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70話   達成報酬支払い方法

祝77話!!

まあ100話とか150話とかの節目では無いのですが、ラッキーセブンと言う事でお読み頂いてる方!!

ありがとございます!!


今日も次回以降への布石(会話回)です。


お楽しみいただけると幸です。

俺とイルミが冒険者ギルドに向かっていると、突如としてイルミの目が青色に変わった。

そして俺がその事を指摘すると、イルミの周りにかなりの魔力が集まった。


俺はイルミの周りにかなりの魔力が集まっていた事を伝えると、イルミはキョトンとした顔で答えた。


「膨大な量の魔力?この街中でですか?」


「え?」


俺は一瞬イルミが嘘をついているのかと考えた。

しかしイルミの目と仕草を見て、俺が見た限りだと嘘では無いと判断した。


そして俺はそんなイルミを見て、顎に手を当てて考え込んだ。


(イルミのあの態度に嘘は無いだろ。それなら本当に何も知らないのか?だがイルミに集まっていた魔力は、見た感じだが一般市民ですら知覚出来る程だった筈だ。なら何故、イルミに魔力が集まっていた()()が無いんだ?


ん?待てよ?記憶?そう言えばイルミに魔力が集まる前に確か『思い出した』とか言っていたような)


俺はここまで考えた所で、イルミに記憶が戻った可能性に思い至った。

俺はイルミに聞いた。


「そう言えばイルミ。イルミはさっき『思い出した』って言ったよな?」


俺がこう質問すると、イルミは訳が分からないといった感じの顔をした。


「え?何の事ですか?」


「??」


俺はこの時、イルミと同じ様な顔になった。

俺達が頭の上に?を浮かべながら見つめ合っていると、俺の後ろから声をかけてきた人物がいた。


「お前達、こんな所で何してるんだ?」


俺は声がした方を見た。

すると俺達に声をかけてきたのが、キークスだと分かった。


「あ〜、いや何もして無いよ。大通りを通ると祀られそうだから裏道を通っていただけ」


俺はキークスの姿を確認すると、俺達が移動中なのを話した。

するとキークスは意外と鋭い事を言って来た。


「ん?そうなのか?立ち止まって何かをしていた様に見えたが」


俺はこのキークスの言葉で若干自分が焦っているのを感じた。

それは、イルミが冒険者だからだ。

まあイルミは俺達に着いてくる為に、冒険者になった様なものだったらしい(ギルド本部での出来事の為詳細は知らない)が、兎に角イルミが街中で相当量の魔力を集めた事がバレると不味い。


冒険者は理由無く街中で戦闘行為等の危険な行為を行う事が禁止されているのだ。

まあただ魔力を集めるだけなら問題にはならないだろうが、魔力の量が量なので俺は気が気ではない。


なので俺はイルミが街中でかなりの量の魔力を集めた事を隠す為に、真実と嘘を織り交ぜてキークスを誤魔化した。


「いやいや、最近ちょとした訓練を始めてな。その確認をしていたんだよ」


「ふ〜ん、そうなのか。あ、そう言えばギルドの受付嬢がお前達を探してたぞ?」


俺が誤魔化すと、何とかキークスを納得させれたのか、キークスが話題を変えた。

俺は少し「ほっ」として答えた。


「ああ、分かったよ。じゃ、またなキークス」


俺がそう答えるとキークスは笑って答えた。


「ああ、また今度な」


俺はキークスにそう言うと、イルミを連れて歩き出した。

俺はキークスに何もバレなかった事に安堵しつつも、家に戻ったらイルミの記憶や急に魔力が集まった事も話し合おうと考えながら、ギルドに向かった。




◆冒険者ギルド


俺達が冒険者ギルドに顔を出すと、冒険者ギルド内には冒険者が誰もおらず、受付もカーラさん1人しかいなかった。


俺はカーラさんがいる受付に向かいながら、1人でに呟いた。


「何で人がいないんだ?」


すると俺の呟きが聞こえたのか、カーラさんの目から色が失われた。

そしてカーラさんは、そのまま自嘲気味に言った。


「アハハ、皆お祭りに行ったんですよ。私を置いてね。わ・た・しを置いてね」


カーラさんは、「私」の部分を強調しながら何処か遠いい目をしていた。

お祭りとは、恐らく俺達が『闇の深淵』の本拠地を潰した事を祝うお祭りだろう。

って言うかまだやってるか、お祭りにしては長くないか?


