先生は三人を追い出した。
追い出しちゃって、大丈夫なのか?
「蒼良君は、ゆっくり休みなさい」
追い出した後、優しい笑顔で良順先生に言われ、安心したらいつの間にか寝てしまった。
どれぐらい寝ていたのだろう。
目がさめると、沖田さんがいた。
「あ、蒼良、目がさめたね」
「沖田さん……」
良順先生に追い出されたんじゃなかったか?
「昨日、良順先生に追い出されたけど、心配だったから、朝一番で来たんだよ」
昨日と言う事は、あれから日付が変わって朝になるまで寝ていたんだ。
「具合はどう?」
少し寝たからすっきりしたけど、まだ、熱があるみたいで、体がだるい。
「蒼良、たくさん汗をかいたみたいだね」
沖田さんが私の額をさわりながら言った。
そう言われると、着物も少し汗で湿っているような……。
「新しい着物を持ってくるね」
そう言って沖田さんは部屋を出て行った。
しばらくすると、新しい着物を持った沖田さんが入ってきた。
「起きれる? 僕が手伝ってあげるよ」
そう言うと、沖田さんは私を起こしてくれた。
「体もふいたほうがいいよね」
そう言うと、沖田さんは私の着物を脱がそうとした。
ち、ちょっと待ってっ!
私は沖田さんの手をおさえた。
「蒼良、どうしたの? 一人で着替えは無理でしょう? 僕が手伝ってあげるよ」
「いや、着替えは大丈夫です」
「遠慮しなくてもいいんだよ」
いや、遠慮していないからっ!男の人に着替えさせてもらうなんて……。
「大丈夫だよ。ここに運ばれて来た時も、僕が濡れた着物を脱がせて着替えさせたんだから」
えっ、そうだったのか?
意識がなかったからわからなかったけど……。
「なにを言っているんだ」
その声と同時に良順先生が部屋に入ってきた。
「色々手伝ってもらっている女性に着替えさせたから、安心しなさい」
良順先生は私を見てそう言った。
あれ?沖田さん、言っていることが違っているぞ。
「着替えが必要なようだな」
良順先生がそう言うと、女の人が入ってきた。
「沖田君。蒼良君を着替えさせるから外に出るように。それに、蒼良君は安静が必要だから、昨日、許可が出るまでここに来るなと言ったのだが……」
そ、そうだったのか?面会謝絶ってやつか?
「ほら、注射のついでにここに来たんだよ」
「今日は注射の日じゃないがな」
良順先生にそう言われ、沖田さんは黙りこんでしまった。
それから、良順先生と一緒に沖田さんは部屋を出た。
私は女の人に手伝ってもらい、着替えてすっきりしたのだった。
私は、また寝ていたらしい。
気がついたら、夕方のオレンジ色の日差しが部屋の中に差し込んでいた。
「あ、蒼良、目がさめたか?」
今度は原田さんがのぞきこんでいた。
「日新館に来たついでに寄ったんだ。大丈夫か?」
原田さんは、日新館の子供たちに槍を教えに来ていた。
「まだ少し熱があるようだな」
原田さんが私の額をさわってそう言った。
さっきより楽になってきたけど、まだ熱があるらしい。
「蒼良の好きな大福を買ってきたが、食べれるか?」
えっ、大福っ!
食べたいっ!
コクコクとうなずくと、
「起きれるか?」
と言いながら、原田さんが私を起こしてくれた。
ちょっとフラフラするけど、昨日より落ち着いている。
「顔色は、昨日より良くなっているよ」
原田さんもそう言ってくれた。
「大福、食べれそうか?」
もちろんっ!
原田さんが大福を小さくちぎり、私に食べさせてくれた。
大福、美味しいなぁ。
しかし、一口しか食べてないのに、気持ち悪くなってきた。
ど、どうしよう?大福を食べたらいけなかったのか?
「病人に大福はだめだ」
そう言いながら良順先生が入ってきた。
そ、そうなのか?
