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プロローグ 世界を作った俺は神
俺は、世界を作った神だ。
俺は、神だから、天使を送り込んだ。
俺は、神だから、主人公に仲間を与えた。
それがいけなかった?
どれがいけなかった?
あるいは、何もいけなくなかった?
俺は、世界を作った神。
ところが俺の作った世界の主人公は、俺にとって最低の野郎だった。
神の存在を知ってなお、神の言うことを聞かない愚か者には鉄槌が下ってしかるべき。
だから、主人公たちが戦いを挑んでくるのなら、俺は戦う。
主人公とかいう、羨ましい贅沢野郎を懲らしめてやる。
世界を作った俺は神。
キサマらの命は俺が握っているんだよ。