18 《死球の歴史:偉人8人テニス地獄トーナメント》 〜そのスマッシュに、2000年の恨みが込められている〜
色んなやつに戦わせるカオスなバトルロワイヤル第18弾。
【登場人物】
カリグラ(ローマ皇帝):馬と共に参戦。ラケットは金。
ディオゲネス(古代ギリシャ哲学者):ラケットを持たず、魚の骨を使う。試合中に寝る。
アルフレッド大王:戦場帰り。テニスを剣と誤解。
プトレマイオス(天動説提唱者):自分が世界の中心だと信じてる。サーブが太陽の方向に飛ぶ。
アッティラ(フン族の王):ボールを燃やす。常に叫んでる。
始皇帝:ラケットの代わりに玉璽。ネットに万里の長城設置。
徳川家斉:子どもが控え席に50人。家族パワーで挑むが鈍足。
イットリウム(本物のホンモノ):常に逆再生、時間逆行しながら打つ。ボールが三重スピンする。
第一回戦
① カリグラ vs ディオゲネス
会場:古代ローマ遺跡コロッセオ。
審判:馬
試合開始。カリグラ、開幕から「俺が神だ!」と叫びながら馬にラケットを持たせる。
対するディオゲネス、樽に入って登場。ラケットはなし。かわりに魚の骨を握っている。
審判馬「ヒヒーン!!!!」試合開始。
・カリグラ、馬に乗ってジャンプサーブ。ロブが空中で火を噴く。
・ディオゲネス、「ボールは幻影だ」とつぶやき、ボールを避ける。アウト扱い。
スコア:0-15。
・カリグラ、馬の口にラケットを咥えさせてスマッシュ → 馬がボールを飲み込む。
・ディオゲネス「飲み込んだのか?ならば我が勝ちだ」と歩いて帰る。
勝者:ディオゲネス(強制退場により)
② アルフレッド大王 vs プトレマイオス
会場:ストーンヘンジ特設コート
審判:チェシャ猫(常に消える)
アルフレッド大王、剣を振りながら登場。「これは敵兵か?」とボールを睨む。
プトレマイオス、天球儀を手に持ち「私が宇宙の中心。ボールも私に従う」と錯乱気味。
・アルフレッド、ボールを敵と見なして剣で真っ二つ → 警告。
・プトレマイオス、ボールを太陽に例えた詩を詠み始める → 時間切れ警告。
突然、天動説に感化された観客が暴動。ストーンヘンジが崩壊。
アルフレッド、「敵の策か」と言いながら勝手に退場。
勝者:プトレマイオス(対戦者の撤退による不戦勝)
③ アッティラ vs 始皇帝
会場:万里の長城テニスコート(東西3000km)
審判:誰もいない(審判、試合開始5分で逃亡)
アッティラ、ボールに火をつける。「燃えるボールこそ真理ィィ!」
始皇帝、「このコートは私の領土。貴様は侵略者」と巨大な兵馬俑軍団を召喚。
・ボールを投げ合うのではなく、互いに矢を放ち始める。
・アッティラ、長城の一部を爆破し、ボールの代わりに炎を投げる。
30分後、会場消失。
ただし最後にボールが始皇帝の背中に命中(※ルール上、負け扱い)
勝者:アッティラ(偶然の得点により)
④ 徳川家斉 vs イットリウム(本物のホンモノ)
会場:江戸城庭園(時間軸がぐにゃぐにゃ)
審判:なし(時間逆行により消滅)
徳川家斉、控え席に50人の子どもを並べる。「交代は無限にできるからな」
イットリウム、逆再生しながら浮遊。ボールが時間逆行して戻ってくる。
・家斉のスマッシュ→0.3秒後に自分の顔に直撃。
・子ども達「お父様ー!」→50人中12人が途中で帰る。
試合中、空間が歪み、スコアがマイナスへ。
家斉「……もうええわ(チャリン)」と小判をばら撒いて棄権。
勝者:イットリウム(逆再生で強すぎる)
準決勝
① ディオゲネス vs プトレマイオス
・どちらもボールを打たない。
・観客「早く打てぇぇぇ!」
・ディオゲネス「なぜボールに従う?それこそ奴隷根性だ」
・プトレマイオス「世界は私を中心に回っているので…(自己完結)」
→ 審判困惑 → 強制サドンデス → 魚の骨がプトレマイオスの足に刺さる → 失神
勝者:ディオゲネス(毒魚骨勝利)
② アッティラ vs イットリウム
・アッティラ、イットリウムの逆再生を見て混乱。「時空の敵かぁぁ!」
・イットリウム、アッティラのサーブを5秒前に読んで打ち返す。
・ボールが同時に2方向へ飛ぶ。
→ アッティラ:錯乱 → 自ら火の中へ突っ込む →「我が魂は燃え尽きた…」
勝者:イットリウム(意味不明な現象による)
決勝戦:ディオゲネス vs イットリウム
会場:宇宙(逆重力球体コート)
・ディオゲネス、宇宙服なしで登場。「空気など甘え」
・イットリウム、同時に10ヶ所で存在。
・ディオゲネス、「宇宙とは何か」について語り出す
・イットリウム、「…」と言いながら逆回転サーブ(速度:光速)
・ボールが過去に飛び、地球誕生時に到達 → 恐竜絶滅の原因に。
→ 結果:時間の矛盾で大会そのものが未開催になる
【最終結果】
優勝:イットリウム(本物のホンモノ)
※ただし大会自体が存在していないため、優勝の記録も消滅した。
サブタイつけ始めることにします