私と俺のサングラス
サングラスかけたら
全部セピア
あの場所も
この場所も
古いフィルムみたい
まるでそこにあの時の二人
見えるようで切なさも
増していくよ
サングラスはずせば
全部クリア
あの場所も
この場所も
確実に時は流れて
ここにあなたはいないけど
この切なさを抱いて
また歩いていくんだろうね
サングラスかけたら
全部セピア
こんなさわやかな昼でも
カビ臭いような
あの時が蘇る
川の流れも止まるような気さえして
もう一度君に逢えたら
俺は君になんて言うだろう
君はあの時何を言おうとしたの
サングラス外せば
全部クリア
君はもういない
わかってる
このさわやかな時間に
少し白昼夢を
見たかっただけさ