俺はお祭りが何かを考えて、そのお祭りが自分達が主役(指示出し等はしていない)なのを理解した。

そしてカーラさんへの対応も考えていた。


・・・まあ、とりあえず、うん、触らぬ神に祟り無し。

と言う事で、


「カーラさん、今日の御用は何ですか?」


俺が笑顔でそう聞くと、カーラさんが「ダンッ!!」と受付を叩き繰り返した。


「皆お祭りに行ったんですよ。私を置いてね」


この時、たまたまカーラさんと目が合った。

そして、その目はある事を訴えていた。

それは、「皆が私を置いてお祭りに行ったんだから事情を聞け」と。


なので俺はあえて、そうあえてスルーした。


「カーラさん、今日の御用は何ですか?」


「皆、私1人に業務を任せてお祭りに行ったんですよ?酷いと思いませんか?


しかも、そのお祭りの主役は私がよく対応している、()()()()()()パーティーと何処かのメイドだって言うじゃ無いですか。それなら私が参加した方が良い筈なのに、ねえそう思いませんか?リクさん」


「あ、はい」


・・・何か聞かなくても、説明?いや愚痴?が始まってしまった。

しかも「何処かの4人パーティー」って俺をガン見ながらだ。


ここまで来ると俺でも分かった。

これは長くなる、つまり早く帰りたい。


(はぁ〜)




カーラさんの愚痴は30分にも及んだ。

しかも途中からは普段のギルド業務の愚痴にまで及んだのだ。

俺はカーラさんが愚痴っている時、「実はこの人酒飲んだのか?」とか思ったのだが、何故かそれがバレて、15分程経過した時からは正座を強制ながらカーラさんの話を聞く事になった。


「で、カーラさん。何の要件ですか?」


俺が足をビリビリさせながらカーラさんに聞いた。

するとカーラさんは、自分の愚痴で俺がこうなっていると理解しているのか、俺から目をそらしながら答えた。


「え〜と、ですね。SSランククラン『墜ちた旅団』への依頼料は冒険者ギルドスターン支部が立て替えているので、リクさん達に依頼料が出たら依頼料の6割はギルドに払って下さい」


