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72話   始めの考え

はい、もうサブタイトルが思い付きません。

適当です。


さてそんな事は置いておいて、今回は流空が強くなる覚悟とは別で、城を出た直後の覚悟です。

何か途中から何を書いてるか、自分でも分からなくなって来ました。

ゴチャゴチャですが、お許し下さい。


お楽しみいただけると幸です。

俺達は話し合いの後、商人ギルドに行きパーティー通帳を作った。

パーティー通帳を作る時は、冒険者ギルドカードが必要だったが、他に必要な物は無かった。

因みに普通の通帳を作る時は何処のギルドでも良いので、ギルドカードを持ってくれば作れるそうだ。


冒険者ギルドカードを持って行き、パーティー通帳を作った場合はこうなる。 


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

横田 流空  17歳 

職業  カード使い

称号  超え続ける者

Lv.35


体力  239/22688 +2100(100+2000) 

魔力  199/22688 +2000

攻撃  240/22760 +2105(5+100+2000)

魔攻   239/22688 +2000

防御  240/22760 +2103(3+100+2000)

魔防  239/22688 +2000

素早さ 239/22688 +2002(2+2000)


スキル

カード制作6 カード操作5 カード開放6 複製カード2 カード実行1 必要経験値減MAX 言語理解MAX


固有スキル

インストール1 (クールタイム残量  4時間43分02秒 ステータス減少率 95%)




パーティー通帳

冒険者流空のパーティー残額

4000万ゴールド

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


冒険者ギルドカードでは残額が確認出来る。

因みに残額は魔法によって随時更新されるらしい。

お金を引き出す時は、残額が書いてあるギルドカードと本人の魔力が必要との事だったので、盗難や成りすましは無いらしい。


と言うか、そろそろパーティー名決めないと不便だな。

良いのが思い付いたら皆に相談しようかな。


俺は、尊達4人(イルミを含む)の訓練風景を「ぼー」としながら眺めつつ、そんな事を考えていた。


そう言えば俺の固有スキル『インストール』だが、いつの間にかクールタイムが6日と半日になっていた。

これは何故か考えていると、唐突にクロの顔が思い浮かんだ。

・・・もしかしてクロの『召喚術』で呼び出された『潜む者(ラカー)』のお陰か?

潜む者(ラカー)』にはステータスの補助をして貰ったからな。

多分、その影響だろう。


俺がそんな事を考えていると、尊達が家に入って行くのが見えた。

俺が『そんなに時間が経ったのか?』と思い、周りを見渡すと、空がオレンジ色に変わっていた。

軽く思考しながら訓練を何気無しに見ていたせいか、気づかない内にかなりの時間が経っていたらしい。


因みに俺は尊達の訓練を見ている間、思考はしているものの、ずっと「ぼー」としていた。

と言うか軽く思考するくらいで無いと、未だにあの感覚を思い出しそうで怖い。


俺も家に戻る為に立ち上がろうとした俺に影さした。

俺が顔を上げると、影の正体が分かった。

影の正体はウェストだった。


「少し話さないか?」


俺が顔を上げたのに合わせて、ウェストは笑みを浮かべながらそう言った。




ウェストは家の外に魔法で家の庭にテーブルと椅子を作り出した。

しかも土や木では無く、大理石(恐らく)でだ。


魔法で大理石作れるとか凄いな。

俺が椅子に座ってから、椅子とテーブルのあちこちを「ペタペタ」と触りながらそんな感想を抱いていると、ウェストが優しい笑みを浮べて言った。


「それで?何があったんだ?」


俺はウェストのこの言葉に、「ビクン」と体を反応させた。

俺はウェストの言葉で忘れかけていたあの感覚を思い出し、俯いた。


ウェストはそんな俺の様子を見て、ため息をついた。


「なあリク。お前がどんなに目にあったかは分からない。だが怯えるだけじゃ意味が無いだろ?


人間は他者が居なければ生きてはいけない。それは生活だけじゃ無い。精神面でもだ。


俺ならお前が経験した何かを取り除いてやれるかもしれない。だから話してはくれないか?それとも俺じゃ力不足か?」


俺は俯いたまま、ウェストの言葉を聞いていた。

俺はウェストの言葉、特に『人間は他者が居なければ生きてはいけない』という部分と『俺じゃ力不足か?』という部分を俯いたままではあったが、考えていた。


(ウェストが力不足?そんな事は無い。寧ろウェストなら俺が感じたあの感覚を消せると俺は考えてる程だ。だけどそれは甘え過ぎじゃないのか?俺はウェストと言う、俺よりも圧倒的に強い強者に頼っていただけじゃないのか?


