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第6章:クライマックスバトル – 運命の一枚が世界を変える

会場の中央には巨大な戦場が設けられ、空中には無数のホログラムが輝き、戦況を映し出していた。

ユウキは息を整え、手に握るカードを見つめる。

これまでの戦いで削られた体力と精神力は限界に近い。それでも胸の奥には、戦う覚悟が燃え続けていた。


「…これが、最後の戦いだ」

アカリが隣で静かに告げる。未来予測の目が鋭く輝く。

「敵の動き、風向き、障害物の配置…すべて計算済み。あとは君の決断次第」


空間が揺れ、敵が動く。背後の影――屋上で出会ったあの敵が、ついに全力を解き放つ。

攻撃範囲と速度、カードの種類――その全てが異常な精度で迫る。

ユウキの心拍は最高潮に達するが、恐怖を力に変える覚悟を持っていた。


カードを引き、ドロウスキルを発動する。

風刃が空気を切り裂き、障害物を利用して敵の意表を突く。

アカリの未来予測と連携し、仲間たちの行動範囲も確保する。

一瞬の判断ミスが命取りになるため、心の集中は極限に達していた。


敵の攻撃がさらに激しくなる。

ユウキは体力と精神力の限界を感じながらも、心理的焦りを抑える。

「ここで逃げたら、仲間も未来も守れない…!」

恐怖と緊張が混ざり合う中、冷静に最適なカードを選び、連携を最大化する。


背後の影が笑う。

「なるほど…成長したな。だが、これで終わりではない」


その瞬間、ユウキは運命の一枚を引く。

カードが光を放ち、風と光の力が全てを包み込む。

一瞬、時間が止まったかのような静寂の中で、彼は自分の決断を心に刻む。

勝利か敗北かではない――自分自身と仲間を信じ、戦う選択をしたのだ。


光が消えた瞬間、敵は動きを止め、場は静まり返った。

仲間たちは無事で、ユウキの決断と戦略が勝利を導いた。

だが、その代償も明白だった。体力はほぼ尽き、精神力も限界に近い。

それでも、彼の瞳には確かな成長の光が宿っていた。


会場には静かな歓声が上がる。

「ユウキ…君は本当に、成長したな」

アカリが微笑む。未来予測の能力だけではなく、心理と戦略の総合力で勝利を導いた彼を讃える視線だ。


背後の影は姿を消した。

だが、その存在は完全に消えたわけではない。次なる試練が、静かにユウキたちを待ち受けている――。


ユウキは拳を握り締め、深く息を吐く。

「…僕たちは、まだ終わっていない」


仲間と共に見上げる夜空には、勝利の余韻と、次なる戦いへの決意が静かに光っていた。


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