30話 感情への干渉と増幅
投稿日を前回書き忘れてすいません。
とりあえず、最低3日に1つ、何も無いときは2日に1つは出せるようにします。
二章のタイトルですが『食いしん坊の参戦』から『暴食者の参戦』に変更しました。
切りが良い所で切ったので何時もの四分の三と少し短いです。
さて今回は前半戦闘、後半会話?です。
因みに切りが良い所で切ったので次回も戦闘(続き)です。
ひとまずはこの話をお楽しみ頂けると幸いです。
「あ、ああ?なんでお前がここに居る?お前のせい、なのに。お前が、イーサを取って、それ以外にも可愛い、子を2人、も捕まえる、か、ら、俺は、・・・あ、ああ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
「「!?」」
急にクソ充(金髪イケメン)が壊れた!?
クソ充は叫びながら上を向いて顔を掻き毟っている。
しかもよく見ると掻き毟っている所からは血が出てる。
いやイケメンが壊れるのは大歓迎だが、この壊れ方はヤバイと俺の勘が告げている。
そして俺の勘は正しかったらしく、クソ充は唸りながら槍を構え魔力を可視化出来る程の密度(魔法や魔法の応用ではなく、魔力のみで構成している。魔力を可視化するにははかなり魔力が必要な為、本来は上位の魔法使いや神官などで無いと出来ない)を纏ってこっちに近づいてくる。
「ウ、ウゥ。ナンデオレガ、コンナメニ。オマエガワルイノニ。オマエガ、アノトキニ、イーサヲトルカラ」
こいつマジで何言ってんの!?
そして尊も混乱していて頭が回っていないのか見当違いな事を言ってくる。
「ちょと流空!?イーサって子を取ったの!?答えて!」
「よく考えろよ!尊達と殆ど一緒に居たのにどうやって取るんだよ!!しかもそいつとは昨日が初めてだよ!!」
何か俺も混乱している気がする。
でも確か昨日はそこまで魔力がある様には見えなかった気が?
とにかく対応をしようと武器に手をかけた瞬間、後ろから首根っこを強く引っ張られた。
「あれをまともに相手にしたらだめよ。あの状態なら魔力に触るだけでも洗脳される可能性があるわ。一旦撤退して大勢を立て直しましょ」
「撤退って何処に!?あいつが大人しく撤退させてくれるか!?」
「私達が考えている状態なら何とかなるわ。それにアレの魔力に触らずにこのダンジョンを脱出出来るかしら」
「ぐっ、分かった。一旦撤退する。どうすればいい」
「レネンスが『怠惰』を使ったら最下層まで行くわ。とりあえず次の階層までは走って」
「分かった。尊、聞こえたか?」
「何よアレ。ゴミが壊れると酷いどころか醜いわね」
俺が、尊の方を見るとクソ充に憐れみの目を向けていた。
・・・うん、聞こえてないね。
て言うか何か尊、口悪くなった?
いや、今はそれどころじゃないか。
「お〜い、尊?み・こ・と?レネンスがスキル使ったら最下層まで撤退するぞ。その時にアレの魔力にも触らないようにな」
「え!?ええ、分かったわ」
尊は、恥ずかしさからか少し顔を赤くしながら俺の指示に従った。
「じゃあ行くよ〜。『怠惰』〜」
レネンスがスキルを発動する。
レネンスがスキルを発動すると同時に俺達は走り出した。
クソ充は倒れて動けなくなり地面にうつ伏せになる様に倒れる。
しかしレネンスが加減しすぎたのか、少しは動けるようで這ってこっちに来ていた。
だがここで俺にとって(グラニーは知っていたかもしれない)は予想外の事が起こる。
それはクソ充が纏っていた魔力を触手のよりにこちらに2本伸ばしてきたのだ。
しかも魔力の移動速度は全力では無いとはいえ、俺達の走るスピードよりも早い。
狙っている(触手の直線上にいる)のは、尊のようだった。
「尊!!後ろの魔力に気をつけろ!!」
俺は尊にそう叫んだ。
しかし次の瞬間レネンスから声が飛んできた。
「違う!!狙いはリクだ!!左に飛んで!!」
俺は何も考えずに左に飛ぶ。
すると俺が飛んだ瞬間に魔力の塊が俺の横をお通り過ぎた。
「あ、危なかった」
俺が気を抜いていると、声が飛んできた。
「リク!!今はとにかく第10層まで急いで!!」
グラニーにそう言われ、我に帰ると急いで走り始める。
グラニーと尊は次の階層に繋がる階段を降りきり俺を待っている。
俺は後三分の一ほどだ。
また魔力が来るか!?と考えていたがそんな事は無く、そのまま階段を降りきり10階層に到達した。
◇ Cランクダンジョン『封印の螺旋』 最下層(第15層)
あの後は特に追撃が無く、そのまま最下層まで来る事が出来た。
因みにここに来るまでもモンスターの姿を見ていない。
俺達は、ダンジョンボスの部屋から少し離れた正規ルート(ダンジョンに入ってからボス部屋に行くまでの道順)外のルームに居る。
とりあえず俺はグラニーとレネンスを問い詰める。
「なあグラニー、レネンス。さっきのアレは何だったんだ?」
俺の問に答えたのは以外にもレネンスだった。
「アレはね〜、感情への干渉と増幅だよ〜、簡単に言えば感情の逆転かな〜。しかも〜、原因が本人の近くに無いのに近くにある〜面倒くさくて意味不明なタイプだよ〜」
「「感情への干渉と増幅?」」
俺と尊の言葉が被る。
て言うかアレが感情への干渉と増幅なのか?
