我ら皐月の子
寒いのか暑いのか
暑くなるのか寒いままなのか
中間管理職の四月を越え
五月がやってきた
青臭く緑濃い風
季節が変わったことに
テンションが上がる
でも自分は変わらない
ずっと
誕生日が祝われる
ただ生まれた
それだけ
そんなことが
存在理由になる
春の気候が眠気を誘う
温みのある空に
葉擦れの合唱がよく広がる
六月の気配がやってくる
この五月も終わりか
楽しかったか
苦しかったか
僕らは答えを出さない
我ら皐月の子
新緑を携え歳を重ねる
我ら皐月の子
居場所はどこかと世に尋ねる
我ら皐月の子
陽光に抱かれうたた寝す
なんとなく誕生月が同じだと性格が似るように感じるので勝手に五月生まれ代表として五月の詩を書きました。
もちろん五月生まれがみんなこの詩のようなことを思ってはいないと思いますが、もしかしたら思っているかもしれない。なんだったら他の誕生月の人が思っているかもしれません。
どうなんでしょうね。五月生まれなので答えは出しません。