なるほど、ギルドが依頼料を立て替えてくれたのか。

それは感謝しないとな。

と言うかここのギルド6000万ゴールド(日本円で6億)も立て替えれるのか凄いな。


俺がそう考えていると、カーラさんが思い出した様に言った。


「そう言えば、後半月もしたら勇者様達がこの街に来るらしいですよ!!リクさん達は勇者様方はどんな方々だと思いますか!?」


カーラさんは話題を変えようとしたのか、明るく俺に聞いて来た。

俺が考えていなかった勇者達の事を聞かれて一瞬思考停止した。


だがイルミはそんな事は無いので、あっさりとした口調で答えた。


「さあ?私は流空様達以外は、今の所興味が無いのでどうでもいいです」


「え〜?だって勇者様ですよ?もっと興味を持ちましょうよ」


カーラさんは、イルミの勇者への興味のなさ加減に眉を八の字にしながら言った。


俺はイルミとカーラさんのやり取りで少し落ち着いた。

しかし気を抜くと勇者達の悪口を言ってしまいそうなので、俺は不自然にならないように意識しながら答えた。


「さぁ?勇者様は自分達では(色んな意味で)測れない様な方々だと思いますよ」


俺が何とか不自然にならない様に答えることが出来た。

しかしカーラさんの次の言葉で顔が歪むのが、自分で分かってしまった。


「あ、リクさんもそう思います?私も何ですよ〜。なんて言ったって勇者様は本物の英雄ですからね〜。


きっと勇者様は悪を砕き正義を守る、そんな方々ですよ!!」


カーラさんがそんな事を笑顔で言った。

しかし俺は「勇者が悪を砕き正義を守る」事など無いどころか、率先して悪を行う勇者(クラスメイト)達を思い出して顔を歪めた。


カーラさんは俺の顔が歪んでるのを見て心配して来た。


「え〜と、リクさん?大丈夫ですか?ご気分が優れないのなら少し休まれた方が・・・」


俺はカーラさんのこの言葉で「ハッ」とした。

そして慌て気味に言った。


「すいません、まだ疲れが残ってたみたいで。また今度来ますね」


俺の言葉でカーラさんは納得した様に頷いた。


「なるほど、そうでしたか。お疲れの中お呼びしてすいませんでした。ゆっくり休んで下さい」


「はい、それでは」


「失礼します」


俺達はそう言ってギルドを出て、早足で家に戻った。




◆流空達の家


俺達が家に帰り着くと、丁度お昼頃で尊達の訓練が一旦休憩になった所だった。

俺はギルドで聞いた事を尊と相談したかった為、ナイスタイミングだと思い、俺の部屋に尊を呼んだ。


俺に呼ばれた尊は少しそわそわしながら、俺の部屋に入って来た。

俺は尊に座る様に勧めた。


「何も無いけど座ってくれ」


俺がそう言うと尊は窓の近くにある椅子に座った。

因みに俺の部屋にはテーブル1つと椅子2つ、ベッドと本棚しかない。


俺は尊にギルドで聞いた内容を伝えた。


「実はギルドでカーラさんから、後半月で勇者達がこの街に来るって教えて貰ったんだ」


「っ」


俺がギルドで聞いた勇者の話をすると、尊が息を飲むのが分かった。

まあ俺もこの話を聞いた時は嘘だと思いたかったし、仕方無いかな?


俺がそう考えていると、尊が目を細めて聞いて来た。


「つまり流空は私達が訓練してる時に、イルミを連れて冒険者ギルドの受付嬢と楽しくお話してたのね?」


・・・何故だろうか、部屋の温度が10℃くらい下がった気がする。

それに俺の言葉をどう湾曲すれば、そう言うと結論になるのだろうか?


いや今はそれどころでは無いと、俺の勘が告げている!!


「いやいや、ギルドにはクロ達に払う依頼料の事で話に言ったんだよ」


俺がそう言うと、尊は俺にジト目を向けて来たが、何とか納得したようでため息をついた。


「それなら仕方無いわね。と言うか『闇の深淵』の依頼料ってどこから払われるの?」


「あ」


俺は何も考えていなかった所を突かれて、間抜けな声をだした。

しかし、間抜けな声を出したせいで俺がそこの所を何も考えていなかったと、尊にバレてジト目を頂いた。


俺はそんな尊から目をそらしつつ、ギルド本部から来た依頼票なら恐らく支払い方法が乗っているだろうと、尊からスマホを受け取った。

すると丁度メールが来たので開くと、依頼票だった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

各ギルド本部より冒険者流空の冒険者パーティーへの指名依頼 【報告書】


依頼内容

コースター大陸に存在する2大組織の内の1つ『闇の深淵』の本拠地の壊滅、及び本拠地内の敵の殲滅又は捕縛


依頼結果

達成済み


達成報酬

1億ゴールド

内訳:SSランククラン『墜ちた旅団』6000万ゴールド

冒険者流空の冒険者パーティー4000万ゴールド


支払い方法

『墜ちた旅団』

冒険者ギルドスターン支部を通して、クラン通帳への振り込み(スターン支部が支払い済みの為、冒険者ギルドスターン支部への支払い)


冒険者流空の冒険者パーティー

商人ギルドにてパーティー通帳を制作の後、通帳への振り込み


注意点

依頼達成後1ヶ月以内に通帳の制作が無かった場合、冒険者流空のパーティーへの達成報酬を無効とし、『墜ちた旅団』へ6000万の振り込みのみとする

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

どうでしたか?

え?尊のキャラがブレてる?大丈夫です、仕様です。


次の投稿は日曜日の7月26日の午後9時〜11時(基本午後10時)の予定です。


今後ですが午後11時までに投稿してなければ、その日は無しでお願いします。

その後の予定は、一応後書きで書いている、その時の投稿ペースの予定です。


ご感想、誤字、ここをこうして欲しい、こういう能力や展開、サイドストーリーやキャラが欲しい等など何でも送って頂いて大丈夫です。

送って頂いた物に関しては積極的に取り入れて行きたいと思っています。

ゆっくりと進んで行きますが応援よろしくお願いします。


すいません、間に合いそうに何ので明日の投稿にします。

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