壊れたようにしか見えなかったが。
「ええ。レネンスの言う通りよ。感情への干渉は、干渉されると、どれだけその物を、人を、好いていようが嫌いになるわ。因みにその逆も出来るわ。
増幅はそのままよ。嫌いなら憎いに、好きなら愛しているにできるわ。
まあメインが武器かその他の要因かは分からないけどね」
そう答えたのはグラニーだ。
とりあえず感情への干渉と増幅はヤバイな、今後は気をつけることに、ん?
メインが武器かその他の要因かは分からない?
「なあ、グラニー。メインが武器かその他の要因かは分からないってどういう事だ?」
「ああ、それは簡単よ。あそこまで急激に壊れるのは確実に何かに表層意識を干渉されてるわ。まあ深層意識も干渉出来るけどそこは置いておきましょう。
そして、本来は1つしか干渉を受け付けないの。2つ同時に干渉を受ければ強い方が優先されるわ。
干渉は魔力を通して行われるから、私やレネンスなら何処から干渉されているのか分かるわ。例えばその干渉が身につけている物からなのか、それとも何処からか別の場所から干渉されてるのか見破れるの。
でも問題はここから、今回は身につけている物からも別の場所からも干渉を受けていたのよ」
「なるほどな。それでレネンスが意味不明なタイプって言ったのか。て言うかそれって意識への干渉と増幅を2つも受けてるって事?」
「ええ、そういう事よ。因みに干渉が強ければ強い程、戦闘能力も比例して上がっていくわ」
まじか戦闘能力も上がるのかよ。
て言うか干渉を2つも受けてるなら戦闘能力はどうなるんだ?
「ねえ、干渉を2つも受けてるなら戦闘能力はどうなるの?」
俺が聞こうとしていたことを、尊が聞いてくれた。
「流石に分からないわ。でもあの様子を見るに普通よりも強化されてると思うわよ」
「それなら、戦闘能力に上限は無いのか?」
「いいえ、有るわよ。戦闘能力は、干渉された人の上限までしか上がらないわ。まあ、精神というか意識と言うか、まあ体には干渉され無いから当たり前だけどね」
なるほど、言われてみればそうだな。
でも干渉されたらあんなに変な攻撃(魔力の塊を飛ばしてくる)をするのか?
「何かリクもミコトも勘違いしてそうだから言うけど、あんなアホな戦い方をするのは干渉されたからじゃないわよ?」
なんだ、そうなのか。
て言うかアホな戦い方って、まあ魔力を垂れ流してる様な物だからそうかもしれないけど、言い方があるだろ?
いや、無いか。
だってアレ(魔力を可視化出来るまでに密度を上げる)は特に意味ないし、むしろ避けられるからしない方がいい?
「それで、あの干渉されたアホはどうすれば良いの?」
どうやらクソ充のあだ名は『アホ』で決まったらしい(俺はクソ充と呼ぶ)。
「とりあえず武器の破壊からね」
「でもアレが纏ってる魔力に迂闊に近づけないぞ?」
「それなのよね〜。レネンスのスキルは動きは封じれても魔力は封じれないし。リク、何かいい案は無い?」
そこで俺に振るか。
いい案と言われてもな、急にには出てこn、待てよ?
魔力を封じる?
それなら何とかなるか?
いや賭けの要素が大きいな
だが試してみる価値は、あるか?
俺は今思い付いた事を皆に話、ある程度検証し、了承を貰ってから、俺達はクソ充を迎え撃つ準備を始めた。
どうでしたか?
最後は次回に繋がるようにしてみました。
いや〜、それにしても感情への干渉と増幅って怖いですよね。
現実に有ったら怯えてしまします(笑)。
さてお巫山戯はここら辺で、次の投稿は2日後の4月9日の午後9時から10時予定です。
まだ出来上がってないので何とも言えませんが、次回で纏められたらと思っています(多分無理)。
ご感想、誤字、ここをこうして欲しい、こういう能力が欲しい、こういうサイドストーリーを作って欲しい等など、何でも送って頂いて大丈夫です。
送って頂いた物に関しては出来る限り答えたいと思っております。
ゆっくり進んで行きますが、応援のほどよろしくお願いします。