いやウェストだけじゃない、レネンスだってグラニーだって俺よりも圧倒的に強者だ。それに『強者の入口』で敵対したメイドにレネンスやグラニー以外の罪系の職業持ち達と戦う時は殆どが他人任せだった。


思い出せ!!俺は城を出た時に何を考えていた?俺はあの時は例え1人でも生きてくと決意していた。


そうだ。俺は自分1人でもこの世界でも生きていくと決めたんだ。戦闘面では他人に任せても仕方無い。でも精神面まで他人に任せきりには出来無い!!それに戦闘面も他人任せなのは()()だ。今後は必ず強くなって、任せきりじゃなく協力して、どんな強者だろうと倒す!!)


俺はそう考えると、今まで怯えて怖がっていただけの感覚を忘れるのでは無く、受け入れる事が出来た気がした。

勿論今の怖いには怖いが、絶対的な恐怖では無くなった。


なので俺は目にしっかりと『皆と生きるという』意志を持って、ウェストを見た。


「ありがとうウェスト。お前と話していて、俺の何が変わった気がするよ。俺は皆に甘えるんしゃない。俺は皆と助けあって、この世界を生きてく。


だから俺に何があったかは尊達に相談するよ。正直あの感覚は怖いから、あんまり思い出したく無いけど、それじゃ前に進めないもんな」


俺がそう言い切ると、ウェストはキョトンとした。

しかし次の瞬間には、声を上げて笑った。


「ぷ、あはははははははは!!くっくっくっ、まさか今の会話でその結論に辿り着くとは。はぁ〜、流石は()()()()()()だな」


ウェストは笑いながらそう言った。

だが俺は、このウェストに違和感を感じた。

その違和感はまるで目の前に居るのはウェストでは無い全く別の人物だと、俺に伝えて来た。


俺は驚きを顕にし椅子から立ち上がりウェストから、いやウェストの格好をした誰かから距離を取った。

そして俺はウェストの格好をした誰かに問いかけた。


「お前、誰だ?ウェストはどうした?」


俺がそう問いかけると、ウェストの格好をさた誰かはテーブルに両肘を付き手の上に顎を乗せながら、酷く口元を歪めた。

ウェストの格好をした人物は俺と目が合った、その瞬間ウェストの格好をした人物から周囲に向けて、強烈な殺気が放たれた。


俺はその強烈な殺気を受けて何千、何万という死にかたを連想した。

俺はあまりの殺気に体が一切動かなくなった。


しかしウェストの格好をした人物は、何もしていないと言った風に気楽な口調で言った。


「さぁ?誰だと思う?だがその反応だと、気絶させられる前には、ステータスオール15万の()()を圧倒する()()()()()()からは何も聞いてないらしいな」


「ッ!!」


俺はこの言葉で息を飲んだ。

目の前の男ー正確には変装のせいて男か女かは判別出来無いーはステータスオール15万ー恐らくはイルミだろうーを蛆虫と言った。


そしてイルミを圧倒した片割れ、片割れが誰を差すかは正確には分からない、だが恐らくはウェストだろう。

兎に角イルミすら圧倒する化け物を、『圧倒する程度』と言った。


それはつまり目の前の人物が圧倒的強者で下手をすれば、いや下手をしなくても俺達では勝てないと遠回しに伝えているのだ。

そして、それはさっき殺気が本当の事だと証明している。


殺される。


俺はそう考えて、思わず後退った。

だが俺は後退った事で「ハッ」と気が付いた。


(こんなんじゃ、この世界に来てからと何も変わらないじゃないか!!俺はさっき何を決めた!!俺は皆と協力して、どんな強者でも倒す!!)


