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色んなやつに戦わせるカオスなバトルロワイヤル第10弾。
【序章:神々の茶番】
宇宙の片隅、「もうダメ星」にて──
神々の円卓会議が開かれていた。
神A「人類、そろそろ終わらせない?」
神B「うむ。てかもうTwitterでバカしかいないし」
神C「じゃあさ、こうしよう。最も意味不明な存在たちでバトルロワイヤル開催して、勝者だけ残そうぜ」
かくして、全宇宙から集められた謎すぎる存在たちが、無人島へと転送される──
【登場人物紹介】
矢部野彦麿(レッツゴー陰陽師)
踊る。叫ぶ。呪う。異次元系陰陽師。
碇シ◯ジ(エヴァンゲリオン、まだ乗ってない)
精神不安定。父親とスマホに追い詰められてる。
シオマン(最低の数学教師)
口を開けば暴言。たぶん呪われてる。
桶狭間太郎(信長にキレてるだけの農民)
現代転生しても「信長を許さない会」主催者。
谷山
闇をバスターする中二病。実力は不明。
ストロンチウム(イットリウムの親友)
放射性元素。輝きと友情が武器。
ワラジムシ(O橋)(地面の忍者)
常に沈黙。存在がもう攻撃。
沢越止(究極のヤリ◯ン)
あらゆる倫理と女性キャラを破壊する性の怪物。
【第一章:シオマン、開始3分で消される】
アナウンサー(CV:ラーメン仙人)「さぁ始まりました!地獄の選抜バトル!勝者は宇宙の主となる!」
シオマン「貴様ら……まず定義とはなにかを教えてやろう」
碇シ◯ジ「来た……最悪のタイプだ……」
桶狭間太郎「喋るな!喋るたびに殺意が湧く!!」
谷山「……ダークネスバスター」
\バゴォォォォン!!!/
シオマン、開幕5分で“全員のヘイトを集めて”集中攻撃され即死。
実況「ここまでヘイト管理が完璧な男、見たことありません!!」
【第二章:矢部野、リズムで世界を変える】
その時、草むらから音楽が流れ始める。
♪レッツゴー!陰陽師ィィィィ!!
矢部野「我こそは陰陽の極!死者も生者もテンションで動かす男ッ!!」
谷山「……黙れッ!俺の中の闇が共鳴しちまうッ!!」
矢部野、踊る。
周囲の空間が歪み、陰陽師ダンス結界が発動。
谷山「くっ……身体が勝手に……踊りたくなる……!」
\谷山、腰振り自爆/
実況「陰陽師、リズムで中二病を完全破壊!!」
【第三章:シンジと沢越、禁断の接触】
碇シ◯ジ「……もう嫌だ。何でこんな世界で戦わされるの?パパにも言ってないのに……」
沢越止「君さ、寂しいの?寄り添ってあげようか」
碇シ◯ジ「えっ……」
実況「おっとおおおお!?これは──究極のヤリ◯ンのスカウト攻撃!!」
沢越は近づくだけで甘いバニラの匂いがする。
シンジの目が潤み始めた。
碇シ◯ジ「……乗ります。エヴァに乗ります!!」
\ドゴォォォォォォン!!!/
沢越止、エヴァによる嫉妬の暴走で踏み潰される。
沢越「チッ、落とせなかったか……」
脱落。
実況「性の怪物、まさかのプラグスーツに敗北!!」
【第四章:ストロンチウムの友情論】
残るは──
矢部野彦麿
ストロンチウム(友情核爆弾)
碇シ◯ジ(覚醒済)
ワラジムシ(無言)
碇シ◯ジ「この世界、意味わかんない。でも、戦うよ」
ストロンチウム「お前、友達いないだろ?」
碇シ◯ジ「ぐっ……!」
ストロンチウムの友情ディスり攻撃が刺さる。
しかしそこへ──
カサ…カサ…(ワラジムシ登場)
ストロンチウム「……君、いいね。俺と親友になろう」
ワラジムシ「…………」
\キラァァァァン/
ワラジムシ、光る。友情覚醒。
実況「放射線と湿気が交わった時──世界が震えるッ!!」
【最終章:宇宙の頂点は誰だ】
矢部野「踊るぞ!!全宇宙をリズムで支配するぞッ!!」
\陰陽ダンス最終奥義:†レッツゴー陰陽師†/
シ◯ジ「くっ……このリズム、脳にくる……!」
だがその時、ワラジムシが静かに矢部野に這い寄る。
矢部野「なんだこの圧……!?陰陽も跳ね返されている……」
ワラジムシの湿った裏面が、矢部野の視界に入り──
矢部野「いやあああああああああ!!!」
\無念!陰陽師、虫の湿気で死亡!!/
残るは、シンジ・ストロンチウム・ワラジムシ。
ストロンチウム「もう戦いは……終わりにしよう」
碇シ◯ジ「僕たちは……友達になれるかな……?」
ワラジムシ「……(動かず)」
\友情ルート、解放!/
【エピローグ:湿気と放射線のユートピア】
世界は滅んだ。
だが、新たな文明が始まった。
放射線で全てを浄化し、湿気で全てを育む。
シ◯ジはエヴ◯を降りて、
ストロンチウムは学校を建て、
ワラジムシは校長になった。
そして、校訓はこうだった。
「喋らない・濡れすぎない・友情を忘れない」
完。