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俺の推しが幽霊になって暮らしてるんだが  作者: 髙橋ルイ
第1章:俺の推しが幽霊になって暮らしてるんだが
5/12

第5話:周囲の目線、そして少しずつ深まる関係

第5話、読んでいただきありがとうございます!

今回は、美桜との会話から、ひよりとの関係に少し変化が見られる回でした。

新しい環境と日常が進む中で、少しずつ周囲の反応や悠真の心境に変化が出てきています。


成瀬悠真なるせ ゆうま)「うぅ、今日も朝から重いな」


学校生活が始まって一週間が経ち、ようやく少し慣れてきた。

でも、まだどこかしっくりこない部分があった。

それは──


(ひより)「悠真、また今日も眠そうだね。私も一緒に寝たいなぁ」


(悠真)「お前、寝てないだろ!」


ひよりは相変わらず、見えないはずなのに、俺に無邪気に話しかけてくる。

朝、寝ぼけながら彼女と話すのが、だんだんと日常になりつつあった。


(悠真)「……まぁ、学校生活には慣れてきたけど、まだ完全には馴染めてない気がするな」


ひよりはずっと俺の部屋にいるわけではなく、たまに俺が学校に行っている間にどこかに出かけているようだったが、それでも朝の支度をしていると、ちらりと姿を見せることが多かった。



(悠真)「さて、今日も授業だな」


昼休み、いつものように美桜と一緒に昼食をとりながら、ひよりの話題を振ろうと思ったが──


(美桜)「悠真、また一人で何か喋ってるの?」


(悠真)「え?」


ふと顔を上げると、美桜が俺をじっと見つめていた。

どうやら、俺がひよりに向かって話しかけているのを見ていたようだ。


(美桜)「悠真、どうしたの? そんなにおかしいことでもあった?」


(悠真)「……いや、なんでもない。ちょっとボーッとしてた」


(美桜)「へぇ……あんた、結構独り言多いよね?」


(悠真)「え、そ、そんなことないぞ?」


内心、ちょっと焦る俺。

さすがに気づかれたかな、と思うが、美桜は特に深くは追求してこなかった。

ただ、少し不安になる。


(ひより)「悠真、もう気にしないで! だって、私、悠真だけに見えるんだから!」


(悠真)「……うん、わかってるよ」


その後、なんとか美桜と普通に話し続けることができた。

でも、やっぱり他のクラスメイトには、ひよりの存在がどうしても独り言にしか見えないという事実に、少しだけ不安を感じる。



放課後、俺はひよりと一緒に帰ろうとした。

だが、その途中で、いつも通り見かけるはずの美桜が、今日は少し様子が違った。


(美桜)「悠真、ちょっといい?」


(悠真)「ん? どうした、美桜?」


美桜が少し真剣な表情を浮かべながら、歩きながら言った。


(美桜)「最近、あんた、変だよね」


(悠真)「え?」


(美桜)「なんか、話してる時に誰もいない方向に話しかけてたりして、何か心配になってきて。前も言ったけど、一人で喋ってるの見ると、ちょっと気になる」


俺は一瞬、固まった。

美桜に気づかれたことに驚き、そして少し焦る。


(悠真)「いや、そんなことないよ。最近ちょっと眠れなくて、つい独り言が多くなっちゃっただけだよ」


(美桜)「ほんとに? でも、悠真、あんまり無理してると心配だよ」


美桜は、そう言って優しく俺を見つめる。

でも、俺にはもう言い訳する余裕もない。

実際、ひよりの存在がどれだけ普通じゃないのか、俺自身が一番わかっている。


(悠真)「……ありがとう、美桜。でも、大丈夫だから。少し休めば、すぐ治るから」


美桜は少しだけ不安そうに俺を見たが、すぐに笑顔を浮かべて言った。


(美桜)「なら、いいけど。でも、何かあったら、すぐに言ってね」


(悠真)「うん、わかってる」


その後、俺はひよりと一緒に帰り道を歩きながら、心の中で少し考えていた。

美桜が心配してくれるのは、ありがたいことだ。

でも、俺が抱えている秘密がどんどん重くなっていくような気がしてならなかった。


(ひより)「悠真、大丈夫だよ! あたしがついてるからね!」


(悠真)「……ああ、ありがとな」


俺とひよりの奇妙な同居生活は、ますます普通になりつつある。

だけど、それがどこかで大きな問題を引き起こしそうで、俺は少し不安を感じていた。


――――――――――――――――――

第5話では、ひよりとの日常が少しずつ普通になってきた一方で、美桜とのやり取りが気になる悠真の心情に焦点を当てました。

これからどんな展開が待っているのか、引き続きお楽しみください!

応援よろしくお願いします!


※この作品はAIの協力の元作成されています。

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