「昨日から何も食べていないのに、いきなり大福を食べさせたら、気持ち悪くもなるだろう。大丈夫か?」
良順先生は私の背中をさすってくれた。
すると気持ち悪いのがなくなってきた。
「食べるなら、粥からだ。いくら大福が好きだからって、いきなり食べたらいかん」
はい、すみません。
「で、原田君はなんでここにいるのか?」
「いや、俺は、日新館に来たから、蒼良の様子を……」
「許可を出すまでここに来るなと言ったのだが……」
そうだ、私は面会謝絶だった。
「蒼良君に粥を持って来よう。さ、原田君、行くぞ」
原田さんは良順先生と一緒に部屋を出て行った。
それから、女の人がおかゆを持ってきてくれたので、それを食べた。
それから眠気が襲ってきたので眠った。
目がさめると昼間だった。
あれから一晩寝てしまったらしい。
「具合はどうだ?」
今度は土方さんがのぞきこんでいた。
「土方さん、ここにいると良順先生に怒られますよ」
私は面会謝絶らしいから。
「良順先生が来ないうちに帰るさ。俺は左之や総司とは違うからな」
そ、そうなのか?
「熱もだいぶ下がったな。それにしても、なんで具合が悪いのに黙ってた?」
「夏負けだと思っていたので……」
「風邪と夏負けの区別もつかなかったのか?」
す、すみません。
「俺も、お前が具合の悪いのを一番最初に気がつくべきだったな。すまなかった」
土方さんは何も悪くないのに。
その時、廊下から足跡が聞こえた。
「俺は行くぞっ!」
土方さんは縁側の方から出て行った。
それと同時に良順先生が入ってきた。
「だいぶ具合が良くなったようだな。でも、もう少し安静が必要だ。今日一日寝たら、またよくなっているだろう」
早く元気にならないと。
「昨日来た連中には、くぎを刺しておいたから、今日は来ないだろう」
いや、もう土方さんが来たのですが……。
そうか、くぎを刺していたのか。
あわただしく帰るわけだよな。
土方さんが去っていった縁側の方を見てそう思った。
この日は、土方さんが来た以外は、誰も来なかった。
いや、来たらしいのだけど、良順先生の監視が厳しくて、ここまでたどり着けなかったらしい。
そして、次の日には熱が完全に下がり、面会も可能になった。
すると三人がいっきにやってきた。
「蒼良、熱が下がったね」
沖田さんが私の額にさわると、それを原田さんが払いのけて、今度は原田さんの手が額に乗った。
「本当だ。この前よりだいぶ熱が下がっている」
原田さんがそう言うと、今度は土方さんが原田さんの手を払いのけた。
「だいぶ良くなっているな」
土方さんは嬉しそうにそう言った。
「みんなに心配をかけてしまってすみません」
私が謝ると、
「そうだよ。かわりに僕のお願い聞いてね」
と、沖田さんが言った。
「総司、何言ってんだ。お前がそんなことばかり言っているから、こいつが風邪をひくんだろうがっ!」
土方さん、それはないと思うのですが……。
「元気になったら、今度こそ大福を買ってくるから、一緒に食べよう、なんなら一緒に食べに行くか?」
「左之さんだって、蒼良に甘い物ばかり食べさせるから、蒼良が風邪を引くんだよ」
沖田さんも、それはないと思うのですが……。
「そんなことより、温泉だ。お前は温泉が好きだろう? 今度行ったときはお前も温泉につかるといい」
「土方さん、風邪が治ったばかりなのに、蒼良を連れだしたら、また風邪をひいてしまうだろう」
原田さんも、それはないと思うのですが……。
そう思っていると、三人で言い合いを始めてしまった。
「お前が悪い」
「いや、土方さんだっ!」
「総司も悪い」
「左之さんだってっ!」
これはいったいどうすればいいんだ?
「あのですね、私は大丈夫なので、みなさん静かにしましょう」
と、一応注意はしたのだけど、
「うるさいっ! 黙っていろっ!」
と、声をそろえて言った。
なんでこんな時だけ団結するの?
「騒がしいっ! 病人の前で何をやっているっ!」
そんなことをしていると、良順先生がやって来て、三人を怒った。
「これじゃあ蒼良君がまた具合悪くなるっ! 完全に治るまで、ここに来るのを禁止するっ! さぁ、出ていけっ!」
良順先生はそう言って三人を追い出したのだった。
なんかみんなに申し訳ないなぁ。
「蒼良君は、気にせずに風邪を治すことだけ考えなさい」
良順先生は優しくそう言ってくれた。
そうだね、早く風邪を治そう。
そうしたら、またみんなに会えるよね。