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聞き込み中の後

ユイナとレディックは二人で聞き込みをした。レディックにはこう聞いて欲しいだけを伝えた


 作業効率は倍になったが、一向に臨んだ情報は入ってこなかった


「すみません、オルーラさんが手伝ってくれているのに」


「いいや僕が好きで手伝ってるんだから構わないよ。それにしてもこの照り焼きパンだっけ? すごくおいしいよ。僕の家で料理人が作ってくれた料理よりずっと」


 今レディックに渡した照り焼きパンは、昨日思ったよりも照り焼きパンが好評だったため、朝もう一度今度は大量に作りアイテムボックスの中に作り貯めておいたものをお礼として渡したのだ


「ありがとうございます」


「えッ⁉ もしかして君がこれを作ったのかい?」


 心底驚いたようにユイナと、照り焼きパンを交互に見る


「はい。料理スキルはすごく高いんです。お口にあったようでよかったです」


 アイテムボックスから出したのを悟られないようにお茶を出す。


 この世界でアイテムボックスを含む、時空魔法そのものが失われた古代魔法らしい。


 ゲームではプレイヤー全員が持ってたけど、この世界でも持っている人は世界に六人しかいないらしい


 あれ?


 今日一日後をつけてきた気配の一部が遠ざかっていく


「どうかしたのかい?」


「いえ。大丈夫です」


 別に知らせるほどのことじゃないだろうと思い、話すことを躊躇う


「それじゃあ、ここで別れようか」


「あっ、はい。今日はありがとうございました」


 空模様を見ていたレディックは、突然立ち上がって姿を消した


 そして残っていた気配が近づいてくる


 ずっとオルーラさんと離れるのを待ってたもんな。それにここ今現在人いないし


 今ユイナがいる公園には見える限り、ユイナ以外の人がいない。


 さてと、アルが帰ってくる前にかたずけますか


 アイテムボックスの中からなるべく威力も、レアリティも低い武器を相手に見えないように装備する。


 気づいていることを悟られないように公園の出口に向かう。背後の気配もだんだんユイナを囲むように広がっていく


 おかしいな、十一歳の子供一人になったのに出てこないなんて変だな? オルーラさんと一緒ならこの対応はまだわかるけど……少しこっちから聞いてみるか


 ユイナは隠蔽スキルを使って物陰に入る。突然ユイナの姿が消えてつけてきていた気配が混乱しているのが分かる


 さて、一番近い気配は……おっ、二人こっちに近づいてきてる


 その二人が横を通り過ぎようとした瞬間、近かった方の一人の口と身動きを封じて、裏路地に引きずり込む。


「声を出したら殺す、今からする質問に正しく答えろ、嘘をついたら殺す」


 暴れる相手の首元に剣を当て脅しつける。涙目で何度もうなずく


「なんで私をつけてきたの?」


「お、お前じゃねえ。あのレディックっとか言う男を捕まえろと指示されてたんだ‼」


 オルーラさんを⁉

すみません、書き起きなくなったんで

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