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色んなやつに戦わせるカオスなバトルロワイヤル第13弾。
【登場キャラ(主な)】
蟹(H野):ただの蟹。だが意志は強い。
ワラジムシ(O橋):ダンゴムシじゃない。乾燥に弱い。蟹の相棒。
イットリウム(本物のホンモノのホンモノの本物):存在がバグ。概念兵器。今回のラスボス。
ナポレオン&豊臣秀吉:チビ対決。途中で脱落。
レーニン&安倍晴明:理と呪が融合した政治霊能コンビ。超強いが脱落。
ジャンヌ・ダルク&天草四郎:神聖すぎて逆に先に消される。
ネロ&聖徳太子:カオス対チート解読者。壮絶な誤解で同士討ち。
洪秀全&西郷隆盛:革命デュオ。泡にされた。
煬帝&後醍醐天皇:皇帝あるあるで喧嘩して終了。
【第一章】すべては泡から始まった
超次元トーナメント「泡・ワールド・カーニバル」が開催され、8ペアが召喚される。
ルールは一つ。「生き残れ」――ただし戦いの内容は無法。物理も呪術もOK。
蟹とワラジムシは他のペアにバカにされながらも参加。
開始10秒でナポレオンが転んでリタイア。
ジャンヌが「神が言ってる気がする」で勝手に爆発。
【第二章】歴史と粒子のバグ地獄
戦闘開始。豊臣秀吉が「わしの黄金の茶室を返せぇええ!」と発狂。
レーニンと安倍晴明は「資本主義除霊結界」で空間全体を支配するが、
蟹の泡がそれを突破。理由?泡だから。それ以上でもそれ以下でもないけど……
煬帝と後醍醐天皇が「お前の朝廷は腐っている!」と言い合いながら自滅。
ネロと聖徳太子は意見の相違で片方がローマごと消滅。
【第三章】そして残ったのは――蟹、ワラジムシ、そして…
世界に残ったのは、泡を纏う蟹と、乾燥に耐え続けるワラジムシ、
そして最後の強敵――イットリウム(本物のホンモノのホンモノの本物)。
イットリウムはあらゆるルールを無効化する「存在破壊波」を放つ。
すべてが崩れ始める中、蟹が前に出る。
【第四章】ワラジムシ、倒れる
蟹が致命的な一撃を受けそうになったその瞬間――
「蟹ィィィィ!!!」
ワラジムシが身を挺してかばい、光線を浴びて焼かれる。
蟹は泡を吹きながら叫ぶ。
「なんで俺を助けたんだよぉぉぉぉぉぉおおおおお!!!!!」
ワラジムシは、満足そうにこう言い残す。
「お前の泡には、“心”があった……それだけだ……」
そして泡となって散る。
【第五章】泡の遺志、継承
蟹は怒りと悲しみで「甲殻超進化:O橋モード」に覚醒。
全身に泡とワラジムシの意志を纏い、
オーバーソウル甲殻形態:甲泡戦神クラブ・O橋へ。
「ワラジムシの泡は、俺が守る……!!!」
超泡撃を放ち、イットリウムの存在を打ち砕く。
【エピローグ】泡は、そこにある
全てが終わった後、蟹は静かに暮らしている。
夜空を見上げれば、
泡が舞う。
その一粒に、
ワラジムシの声が――
「今日も泡、守ったな」
最終セリフ
「俺は――
ワラジムシの泡を、背負って生きる」
蟹、静かにそう呟き、泡を吐いた。
完
イットリウムだけじゃなくて蟹とワラジムシも散々こすられてるけど気にしないでください