俺は俺自身をそう叱責し勇気を振り絞り、いや意地でウェストの変装をしてる人物を見た。

すると俺を見ていた人物は関心した様に言った。


「ほお?全力では無いとは言え、俺の殺気を受けてなお、俺の前に立てるとは凄いな。お前気に入ったぞ。お前は今日から俺の玩具だ」


目の前の人物がそう言うと、俺をある感覚が襲った。

それはさっきまで俺を放心に近い状態にしていた、『何かに脳天から操られているかのような』恐ろしい感覚と体の中の全てをグチャグチャにされて弄られる様な感覚があった。


俺はそのあまりの異質さに何も考えられずに叫んだ。 


「あ、ああ、あぁ、あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」





◇尊視点


ウェストが私達の訓練を付け終わったあと、ウェストは『リクと話す事が有るから先に家に入っておいてくれ』と言って流空の所に行った。


本当なら付いていくなり、近くに隠れて話をすくなりしたかったのだけれど、グラニーとイルミに邪魔されて断念、仕方なく家の中に入りグラニーとレネンスと一緒にリビングで休んでいた。

因みにイルミは訓練直後で疲れているだろうに、夕食の準備をしにキッチンへ向かった。


私は疲れからか何も考えない様にしたが、訓練から、いえ夢の中から何故か意識し続けている事が有る。

それは流空の事だ。

私は何故か流空が気になっていた、と言うよりも頭から離れかった。


しかもこれは今日だけの事では無い。

以前も『封印の螺旋』攻略直後2日位は、流空の事ばかりを考えていたが、今回は今日1日と昨日の夢にすら流空が出て来た。

これは何かの病気だろうか?


私はそんな事を考えてため息をついた。


「はぁ〜」 


「ミコト、そんなにリクと一緒に居たかったの?」


ため息をついた私をグラニーが呆れ顔で見ながらそう聞いてきた。

私は()()()()()一緒に居たかった訳では無いが、流空の事を考えていたので目を逸しつつ答えた。


「そ、そんな事は無いわよ?」


そんな私にグラニーは呆れた様な声で言った。


「はぁ〜。ミコト、声が上擦ってるわよ?」


私はそのグラニーの言葉に目だけでは無く、顔も逸らした。

私がグラニーから顔を逸らした時、リビングのドアが勢いよく開いた。


私は『イルミが夕食の準備関係で、一度こっちに来たにしては慌ててるわね』と思いつつ、扉の方を見た。

すると何故か焦った様な表情のウェストが立っていた。

ウェストはリビングに居るのが、私達3人だと分かると叫ぶ様に私達に質問して来た。


「お前達!!イルミとリクはどこだ!?」


私がウェストの焦りようを疑問に思い首を傾げた。

そんな私と同じ様に首を傾げたグラニーだが、ウェストの焦りようから何か大事な事が有るのかと思ったのか、ウェストの質問に答えた。 


「イルミはキッチンで夕食を作ってるわよ?リクは私達の訓練が終わった後、貴方が話が有るって庭で話してたじゃない」


「庭か!!」


ウェストは流空の場所を聞くとリビングを飛び出して行った。

私はグラニーとレネンスと顔を見合わせた後、流空の身に何か起きたのだと考えてウェストの後を追いかけた。




庭に出ると流空が倒れていた。

そしてウェストが2人居て、1人は大理石か何かの椅子に座って笑いながら倒れている流空を見ていて、もう1人は流空に近寄り流空の様態を見ているように見えた。


流空にグラニーとレネンス、私達の後から出て来たイルミが急いで近寄り何かをしていた。

だけど私は4人が流空に何をしているのかの情報が入って来なかった。


私に入って来た情報は唯一、それは目の前の椅子に座っているゴミが流空に何かをしたという事だけだった。

どうでしたか?


え?

【神の世界】でやった覚悟と同じじゃないかって?

・・・よく読んだら、今回はこの世界で生きる覚悟で、強くなる覚悟は地球に帰る覚悟なのでちょと違う、はず。

まあ同じだったら、見逃して下さい。


次の投稿は日曜日の8月2日の午後9時〜11時(基本午後10時)の予定です。


今後ですが午後11時までに投稿してなければ、その日は無しでお願いします。

その後の予定は、一応後書きで書いている、その時の投稿ペースの予定です。


ご感想、誤字、ここをこうして欲しい、こういう能力や展開、サイドストーリーやキャラが欲しい等など何でも送って頂いて大丈夫です。

送って頂いた物に関しては積極的に取り入れて行きたいと思っています。

ゆっくりと進んで行きますが応援よろしくお願いします。


すみません、忙しくて73話を書く時間が有りませんでした。

なので水曜日の投稿にします。

今後はもしかしたら週に一回の投稿になるかもしれませんが、応援頂けると幸です。

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